WordPressを非公開にする方法|サイト全体・記事別の設定と検索結果に出さない対策
はじめに
WordPressを非公開にしたい場面は、サイト公開前の準備中、記事の一時的な修正中、会員だけに見せたいページの作成、Googleなどの検索結果に出したくない場合などさまざまです。
ただし、「非公開」と一口にいっても、WordPressの標準機能で記事を非公開にする方法、パスワードをかける方法、サイト全体を検索結果に出さない方法、Basic認証で完全にアクセス制限する方法では、できることが異なります。
たとえば、WordPressの表示設定で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れても、一般ユーザーのアクセスを完全に防げるわけではありません。反対に、Basic認証をかければサイト全体を見えなくできますが、検索エンジンにも内容を見せられないため、SEO目的の公開サイトには向きません。
この記事では、WordPressを非公開にする方法を「サイト全体」「記事・固定ページごと」「検索結果に出さない対策」に分けて解説します。目的に合った設定を選べるよう、違いや注意点もあわせて確認していきましょう。
1. WordPressを非公開にしたい人の検索意図と最適な設定
WordPressを非公開にしたい理由によって、選ぶべき方法は変わります。まずは、自分がどの状態を目指しているのかを整理しましょう。
1-1. 公開前のサイトを誰にも見られたくない
制作中のWordPressサイトを外部に見られたくない場合は、サイト全体にアクセス制限をかける方法が適しています。
代表的な方法は、Basic認証やメンテナンスモード系プラグインの利用です。特に、クライアント確認前の制作サイトや、公開前のテスト環境ではBasic認証がよく使われます。
WordPressの表示設定にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」は、検索結果に出にくくするための設定であり、URLを知っている人のアクセスまでは防げません。誰にも見られたくない場合は、アクセス制限をかける必要があります。
1-2. 特定の記事・固定ページだけ非公開にしたい
一部の記事や固定ページだけを見せたくない場合は、WordPress標準の「公開状態」を変更します。
投稿編集画面で公開状態を「非公開」にすると、ログインしていない一般ユーザーには表示されなくなります。すでに公開済みの記事を一時的に隠したいときや、社内確認用の記事を管理画面内だけに残しておきたいときに便利です。
ただし、非公開記事は管理者や編集者など、権限を持つログインユーザーには表示されます。完全に全員から隠すというより、一般公開を停止する設定と考えるとわかりやすいでしょう。
1-3. 関係者だけに限定公開したい
特定の人だけにページを見せたい場合は、パスワード保護、会員制プラグイン、ログイン必須設定などが候補になります。
少人数に簡単に共有したい場合は、記事や固定ページにパスワードを設定する方法が手軽です。URLとパスワードを知っている人だけが内容を閲覧できます。
一方で、ユーザーごとに閲覧権限を分けたい場合や、会員限定コンテンツとして運用したい場合は、会員制プラグインを使ったログイン制限が向いています。
1-4. Googleなどの検索結果に出したくない
ページ自体はアクセス可能にしておきたいものの、Googleなどの検索結果には出したくない場合は、noindex設定を行います。
noindexとは、検索エンジンに対して「このページを検索結果に表示しないでください」と伝えるための設定です。SEOプラグインを使えば、記事ごとにnoindexを設定できます。
WordPress標準の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」も、サイト全体を検索結果に出したくないときに使えます。ただし、すでに検索結果に出ているページは、設定後すぐに消えるとは限りません。
1-5. リニューアル・修正中だけ一時的に非公開にしたい
サイトリニューアル中や大幅な修正中だけ一時的に非公開にしたい場合は、メンテナンスモード系プラグインが便利です。
メンテナンスモードを有効にすると、一般ユーザーには「メンテナンス中です」といった案内ページを表示し、管理者はログインした状態で通常どおりサイトを確認できます。
