WordPressのアクセス解析方法|初心者向けにGA4設定・おすすめ無料プラグイン・見方を徹底解説
はじめに
WordPressでブログを運営していると、「どの記事が読まれているのか」「検索からどれくらいアクセスがあるのか」「記事を改善するには何を見ればよいのか」が気になりますよね。
そこで必要になるのが、WordPressのアクセス解析です。アクセス解析を行うと、訪問者数やページビュー、流入元、検索キーワード、よく読まれている記事などを確認できます。感覚だけで記事を書くのではなく、データをもとにブログを改善できるようになります。
この記事では、WordPressのアクセス解析方法を初心者向けに解説します。GA4の設定方法、Google公式プラグイン「Site Kit by Google」、おすすめ無料プラグイン、GA4やサーチコンソールで見るべきポイントまで、順番にわかりやすく紹介します。
1. WordPressのアクセス解析とは?初心者が最初に知るべき基本
WordPressのアクセス解析とは、ブログやサイトに訪れたユーザーの行動をデータで確認することです。
たとえば、1日に何人がサイトを見たのか、どの記事が多く読まれているのか、Google検索・SNS・広告・外部サイトのどこから来たのかなどを把握できます。
アクセス解析は、単にアクセス数を眺めるためのものではありません。ブログを成長させるために、「伸びている記事」「改善すべき記事」「読者が求めている情報」を見つけるための道具です。
1-1. アクセス解析でわかること
WordPressのアクセス解析で主にわかることは、次のようなデータです。
| 確認できること | 内容 |
|---|---|
| アクセス数 | サイト全体や記事ごとの閲覧数 |
| ユーザー数 | サイトに訪れた人数 |
| 流入元 | 検索、SNS、広告、外部リンクなど |
| 人気記事 | よく読まれているページ |
| 検索キーワード | Google検索で表示・クリックされた語句 |
| デバイス | スマホ、PC、タブレットの割合 |
| 滞在・離脱傾向 | 読まれている記事、途中で離脱されやすい記事 |
| コンバージョン | 問い合わせ、購入、資料請求などの成果 |
初心者が最初に見るべきなのは、「アクセス数が増えたか減ったか」だけではありません。どの記事が、どの経路から、どんな読者に読まれているかを見ることが大切です。
1-2. WordPressブログにアクセス解析が必要な理由
WordPressブログにアクセス解析が必要な理由は、ブログ改善の判断材料になるからです。
アクセス解析をしていない状態では、「この記事は読まれている気がする」「このテーマは需要がありそう」といった感覚に頼ることになります。しかし、実際のデータを見ると、予想とは違う記事が読まれていたり、検索順位は高いのにクリック率が低かったりすることがあります。
アクセス解析を行うと、以下のような改善ができます。
読まれている記事に関連記事を追加する
アクセスがある記事から収益記事へ誘導する
検索順位が低い記事をリライトする
クリック率が低い記事のタイトルを改善する
スマホユーザーが多い場合はスマホ表示を見直す
つまり、WordPressのアクセス解析は、SEO対策・記事改善・収益化のすべてに関わる重要な作業です。
1-3. アクセス解析で見るべき主な指標
初心者が最初に覚えておきたい主な指標は、次のとおりです。
| 指標 | 意味 | 見るポイント |
|---|---|---|
| ユーザー数 | サイトに訪れた人数 | 読者の規模を把握する |
| 表示回数 | ページが表示された回数 | よく読まれている記事を探す |
| セッション数 | 訪問の回数 | どれくらい訪問されているかを見る |
| エンゲージメント | ユーザーの関与度 | しっかり読まれているか確認する |
| 流入元 | ユーザーが来た経路 | SEO・SNS・広告の効果を見る |
| クリック数 | 検索結果からクリックされた回数 | サーチコンソールで確認する |
| 表示回数 | 検索結果に表示された回数 | 検索需要を確認する |
| CTR | クリック率 | タイトルや説明文の改善に使う |
| 平均掲載順位 | Google検索での平均順位 | リライト対象を探す |
最初からすべての指標を完璧に見る必要はありません。まずは「どの記事が読まれているか」「どこからアクセスが来ているか」「検索キーワードは何か」の3つを確認しましょう。