短期間の作業であればメンテナンスモード、公開前の制作環境や外部に一切見せたくない環境であればBasic認証を選ぶとよいでしょう。
2. WordPressの「非公開」でできること・できないこと
WordPressの非公開設定は、目的によって効果が大きく異なります。設定前に、各方法の違いを理解しておきましょう。
2-1. 「非公開」「下書き」「パスワード保護」「限定公開」の違い
WordPressには、記事の公開状態を管理するための機能があります。
「非公開」は、記事を一般ユーザーには見せず、権限を持つログインユーザーだけが閲覧できる状態です。公開済みの記事を非公開に変更すると、通常の訪問者には表示されません。
「下書き」は、まだ公開していない作成途中の記事です。下書きの状態では、一般ユーザーは閲覧できません。公開前の記事を保存しておくために使います。
「パスワード保護」は、記事や固定ページにパスワードを設定し、パスワードを知っている人だけが閲覧できる状態です。ログインユーザーでなくても、正しいパスワードを入力すれば見られます。
「限定公開」はWordPress標準の正式な公開状態ではありませんが、一般的にはURLを知っている人だけに見せる、会員だけに見せる、パスワードを知っている人だけに見せるといった意味で使われます。厳密なアクセス制限が必要な場合は、URLを共有するだけでは不十分です。
2-2. サイト全体の非公開と記事別の非公開の違い
サイト全体を非公開にする場合は、トップページ、投稿、固定ページ、カテゴリーページなど、WordPressサイト全体へのアクセスや検索エンジンへの表示を制御します。
一方、記事別の非公開は、特定の投稿や固定ページだけを一般公開しない設定です。サイト全体は公開したまま、一部のコンテンツだけを隠せます。
たとえば、企業サイト全体は公開したまま採用ページだけ一時的に非公開にしたい場合は、記事または固定ページ単位で非公開にします。公開前の新サイト全体を見せたくない場合は、サイト全体にBasic認証やメンテナンスモードを設定します。
2-3. 検索結果に出さない設定と完全なアクセス制限の違い
検索結果に出さない設定と、ページを見られないようにする設定は別物です。
noindexを設定すると、検索エンジンに対して検索結果に表示しないよう指示できます。しかし、ページ自体が公開されていれば、URLを知っている人はアクセスできます。
一方、Basic認証やログイン必須設定は、ページを見る前に認証を求めるため、アクセスそのものを制限できます。
「検索結果に出したくない」だけならnoindex、「URLを知っていても見られたくない」ならBasic認証やログイン制限を使いましょう。
2-4. 目的別に選ぶべき非公開方法
目的別に見ると、以下のように選ぶと失敗しにくくなります。
公開前のサイトを外部に見せたくない場合は、Basic認証が安全です。検索エンジンにもユーザーにも見せたくないため、サイト全体に認証をかけます。
一時的なメンテナンスやリニューアル中の案内を出したい場合は、メンテナンスモード系プラグインが便利です。
特定の記事だけを隠したい場合は、WordPress標準の非公開設定を使います。
特定の人にだけ見せたい場合は、パスワード保護や会員制プラグインを使います。
検索結果に出したくない場合は、noindex設定を行います。
3. WordPressサイト全体を非公開にする方法
WordPressサイト全体を非公開にするには、目的に応じて複数の方法があります。ここでは代表的な設定を順番に解説します。
3-1. 表示設定で検索エンジンにインデックスさせない
WordPressには、検索エンジンにサイトをインデックスさせないための標準機能があります。
管理画面にログインし、「設定」から「表示設定」を開きます。画面内にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れ、「変更を保存」をクリックします。
この設定を有効にすると、検索エンジンに対してサイトを検索結果に登録しないよう伝える設定が出力されます。
ただし、この方法はアクセス制限ではありません。URLを知っている人はページを閲覧できます。また、検索エンジンが必ず従うとは限らず、すでに検索結果に表示されているページがすぐに消えるわけでもありません。
公開前のサイトを誰にも見られたくない場合は、この設定だけでなくBasic認証などを併用しましょう。
3-2. メンテナンスモード系プラグインで一時的に非公開にする
リニューアル中や修正中に一時的にサイトを見せたくない場合は、メンテナンスモード系プラグインが便利です。
プラグインを導入すると、一般ユーザーにはメンテナンス中の案内ページを表示し、管理者はログイン状態でサイトを確認できます。
代表的な使い方は、プラグインをインストールして有効化し、メンテナンスモードをオンにするだけです。案内文、公開予定日、問い合わせ先、背景画像などを設定できるプラグインもあります。
一時的な作業であれば便利ですが、長期間サイトを非公開にすると、検索エンジンの評価やユーザー体験に影響する可能性があります。作業が終わったら、メンテナンスモードを解除し忘れないようにしましょう。
3-3. Basic認証でサイト全体にアクセス制限をかける
WordPressサイト全体を確実に見られないようにしたい場合は、Basic認証が有効です。
Basic認証とは、サイトにアクセスしたときにユーザー名とパスワードの入力を求める仕組みです。認証情報を知らない人はサイトを閲覧できません。
レンタルサーバーによっては、管理画面からBasic認証を設定できます。サーバーの機能で対象ディレクトリを選び、ユーザー名とパスワードを設定すれば、WordPress全体に認証をかけられます。
サーバーに機能がない場合は、.htaccessや.htpasswdを使って設定する方法もあります。ただし、記述ミスをするとサイトが表示されなくなることがあるため、慣れていない場合はサーバーの管理画面やサポート情報を確認しながら行いましょう。
制作中のサイト、テスト環境、社外秘の確認サイトには、Basic認証が適しています。
3-4. 会員制・ログイン必須サイトとして非公開にする
サイト全体を会員だけに見せたい場合は、会員制プラグインやログイン制限プラグインを利用します。
会員制サイトでは、ユーザー登録、ログイン、会員ランク、閲覧権限などを管理できます。無料会員と有料会員で見られるページを分けたり、特定のカテゴリーだけを会員限定にしたりすることも可能です。
単純に「ログインしている人だけ見られるサイト」にしたい場合は、ログイン必須化プラグインを使う方法もあります。
ただし、会員制サイトは運用ルールが重要です。ユーザー登録の方法、退会処理、パスワード管理、個人情報の取り扱い、決済機能の有無などもあわせて検討しましょう。
3-5. サイト全体を非公開にするときの注意点
サイト全体を非公開にする前に、目的と影響範囲を確認しておく必要があります。
まず、検索エンジンに出したくないだけなのか、ユーザーのアクセス自体を防ぎたいのかを明確にしましょう。目的を間違えると、設定しても期待した効果が得られません。
次に、管理者や関係者がサイトを確認できる状態になっているか確認します。Basic認証を設定した場合は、確認者にユーザー名とパスワードを共有する必要があります。
また、公開中のサイトを長期間非公開にすると、アクセス数や検索順位に影響する可能性があります。特にビジネスサイトや集客用ブログでは、非公開期間をできるだけ短くすることが大切です。
4. WordPressの記事・固定ページを個別に非公開にする方法
サイト全体ではなく、特定の記事や固定ページだけを非公開にしたい場合は、WordPressの投稿編集画面から設定できます。
4-1. 投稿編集画面から記事を非公開にする手順
WordPress管理画面にログインし、「投稿」から非公開にしたい記事を開きます。
ブロックエディターの場合、右側の設定パネルにある「投稿」タブを開き、「公開状態」を確認します。公開状態が「公開」になっている場合はクリックし、「非公開」を選択します。
その後、「更新」をクリックすると、その記事は一般ユーザーから見えなくなります。
非公開にした記事は、管理画面の記事一覧では「非公開」と表示されます。ログインしていない状態でアクセスすると、通常はページが表示されません。
4-2. 固定ページを非公開にする手順
固定ページも投稿と同じように非公開にできます。
管理画面の「固定ページ」から対象ページを開き、右側の設定パネルで「公開状態」を「非公開」に変更します。その後、「更新」をクリックします。
会社概要、お問い合わせ、採用情報、サービスページなどを一時的に見せたくない場合に利用できます。
ただし、メニューに非公開ページへのリンクが残っている場合、訪問者がクリックしてもページは見られませんが、導線としては不自然になります。必要に応じて、ナビゲーションメニューや内部リンクも見直しましょう。
4-3. クイック編集で非公開にする手順