1-4. GA4・サーチコンソール・WordPressプラグインの違い
WordPressのアクセス解析でよく使われるツールには、GA4、Googleサーチコンソール、WordPressプラグインがあります。それぞれ役割が違います。
| ツール | 主な役割 | 向いている分析 |
|---|---|---|
| GA4 | サイト内のユーザー行動を分析 | アクセス数、流入元、人気ページ、デバイス |
| サーチコンソール | Google検索での表示状況を分析 | 検索キーワード、クリック数、表示回数、順位 |
| WordPressプラグイン | 管理画面で簡単にアクセス確認 | 初心者向けの簡易確認、GA4連携、独自解析 |
GA4は「サイトに来た後の行動」を見るツール、サーチコンソールは「Google検索でどう見られているか」を見るツールです。WordPressプラグインは、それらの設定や確認を簡単にする補助ツールと考えるとわかりやすいでしょう。
2. WordPressでアクセス解析する主な方法
WordPressでアクセス解析をする方法は、大きく分けて5つあります。
2-1. GA4をWordPressに設定して解析する方法
もっとも基本的な方法は、Googleアナリティクス4、通称GA4をWordPressに設定する方法です。
GA4を導入すると、ユーザー数、表示回数、流入元、デバイス、ページごとの閲覧状況などを詳しく確認できます。Google公式ヘルプでも、Googleアナリティクスの設定にはプロパティ作成、データストリーム追加、計測コード設置の流れが案内されています。Google ヘルプ
本格的にWordPressブログを伸ばしたいなら、GA4の導入はほぼ必須と考えてよいでしょう。
2-2. Google公式プラグイン「Site Kit by Google」を使う方法
初心者に特におすすめなのが、Google公式プラグイン「Site Kit by Google」を使う方法です。
Site Kit by Googleは、Google公式のWordPressプラグインで、WordPressの管理画面からGoogleアナリティクスやサーチコンソールなどのデータを確認できます。WordPress公式プラグインページでも、WordPressダッシュボード上でアクセス解析情報を確認でき、ソースコードを編集せずに複数のGoogleツールをセットアップできると説明されています。WordPress.org 日本語
コードを直接触るのが不安な初心者は、まずSite Kit by Googleを使うのが簡単です。
2-3. 無料のアクセス解析プラグインを使う方法
GA4以外にも、WordPressには無料で使えるアクセス解析プラグインがあります。
代表的なものには、WP Statistics、Jetpack、GA Google Analytics、Slimstat Analyticsなどがあります。
これらのプラグインを使うと、WordPress管理画面からアクセス数を確認できたり、GA4のタグを簡単に設置できたりします。ただし、プラグインによって「GA4と連携するタイプ」と「WordPress内で独自に解析するタイプ」があるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。
2-4. テーマやタグマネージャーで計測タグを設置する方法
WordPressテーマの機能やGoogleタグマネージャーを使って、GA4の計測タグを設置する方法もあります。
テーマによっては、管理画面に「アクセス解析タグ」「head内コード」「GoogleアナリティクスID」などを入力する欄があります。そこにGA4の測定IDやタグを入力すれば、プラグインを使わずに設定できます。
Googleタグマネージャーを使う方法は、広告タグやコンバージョンタグなどもまとめて管理できるため、将来的に本格的なマーケティングを行いたい人に向いています。ただし、初心者には少し難しいため、最初はSite Kitやシンプルなプラグインを使うほうが安心です。
2-5. 初心者におすすめのアクセス解析方法
初心者におすすめの組み合わせは、次のとおりです。
まずは「Site Kit by Google」でGA4とサーチコンソールを連携する
日々の確認はWordPress管理画面またはGA4で行う
検索キーワード分析はサーチコンソールで行う
必要に応じてWP Statisticsなどの無料プラグインを追加する