記事一覧画面から素早く非公開にすることもできます。
管理画面の「投稿」または「固定ページ」を開き、対象記事にカーソルを合わせて「クイック編集」をクリックします。
表示された編集項目の中にある「非公開」にチェックを入れ、「更新」をクリックします。
編集画面を開かずに変更できるため、複数の記事を確認しながら非公開にしたいときに便利です。
4-4. 複数の記事を一括で非公開にする方法
複数の記事をまとめて非公開にしたい場合は、一括編集を使います。
投稿一覧画面で非公開にしたい記事にチェックを入れ、上部の一括操作メニューから「編集」を選択して「適用」をクリックします。
一括編集パネルが表示されたら、ステータスを「非公開」に変更し、「更新」をクリックします。
大量の記事を整理したいときや、古い記事をまとめて一時的に非表示にしたいときに便利です。ただし、誤って重要な記事まで非公開にしないよう、対象記事をよく確認してから実行しましょう。
4-5. 非公開記事を再び公開する方法
非公開にした記事を再び公開するには、対象記事の編集画面を開き、公開状態を「公開」に戻して「更新」をクリックします。
クイック編集から変更する場合は、記事一覧で「クイック編集」を開き、「非公開」のチェックを外して更新します。
一度非公開にしていた記事を再公開する場合、検索エンジンのクロールや検索結果への反映には時間がかかることがあります。重要な記事を再公開した場合は、サイトマップの送信や内部リンクの確認も行いましょう。
5. パスワード保護で特定の人だけに見せる方法
特定の人だけに記事や固定ページを見せたい場合は、パスワード保護が手軽です。
5-1. パスワード保護と非公開の違い
非公開は、権限を持つログインユーザーだけが閲覧できる状態です。一般ユーザーは、URLを知っていても閲覧できません。
一方、パスワード保護は、ログインしていない人でもパスワードを入力すれば閲覧できます。関係者や顧客に一時的にページを共有したい場合に便利です。
たとえば、提案資料、限定キャンペーン、確認用ページ、参加者向け案内などを共有する場合は、パスワード保護が向いています。
ただし、パスワードを知っている人が他の人に共有すれば、その人も閲覧できます。厳密な本人確認やユーザーごとの制限には向いていません。
5-2. 記事・固定ページにパスワードを設定する手順
WordPress管理画面で、パスワード保護したい投稿または固定ページを開きます。
右側の設定パネルにある「公開状態」をクリックし、「パスワード保護」を選択します。表示された入力欄に任意のパスワードを入力し、「更新」をクリックします。
これで、ページにアクセスしたユーザーにはパスワード入力画面が表示されます。正しいパスワードを入力すると、本文を閲覧できます。
パスワードは簡単すぎるものを避け、関係者以外に共有されないよう管理しましょう。
5-3. パスワード保護ページが検索結果に出る可能性
パスワード保護を設定しても、ページのタイトルやURLが検索結果に表示される可能性があります。
本文の中身はパスワードで保護されますが、検索エンジンがページの存在を認識している場合、タイトルや抜粋の一部が検索結果に残ることがあります。
検索結果にも出したくない場合は、パスワード保護だけでなくnoindexを設定しましょう。機密性が高い情報を扱う場合は、パスワード保護よりもBasic認証やログイン制限の方が安全です。
5-4. パスワード保護を使うべきケース・避けるべきケース
パスワード保護を使うべきケースは、簡易的な限定共有です。
たとえば、イベント参加者向けの案内、クライアント確認用のページ、社内向けの一時的な資料共有などには向いています。
一方で、個人情報、契約情報、有料会員限定コンテンツ、社外秘資料など、厳密な管理が必要な情報には向きません。このような場合は、ユーザーごとにログイン権限を管理できる仕組みや、Basic認証などを検討しましょう。
6. WordPressを検索結果に出さないためのSEO対策
WordPressを非公開にする目的が「検索結果に出したくない」ことであれば、SEO上はnoindexの理解が重要です。
6-1. noindexを設定して検索結果から除外する
noindexとは、検索エンジンに対してページを検索結果に表示しないよう伝える設定です。
ページ自体は公開したまま、Googleなどの検索結果から除外したい場合に使います。
たとえば、サンクスページ、重複コンテンツ、社内向けの案内ページ、キャンペーン終了後のページ、低品質な記事などは、noindexの対象になることがあります。