最初から多くのツールを入れる必要はありません。まずはGA4とサーチコンソールを正しく設定し、アクセス数・人気記事・検索キーワードを確認できる状態を作りましょう。
3. WordPressにGA4を設定する手順
ここからは、WordPressにGA4を設定する基本手順を解説します。
3-1. GoogleアナリティクスでGA4プロパティを作成する
まず、Googleアナリティクスにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
管理画面から新しいアカウントまたはプロパティを作成し、サイト名、タイムゾーン、通貨、業種などを設定します。ブログや個人サイトの場合も、基本的には通常のWebサイトとして設定すれば問題ありません。
プロパティとは、アクセス解析を行う対象サイトの単位です。複数のブログを運営している場合は、サイトごとにプロパティを分けると管理しやすくなります。
3-2. データストリームを作成して測定IDを確認する
GA4プロパティを作成したら、次にデータストリームを作成します。
データストリームとは、WebサイトやアプリからGA4にデータを送るための設定です。WordPressブログの場合は「ウェブ」を選び、サイトURLとストリーム名を入力します。
設定後に表示される「測定ID」を確認しましょう。GA4の測定IDは「G-」から始まる文字列で、WebデータストリームとGA4プロパティを接続するための識別子です。Google ヘルプ
3-3. Site Kit by GoogleでGA4を連携する
初心者がWordPressにGA4を設定するなら、Site Kit by Googleを使う方法が簡単です。
手順は以下のとおりです。
WordPress管理画面にログインする
「プラグイン」から「新規追加」を選ぶ
「Site Kit by Google」を検索してインストールする
プラグインを有効化する
Googleアカウントでログインする
画面の案内に従ってサーチコンソールとGA4を連携する
必要に応じてGA4タグの設置を有効にする
Site Kitを使えば、コードを直接編集しなくてもGA4を設定できます。WordPress初心者や、テーマファイルを触りたくない人に向いています。
3-4. GA4タグを手動で設置する場合の手順
手動でGA4タグを設置する場合は、GA4の管理画面からGoogleタグを取得し、WordPressのheadタグ内に設置します。
一般的な方法は次のとおりです。
GA4で対象プロパティを開く
「データストリーム」からWebストリームを選ぶ
Googleタグの設置コードを確認する
WordPressテーマのhead内、またはテーマのコード挿入機能に貼り付ける
保存してサイトに反映する
ただし、テーマファイルを直接編集すると、テーマ更新時にコードが消えたり、記述ミスでサイト表示に影響が出たりする可能性があります。手動設置をする場合は、子テーマやコード挿入用プラグインを使うと安全です。
3-5. 設定後にアクセス計測できているか確認する方法
GA4を設定したら、必ず計測できているか確認しましょう。
確認方法は、GA4のリアルタイムレポートを使うのが簡単です。自分のスマホや別ブラウザでサイトにアクセスし、GA4のリアルタイム画面にアクセスが表示されるか確認します。GA4のリアルタイムレポートは、現在から直近30分程度のイベントや利用状況を確認できるレポートです。Google for Developers
設定直後は通常レポートに反映されるまで時間がかかることがあります。そのため、まずはリアルタイムで確認し、その後1日ほど置いて通常レポートを見てみましょう。
4. WordPressアクセス解析におすすめの無料プラグイン
ここでは、WordPressのアクセス解析に使いやすい無料プラグインを紹介します。
4-1. Site Kit by Google
Site Kit by Googleは、WordPress初心者にもっともおすすめしやすいアクセス解析プラグインです。
Google公式のWordPressプラグインで、GA4、サーチコンソール、AdSenseなどのGoogleサービスをWordPress管理画面から確認できます。Google公式サイトでも、Site KitはGoogleの公式WordPressプラグインとして、サイトの見つけられ方や使われ方を把握できると紹介されています。Site Kit by Google