ただし、noindexを設定しても即座に検索結果から消えるわけではありません。検索エンジンが再クロールし、設定を確認した後に反映されます。
6-2. WordPress標準の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」の使い方
サイト全体を検索結果に出したくない場合は、WordPress標準の表示設定を使います。
管理画面の「設定」から「表示設定」を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れて保存します。
この設定は、公開前のサイトやテストサイトでよく使われます。
ただし、本番公開後にチェックを外し忘れると、検索エンジンに登録されにくくなり、SEOに大きな影響が出る可能性があります。公開時には必ず設定を確認しましょう。
6-3. SEOプラグインで記事別にnoindexを設定する
特定の記事や固定ページだけを検索結果に出したくない場合は、SEOプラグインを使うと便利です。
多くのSEOプラグインでは、記事編集画面からページごとにnoindexを設定できます。サイト全体ではなく、特定のページだけを検索結果から除外したいときに使います。
たとえば、お問い合わせ完了ページ、資料請求完了ページ、広告用ランディングページ、重複しやすいタグページなどは、個別にnoindexを設定することがあります。
設定後は、対象ページのソースコードやSEOプラグインの設定画面で、noindexが反映されているか確認しましょう。
6-4. robots.txtだけでは検索結果から完全に消せない理由
robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して、特定のページやディレクトリをクロールしないよう伝えるファイルです。
ただし、robots.txtでクロールをブロックしても、検索結果から完全に消せるとは限りません。外部サイトからリンクされている場合など、検索エンジンがURLの存在を認識して、内容なしで検索結果に表示する可能性があります。
また、robots.txtでブロックしているページにnoindexを設定しても、検索エンジンがページをクロールできなければnoindexを確認できません。
検索結果から除外したい場合は、基本的にnoindexを使い、必要に応じて削除リクエストなども組み合わせます。
6-5. すでに検索結果に出ているページを削除・非表示にする手順
すでにGoogleの検索結果に表示されているページを非表示にしたい場合は、まず対象ページにnoindexを設定します。
次に、Google Search Consoleを使ってURLの削除リクエストを行う方法があります。削除リクエストは一時的な非表示に使われるため、恒久的に検索結果から除外したい場合は、noindexやページ削除などの対応も必要です。
ページ自体を完全に削除する場合は、不要なページを削除し、必要に応じて404または410の状態にします。似た内容の代替ページがある場合は、適切なリダイレクトを設定することも検討しましょう。
検索結果に残っている古い情報を消したい場合は、ページの状態、noindexの有無、Search Consoleでのインデックス状況を確認することが大切です。
7. WordPressの非公開設定でよくある失敗と対処法
WordPressを非公開にしたつもりでも、思ったように反映されないことがあります。よくある原因を確認しておきましょう。
7-1. 非公開にしたのに自分には表示される理由
記事を非公開にしたのに自分には表示される場合、多くはWordPressにログインしていることが原因です。
管理者や編集者などの権限を持つユーザーは、非公開記事を閲覧できます。そのため、自分のブラウザで見ると表示されていても、一般ユーザーには表示されていないことがあります。
確認するときは、ログアウトするか、別ブラウザやシークレットモードでアクセスしてみましょう。
7-2. 非公開記事が検索結果に残っているときの対処法
記事を非公開にしても、検索結果からすぐに消えるとは限りません。検索エンジンの反映には時間がかかります。
まず、対象ページが本当に非公開またはnoindexになっているか確認します。そのうえで、Google Search Consoleからインデックス状況を確認し、必要に応じて削除リクエストを行います。
検索結果にタイトルやURLだけが残っている場合もあります。重要なのは、ページの現在の状態と検索エンジン側の反映状況を分けて考えることです。
7-3. 画像やPDFだけが見えてしまう原因
WordPressの記事を非公開にしても、画像やPDFなどのメディアファイルが直接見えてしまうことがあります。
これは、記事本文が非公開になっても、アップロードされたファイルのURL自体が公開状態のままになっている場合があるためです。画像やPDFのURLを知っている人は、直接アクセスできる可能性があります。
機密性の高い資料を扱う場合は、メディアファイルの公開状態も確認しましょう。必要に応じて、ファイル自体を削除する、アクセス制限をかける、会員制プラグインで保護するなどの対策が必要です。
7-4. SNSや外部リンクからアクセスされる場合の対策
過去にSNSで共有されたページや、外部サイトからリンクされているページは、検索結果以外からアクセスされる可能性があります。
検索結果に出さない設定をしていても、URLを知っている人が直接アクセスできる状態であれば、ページは閲覧される可能性があります。
外部からのアクセスも防ぎたい場合は、noindexだけでなく、非公開設定、パスワード保護、Basic認証、ログイン制限などを検討しましょう。
7-5. キャッシュが原因で非公開が反映されないときの対処法
WordPressのキャッシュプラグイン、サーバーキャッシュ、CDNキャッシュ、ブラウザキャッシュが原因で、非公開設定がすぐに反映されないことがあります。
設定を変更したのに古いページが表示される場合は、キャッシュを削除してから再確認しましょう。
キャッシュプラグインを使っている場合は、プラグインの管理画面からキャッシュをクリアします。サーバーやCDNを利用している場合は、それぞれの管理画面からキャッシュ削除を行います。
確認時は、ログアウト状態やシークレットモードで見ることも大切です。
8. 非公開にするときに確認すべきチェックリスト
WordPressを非公開にする前後には、設定漏れがないかチェックしましょう。
8-1. 誰に見せたくないのかを明確にする
まず、誰に見せたくないのかを明確にします。
一般ユーザーに見せたくないのか、検索エンジンに出したくないのか、関係者以外に見せたくないのか、管理者以外には見せたくないのかによって、選ぶ設定は変わります。
検索結果に出したくないだけならnoindex、URLを知っている人にも見せたくないならアクセス制限が必要です。
8-2. 検索結果に出したくないページを確認する
検索結果に出したくないページがある場合は、対象ページをリストアップしましょう。
投稿、固定ページ、カテゴリーページ、タグページ、著者ページ、添付ファイルページなども確認対象です。
記事だけをnoindexにしても、カテゴリーページやタグページから情報が見える場合があります。サイト全体の構造を確認しながら対応しましょう。
8-3. 管理者・編集者・閲覧者の権限を確認する
WordPressでは、ユーザー権限によって見える範囲が異なります。
管理者、編集者、投稿者、寄稿者、購読者など、どの権限のユーザーが非公開記事を見られるのかを確認しましょう。
複数人でサイトを運営している場合は、不要な権限を与えていないか見直すことも大切です。退職者や外部パートナーのアカウントが残っている場合は、削除または権限変更を行いましょう。
8-4. 画像・添付ファイル・カテゴリーページも確認する
非公開にしたい情報が、記事本文以外に残っていないか確認します。
画像、PDF、動画、カテゴリーページ、タグページ、検索結果ページ、RSSフィード、サイトマップなどに情報が残っている場合があります。
特にPDF資料や画像内に機密情報が含まれている場合は、記事を非公開にするだけでは不十分です。ファイルのURLに直接アクセスできないか確認しましょう。
8-5. 公開前に別ブラウザやシークレットモードで確認する
非公開設定後は、必ずログアウト状態で確認しましょう。
普段使っているブラウザでは管理者としてログインしているため、非公開記事が見えてしまうことがあります。
別ブラウザ、シークレットモード、スマートフォン回線などを使って、一般ユーザーと同じ条件で確認すると安心です。
9. WordPressの非公開設定に関するよくある質問
最後に、WordPressの非公開設定でよくある疑問に答えます。
9-1. WordPressを完全に非公開にするにはどの方法が安全?