メリットは、設定が簡単で、Googleサービスとの連携に強いことです。デメリットは、より細かい分析をする場合はGA4やサーチコンソール本体を見たほうがよい点です。
4-2. WP Statistics
WP Statisticsは、WordPress内でアクセス解析を行える無料プラグインです。
外部アカウントなしで使える点が特徴で、WordPress公式プラグインページでは、データをWordPressデータベース内に保存できるアクセス解析プラグインとして紹介されています。WordPress.org 日本語
Googleアナリティクスを使わずに、WordPress管理画面だけで簡単にアクセス状況を見たい人に向いています。ただし、データをサイト内に保存するため、アクセス数が多いサイトではデータベース容量や表示速度に注意が必要です。
4-3. Jetpack
Jetpackは、WordPressのセキュリティ、パフォーマンス、バックアップ、統計など複数の機能を持つプラグインです。
Jetpack Statsを使うと、WordPress管理画面からアクセス数や人気記事などを確認できます。ただし、Jetpack Statsの無料利用は個人・非商用サイト向けで、商用サイトでは有料プランや制限が関係する場合があります。Jetpack
すでにJetpackを使っている人や、アクセス解析以外の機能もまとめて利用したい人に向いています。
4-4. GA Google Analytics
GA Google Analyticsは、WordPressにGoogleアナリティクスを簡単に導入するためのプラグインです。
WordPress公式プラグインページでは、WordPressサイト全体でGoogle Analyticsを有効化し、GA4をWebページに追加できる軽量なプラグインとして紹介されています。WordPress.org 日本語
特徴は、余計な機能が少なく、GA4タグの設置に特化していることです。WordPress管理画面で詳しいレポートを見るというより、「GA4をシンプルに導入したい人」に向いています。
4-5. Slimstat Analytics
Slimstat Analyticsは、WordPress内で独自にアクセス解析を行えるプラグインです。
WordPress公式プラグインページでは、リピーターや登録ユーザーの追跡、JavaScriptイベントの監視、メールキャンペーン分析などの機能が紹介されています。WordPress.org
細かい解析機能をWordPress内で使いたい人に向いていますが、多機能な分、初心者は必要な機能だけを確認する意識が大切です。
4-6. 初心者向け無料プラグインの比較表
| プラグイン | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Site Kit by Google | Google公式。GA4・サーチコンソール連携が簡単 | 初心者全般 |
| WP Statistics | WordPress内で独自解析。外部アカウント不要 | GA4以外で見たい人 |
| Jetpack | 統計以外の機能も豊富 | Jetpackをすでに使っている人 |
| GA Google Analytics | GA4タグ設置に特化 | 軽量にGA4を導入したい人 |
| Slimstat Analytics | 独自解析機能が多い | WordPress内で詳しく見たい人 |
初心者には、まずSite Kit by Googleがおすすめです。GA4とサーチコンソールを連携しやすく、WordPress管理画面から主要データを確認できるからです。
4-7. プラグイン選びで失敗しないポイント
アクセス解析プラグインを選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。
目的に合っているか
更新が続いているか
利用中のWordPressバージョンに対応しているか
表示速度に影響しにくいか
同じ機能のプラグインを重複して入れていないか
GA4と連携するタイプか、独自解析タイプか
特に注意したいのは、プラグインの入れすぎです。複数のアクセス解析プラグインを同時に使うと、タグが重複したり、アクセス数が二重計測されたり、サイトが重くなったりすることがあります。
5. GA4でWordPressのアクセス数を見る方法
GA4を設定したら、WordPressブログのアクセス数を確認してみましょう。
5-1. ユーザー数・表示回数・セッション数の見方
GA4で基本的なアクセス数を見るには、「レポート」から「エンゲージメント」や「集客」関連のメニューを確認します。
主な指標は以下です。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| ユーザー | サイトに訪れた人数 |
| 新規ユーザー | 初めて訪れたユーザー |
| セッション | サイト訪問の回数 |
| 表示回数 | ページが表示された回数 |
| エンゲージメント率 | 意味のある行動があった割合 |
初心者は、まずユーザー数と表示回数を見るだけでも十分です。ユーザー数は「何人が来たか」、表示回数は「どれくらいページが見られたか」を示します。
5-2. よく読まれている記事を確認する方法
よく読まれている記事を確認するには、GA4の「ページとスクリーン」レポートを使います。
ここでは、ページタイトルやURLごとに表示回数を確認できます。アクセス数が多い記事は、読者の関心が高い記事です。関連記事を追加したり、内部リンクを設置したり、収益記事への導線を作ったりすることで、さらに成果につなげやすくなります。
見るべきポイントは次のとおりです。
表示回数が多い記事
平均エンゲージメント時間が長い記事
流入が増えている記事
収益や問い合わせにつながっている記事
人気記事は、ブログ全体を伸ばすための起点になります。
5-3. 検索・SNS・広告など流入元を確認する方法
流入元を見るには、GA4の「集客」レポートを確認します。
GA4のトラフィック獲得レポートは、Webサイトやアプリの訪問者がどこから来たのかを理解するためのレポートです。Google ヘルプ
主な流入元には、以下のようなものがあります。
Organic Search:Googleなどの自然検索
Direct:直接アクセスやブックマーク
Organic Social:SNSからの流入
Referral:外部サイトからの流入
Paid Search:検索広告からの流入
Email:メールからの流入
WordPressブログでは、SEOを重視するならOrganic Searchの増減をチェックしましょう。SNS運用をしている場合は、Organic Socialからの流入も確認します。
5-4. スマホ・PCなどデバイス別に見る方法
GA4では、スマホ、PC、タブレットなど、デバイス別のアクセス状況も確認できます。
WordPressブログではスマホユーザーが多いケースが一般的です。スマホからのアクセスが多いのに、スマホ表示で文字が読みにくい、ボタンが押しにくい、広告が邪魔になっている場合、離脱につながる可能性があります。
デバイス別に見るときは、以下を確認しましょう。
スマホとPCのアクセス割合
スマホで読まれている記事
スマホのエンゲージメント率
スマホのコンバージョン率
スマホユーザーが多いブログでは、記事装飾、表、画像、ボタン、広告配置をスマホ前提で確認することが大切です。
5-5. リアルタイムレポートでアクセスを確認する方法
GA4のリアルタイムレポートでは、現在サイトにアクセスしているユーザーの状況を確認できます。
設定直後にGA4が動いているか確認するときや、記事公開直後、SNS投稿直後、メール配信直後の反応を見るときに便利です。GA4のリアルタイムページレポートは、GA4管理画面の「レポート」から「リアルタイムページ」を選んで確認できます。Google ヘルプ
ただし、リアルタイムレポートは長期的な分析には向いていません。日々の改善には、通常のレポートで一定期間のデータを見るようにしましょう。
5-6. 初心者が最初に見るべきGA4レポート
初心者が最初に見るべきGA4レポートは、以下の3つです。
集客レポート:どこからアクセスが来ているか
ページとスクリーン:どの記事が読まれているか
リアルタイム:計測できているか
最初から探索レポートやイベント分析まで使いこなす必要はありません。まずは、アクセス数、人気記事、流入元を定期的に確認する習慣をつけましょう。
6. サーチコンソールで検索キーワードを分析する方法
WordPressのアクセス解析では、GA4だけでなくGoogleサーチコンソールも重要です。
6-1. WordPressブログにサーチコンソールを設定する理由
サーチコンソールを設定する理由は、Google検索での見え方を確認できるからです。