WordPressサイト全体を完全に非公開にしたい場合は、Basic認証が安全です。
WordPressの表示設定やnoindexは、検索結果に出さないための設定であり、アクセス自体を防ぐものではありません。
URLを知っている人にも見られたくない場合は、Basic認証やログイン必須設定を使いましょう。制作中のサイトやテスト環境では、Basic認証をかけるのが一般的です。
9-2. 非公開記事はGoogleにインデックスされる?
WordPressで記事を非公開にすると、通常の訪問者は記事を閲覧できません。そのため、新たにGoogleに本文がインデックスされる可能性は低くなります。
ただし、すでに公開されていた記事を後から非公開にした場合、検索結果にURLやタイトルがしばらく残ることがあります。
検索結果から確実に除外したい場合は、noindex、削除、Search Consoleでの確認などを組み合わせて対応しましょう。
9-3. 非公開記事はログインしていない人にも見える?
通常、WordPressの非公開記事は、ログインしていない一般ユーザーには表示されません。
ただし、管理者や編集者など、権限を持つログインユーザーには表示されます。自分には見えているのに他の人には見えないというケースは、ログイン状態が原因であることが多いです。
確認するときは、ログアウトするか、シークレットモードでアクセスしましょう。
9-4. パスワード保護とBasic認証はどちらを使うべき?
簡単に特定のページだけ共有したい場合は、パスワード保護が向いています。
一方、サイト全体を外部に見せたくない場合や、公開前の制作サイトを保護したい場合はBasic認証が向いています。
パスワード保護はページ単位で設定しやすい反面、パスワードが共有されると誰でも閲覧できます。Basic認証はサイト全体を保護しやすく、公開前の環境に適しています。
9-5. 非公開にするとSEO評価は下がる?
一時的に非公開にするだけであれば、すぐに大きな影響が出るとは限りません。
ただし、長期間ページを非公開にしたり、サイト全体を検索エンジンにインデックスさせない設定にしたりすると、検索順位やアクセス数に影響する可能性があります。
特に、集客に使っている記事を非公開にする場合は注意が必要です。削除や非公開にする前に、アクセス数、検索順位、被リンク、コンバージョンへの影響を確認しましょう。
9-6. WordPress.comでも同じように非公開設定できる?
WordPress.comでも、サイト全体の公開範囲や記事ごとの公開状態を設定できます。
ただし、利用しているプランや管理画面の仕様によって、使える機能が異なる場合があります。プラグインの利用や詳細なアクセス制限は、プランによって制限されることがあります。
WordPress.orgで自分のサーバーに設置している場合は、プラグイン、Basic認証、サーバー設定などを比較的自由に使えます。WordPress.comの場合は、管理画面の公開設定やプランごとの機能を確認しましょう。
まとめ
WordPressを非公開にする方法は、目的によって選ぶべき設定が異なります。
サイト全体を誰にも見られたくない場合は、Basic認証やログイン制限が適しています。リニューアルや修正中だけ一時的に隠したい場合は、メンテナンスモード系プラグインが便利です。
特定の記事や固定ページだけを見せたくない場合は、WordPress標準の非公開設定を使います。特定の人だけに共有したい場合は、パスワード保護を使うと手軽です。
検索結果に出したくない場合は、noindex設定を行いましょう。WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」はサイト全体に影響するため、公開前後のチェックが重要です。
また、記事を非公開にしても、画像やPDF、キャッシュ、検索結果、SNSの共有リンクなどから情報が見える場合があります。非公開設定後は、ログアウト状態やシークレットモードで確認し、目的どおりに表示が制限されているか必ずチェックしましょう。