GA4では、サイトに来た後の行動は詳しくわかります。しかし、Google検索でどんなキーワードで表示されたのか、検索結果で何位くらいなのか、どれくらいクリックされたのかは、サーチコンソールのほうが確認しやすいです。
Google Search Consoleは、検索トラフィックや掲載順位、検索クエリ、クリック数、表示回数などを確認できるツールです。Google
6-2. 検索パフォーマンスで確認できる項目
サーチコンソールの「検索パフォーマンス」では、主に以下を確認できます。
クリック数
表示回数
CTR
平均掲載順位
検索キーワード
検索されたページ
国
デバイス
検索での見え方
WordPressブログのSEO改善では、特に「検索キーワード」「クリック数」「表示回数」「CTR」「平均掲載順位」を確認しましょう。
6-3. 検索キーワード・クリック数・表示回数の見方
サーチコンソールでは、検索キーワードごとにクリック数や表示回数を確認できます。
Google公式ヘルプでは、検索パフォーマンスの指標として、クリック数は検索結果からサイトがクリックされた回数、表示回数は検索結果に表示された回数、CTRはクリック数を表示回数で割った割合、平均掲載順位はサイトの最上位結果の平均順位と説明されています。Google ヘルプ
たとえば、表示回数が多いのにクリック数が少ないキーワードは、タイトルやメタディスクリプションを改善する余地があります。クリック数は少ないけれど表示回数が増えているキーワードは、今後伸びる可能性があります。
6-4. 検索順位が低い記事を見つける方法
検索順位が低い記事を見つけるには、サーチコンソールでページ別にデータを確認します。
おすすめは、平均掲載順位が10位〜30位くらいの記事を探すことです。すでに検索結果に表示されているため、リライトによって順位改善を狙いやすいからです。
確認するポイントは次のとおりです。
表示回数があるのに順位が低い記事
検索意図と記事内容がずれている記事
タイトルに重要キーワードが入っていない記事
競合記事に比べて情報量が不足している記事
古い情報のまま更新されていない記事
検索順位が低い記事は、ただ文章を増やすだけではなく、検索キーワードに対する答えをより明確にすることが重要です。
6-5. GA4とサーチコンソールを併用するコツ
GA4とサーチコンソールは、役割を分けて使うと効果的です。
サーチコンソールでは、検索結果での表示状況を見ます。GA4では、サイトに来た後の行動を見ます。
たとえば、サーチコンソールで「表示回数は多いのにクリック率が低い記事」を見つけたら、タイトルを改善します。その後、GA4でその記事のアクセス数やエンゲージメントが改善したか確認します。
また、サーチコンソールで「検索流入が増えている記事」を見つけたら、GA4でその記事から他ページへ移動しているか、成果につながっているかを確認しましょう。
7. アクセス解析データを使ってブログを改善する方法
アクセス解析は、見て終わりでは意味がありません。データをもとに、記事や導線を改善していくことが大切です。
7-1. アクセスが多い記事を伸ばす
アクセスが多い記事は、ブログの資産です。
すでに読まれている記事には、以下の改善を行いましょう。
関連記事への内部リンクを追加する
収益記事や問い合わせページへ誘導する
古い情報を更新する
図解や表を追加して読みやすくする
読者の次の疑問に答える見出しを追加する
アクセスが多い記事をさらに伸ばすことで、ブログ全体の回遊率や収益性を高められます。
7-2. 離脱が多い記事を改善する
アクセスはあるのに成果につながらない記事は、離脱ポイントを確認しましょう。
離脱が多い記事では、以下の原因が考えられます。
冒頭で読者の悩みに答えられていない
本文が長すぎて読みにくい
見出しと内容がずれている
次に読むべき記事へのリンクがない
広告や装飾が多く読みづらい
スマホで表や画像が見にくい
改善する際は、まず冒頭文を見直しましょう。読者は最初の数秒で「この記事を読むかどうか」を判断します。記事の結論や得られるメリットを早めに伝えることが大切です。
7-3. 検索流入が少ない記事をリライトする
検索流入が少ない記事は、サーチコンソールのデータを見ながらリライトします。
リライト時に確認したいポイントは次のとおりです。
狙っているキーワードで表示されているか
別のキーワードで表示されていないか
競合記事と比べて不足している情報はないか
見出しに検索キーワードが自然に入っているか
古い情報が残っていないか
読者の悩みに最初から答えているか
検索流入が少ない記事でも、表示回数があるなら改善の余地があります。完全にアクセスがない記事よりも、少しでも表示されている記事から優先してリライトしましょう。
7-4. クリック率が低い記事のタイトルを見直す
サーチコンソールで表示回数が多いのにCTRが低い記事は、タイトル改善の対象です。
タイトルを見直すときは、以下を意識しましょう。
検索キーワードを自然に入れる
読者の悩みや目的を明確にする
初心者向け、比較、手順、無料などの具体語を入れる
記事内容と違う大げさな表現は避ける
数字を使ってわかりやすくする
たとえば、「アクセス解析の方法」よりも、「WordPressのアクセス解析方法|GA4設定と無料プラグインを初心者向けに解説」のほうが、内容が具体的に伝わります。
7-5. コンバージョンにつながる導線を改善する
アクセス解析では、問い合わせ、購入、資料請求、メルマガ登録、アフィリエイトクリックなどの成果も意識しましょう。
アクセスが多いのにコンバージョンが少ない場合、導線が弱い可能性があります。
改善例は以下です。
記事下に関連サービスへのリンクを置く
本文中に自然な内部リンクを追加する
比較表の下に詳細記事へのリンクを置く
ボタンの文言をわかりやすくする
読者の検討段階に合う記事へ誘導する
アクセスを集めるだけでなく、読者が次に行動しやすい設計にすることが重要です。
8. WordPressアクセス解析でよくあるトラブルと対処法
WordPressのアクセス解析では、設定ミスやタグの重複によって正しく計測できないことがあります。
8-1. GA4でアクセス数が表示されない
GA4でアクセス数が表示されない場合は、以下を確認しましょう。
GA4の測定IDが正しいか
タグがWordPress全ページに設置されているか
Site Kitやプラグインの連携が完了しているか
キャッシュプラグインの影響がないか
リアルタイムレポートで反応があるか
広告ブロッカーで自分のアクセスが除外されていないか
設定直後は通常レポートへの反映に時間がかかることがあります。まずはリアルタイムレポートで確認しましょう。
8-2. 自分のアクセスがカウントされてしまう
自分のアクセスがカウントされると、正確なデータが見えにくくなります。
GA4では、内部トラフィックを定義し、データフィルタで除外する方法があります。Google公式ヘルプでも、管理画面のデータフィルタから内部トラフィックを作成し、特定の条件に一致するイベントを除外できると説明されています。Google ヘルプ
ただし、設定を誤ると必要なデータまで除外してしまう可能性があります。最初はテスト状態で確認してから有効化するのがおすすめです。
8-3. プラグインを入れたのに計測できない
アクセス解析プラグインを入れたのに計測できない場合は、以下を確認します。
プラグインが有効化されているか
Googleアカウント連携が途中で止まっていないか
測定IDの入力ミスがないか
テーマ側の設定と重複していないか
キャッシュを削除したか
ログインユーザーを除外する設定になっていないか
特に、キャッシュプラグインを使っている場合は、設定変更後にキャッシュを削除しないと反映されないことがあります。
8-4. アクセス数が急に減った・増えた
アクセス数が急に減った場合は、すぐに原因を確認しましょう。
考えられる原因は以下です。
GA4タグが外れた
プラグイン更新で計測が止まった
Google検索順位が下がった
季節要因で検索需要が減った
SNSや広告からの流入が止まった
サーバー障害や表示エラーがあった
逆にアクセス数が急に増えた場合は、SNSで拡散された、検索順位が上がった、外部サイトで紹介された、スパムアクセスが増えたなどの可能性があります。
GA4だけでなく、サーチコンソールやサーバーログもあわせて確認すると原因を見つけやすくなります。
8-5. 複数の解析タグが重複している
WordPressでは、複数の方法でGA4タグを設置してしまうことがあります。
たとえば、以下のような重複です。
Site KitでGA4タグを設置している
テーマにもGA4測定IDを入れている
別のGA4プラグインも有効化している
GoogleタグマネージャーでもGA4を配信している
タグが重複すると、アクセス数が実際より多く計測されることがあります。GA4の数値が不自然に多い場合は、タグが二重に入っていないか確認しましょう。
9. WordPressアクセス解析に関するよくある質問
9-1. WordPressのアクセス解析は無料でできる?
はい、無料でできます。
GA4、Googleサーチコンソール、Site Kit by Googleは無料で利用できます。さらに、WP StatisticsやGA Google Analyticsなど、無料で使えるWordPressプラグインもあります。
ただし、一部のプラグインやサービスでは、商用利用、詳細レポート、広告非表示、高度な分析機能などが有料になる場合があります。導入前に公式ページで無料範囲を確認しましょう。
9-2. GA4とプラグインはどちらを使うべき?
基本的には、GA4をメインに使うのがおすすめです。
GA4は本格的なアクセス解析に向いており、流入元、ページ別アクセス、デバイス、イベントなどを詳しく確認できます。プラグインは、GA4の設置を簡単にしたり、WordPress管理画面で簡易的に数値を確認したりするために使うとよいでしょう。
初心者なら、Site Kit by GoogleでGA4とサーチコンソールを連携する方法がおすすめです。
9-3. 初心者でもGA4を設定できる?
初心者でも設定できます。
手動でタグを設置する方法は少し難しいですが、Site Kit by Googleを使えば、画面の案内に沿って進めるだけでGA4とWordPressを連携できます。
不安な場合は、最初にSite Kitを使い、慣れてきたらGA4本体で詳しいレポートを見るようにしましょう。
9-4. アクセス解析プラグインは入れすぎても大丈夫?
アクセス解析プラグインの入れすぎはおすすめしません。
複数のプラグインを同時に使うと、タグの重複、サイト速度の低下、データの食い違い、管理の複雑化が起こる可能性があります。
基本は、GA4用にSite KitまたはGA Google Analyticsを1つ、必要に応じて独自解析用にWP Statisticsなどを1つまでにするのが無難です。
9-5. アクセス解析はどのくらいの頻度で見るべき?
初心者は、週1回程度の確認で十分です。
毎日細かくアクセス数を見ても、短期的な増減に振り回されやすくなります。ブログ改善に使うなら、1週間または1か月単位で見るのがおすすめです。
確認する項目は、以下のように整理すると続けやすくなります。
週1回:アクセス数、人気記事、流入元を確認
月1回:検索キーワード、順位、CTRを確認
記事更新後:リアルタイムや数日後の反応を確認
リライト後:1〜3か月後に順位やクリック数を確認
アクセス解析は、毎日眺めることよりも、定期的に見て改善につなげることが大切です。
まとめ
WordPressのアクセス解析は、ブログを成長させるために欠かせない作業です。
まずは、GA4とGoogleサーチコンソールを設定し、アクセス数、人気記事、流入元、検索キーワードを確認できる状態を作りましょう。初心者には、Google公式プラグインのSite Kit by Googleを使う方法がおすすめです。
WordPressのアクセス解析で見るべきポイントは、単なるアクセス数だけではありません。どの記事が読まれているか、どこから流入しているか、どの検索キーワードで表示されているか、クリック率や順位に改善余地があるかを見ることが重要です。
アクセス解析データをもとに、人気記事を伸ばし、検索流入が少ない記事をリライトし、クリック率が低い記事のタイトルを改善し、コンバージョンにつながる導線を整えていきましょう。
最初から完璧に分析する必要はありません。まずは週1回、GA4とサーチコンソールを確認する習慣をつけることから始めてみてください。

