ウェブデザインの本おすすめ15選|初心者が迷わない選び方
はじめに
ウェブデザインを学び始めようと思ったとき、「まずは本で勉強したい」と考える人は多いでしょう。しかし、書店やネットで「ウェブデザイン 本」と検索すると、デザインの基礎を学ぶ本、HTML/CSSを学ぶ本、Figmaなどのツール本、UI/UXの専門書など、さまざまな本が出てきます。
そのため、初心者ほど「どれを選べばいいのかわからない」「最初に読むべき本はどれ?」と迷いやすいものです。
この記事では、ウェブデザイン初心者が本を選ぶときのポイントと、おすすめのウェブデザイン本15冊を目的別・レベル別に紹介します。これからWebデザインを独学したい人、副業や転職に向けて学びたい人は、ぜひ参考にしてください。
1. ウェブデザイン初心者が本選びで迷いやすい理由
1-1. Webデザイン本には「デザイン」「コーディング」「UI/UX」「ツール」の種類がある
ウェブデザインの本といっても、内容は1種類ではありません。大きく分けると、次のようなジャンルがあります。
デザインの基礎を学ぶ本では、レイアウト、配色、余白、フォント、写真の使い方などを学びます。見た目の整え方や、わかりやすく伝えるための考え方を身につけたい人に向いています。
HTML/CSSの本では、Webページを実際に作るためのコーディングを学びます。デザインカンプをもとにサイトを形にしたい人、Web制作までできるようになりたい人に必要です。
UI/UXの本では、ユーザーが使いやすい画面設計や、サービス全体の体験設計を学びます。単に見た目をきれいにするだけでなく、使いやすさまで考えたい人に向いています。
Figmaなどのツール本では、Webデザイン制作でよく使われるデザインツールの操作方法を学びます。実務に近い流れでデザインカンプを作りたい人におすすめです。
このように、同じ「ウェブデザイン本」でも学べる内容が違うため、初心者は迷いやすくなります。
1-2. 最初から難しい本を選ぶと挫折しやすい
初心者がいきなり専門性の高い本を選ぶと、内容を理解する前に挫折してしまうことがあります。
たとえば、デザインの基本用語がわからない状態でUI/UXの専門書を読むと、抽象的で難しく感じるかもしれません。また、HTMLやCSSをまったく触ったことがない人が、実務向けのコーディング本から始めると、コードの意味を追うだけで疲れてしまうこともあります。
最初の1冊は、専門用語が少なく、図解や作例が多い本を選ぶのがおすすめです。全体像をつかんでから、少しずつ専門的な本に進むほうが、理解しやすく長続きします。
1-3. 自分の目的に合う本を選ぶことが最短ルート
ウェブデザインの学習では、「何をできるようになりたいか」によって選ぶ本が変わります。
おしゃれなデザインを作れるようになりたいなら、レイアウトや配色、フォントの本が役立ちます。Webサイトを自分で作れるようになりたいなら、HTML/CSSの本が必要です。副業や転職を目指すなら、デザイン基礎に加えて、Figma、レスポンシブデザイン、ポートフォリオ制作まで学べる本を選ぶとよいでしょう。
目的に合わない本を選ぶと、遠回りになってしまいます。まずは自分が「デザインを学びたいのか」「コーディングを学びたいのか」「実務に近い制作フローを学びたいのか」を整理してから本を選びましょう。
2. ウェブデザインの本を選ぶポイント
2-1. 初心者は図解・作例・手順が多い本を選ぶ
初心者が最初に選ぶべきウェブデザイン本は、図解や作例が多く、手順を追って学べる本です。
文章だけで説明されている本よりも、ビフォーアフターの例や完成イメージが載っている本のほうが、デザインの変化を理解しやすくなります。特にWebデザインは、実際の画面を見ながら学ぶことが重要です。
「なぜこの配置にするのか」「なぜこの色を選ぶのか」「なぜ余白を広く取るのか」といった理由まで解説されている本を選ぶと、感覚ではなく理論としてデザインを学べます。
2-2. デザイン基礎を学びたい人はレイアウト・配色・文字の本を選ぶ
Webデザインの見た目を整えるには、レイアウト、配色、文字の基礎が欠かせません。
レイアウトは、情報をどの順番で、どの位置に配置するかを考える技術です。配色は、サイトの印象や見やすさに大きく関わります。文字は、フォント選びや行間、文字サイズによって読みやすさが変わります。
デザインに苦手意識がある人は、いきなりWebサイト全体を作る本に進むよりも、まずはレイアウト・配色・フォントに特化した本を読むと理解が深まります。
2-3. サイト制作まで学びたい人はHTML/CSS対応の本を選ぶ
Webサイトを実際に作れるようになりたい人は、HTML/CSS対応の本を選びましょう。
HTMLはWebページの構造を作る言語で、CSSは見た目を整える言語です。Webデザイナーとしてサイト制作に関わるなら、基本的なHTML/CSSの知識は大きな強みになります。
最近のHTML/CSS本は、単にコードを書く方法だけでなく、レスポンシブ対応やWebデザインの考え方まで学べるものもあります。デザインとコーディングを一緒に学びたい初心者には、作例を作りながら進められる入門書がおすすめです。
2-4. 実務を意識するならFigma・UI/UX・レスポンシブ対応の本を選ぶ
副業や転職を見据えているなら、実務で使われる知識も意識して本を選びましょう。
現在のWeb制作では、Figmaなどのデザインツールを使って画面設計を行うことが増えています。また、スマートフォン、タブレット、パソコンなど、さまざまな画面サイズに対応するレスポンシブデザインも重要です。
さらに、見た目の美しさだけでなく、ユーザーが迷わず使えるUI設計や、サービス全体の体験を考えるUXデザインの知識も求められます。
実務を意識するなら、デザイン基礎だけでなく、Figma、UI/UX、レスポンシブデザインまで段階的に学べる本を選ぶとよいでしょう。
2-5. 発行年や改訂版を確認して情報が古すぎない本を選ぶ
ウェブデザインの世界は変化が早いため、本の発行年や改訂版も確認しておきましょう。
デザインの原則や配色、余白、タイポグラフィの考え方は古くなりにくい一方で、HTML/CSSの書き方、ツールの操作方法、Web制作のワークフローは変わることがあります。
特にFigmaやコーディング関連の本は、なるべく新しい版や改訂版を選ぶのがおすすめです。長く読まれている定番本でも、現在の制作環境に合っているかを確認してから購入すると安心です。
3. 初心者向け|ウェブデザインの本おすすめ15選
3-1. 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」は、HTML/CSSとWebデザインの基本をまとめて学びたい初心者におすすめの本です。
Webサイトの仕組み、HTML/CSSの基本、ページ制作の流れを作例ベースで学べるため、初めてWeb制作に挑戦する人でも取り組みやすい内容です。
単にコードを書くだけでなく、Webデザインの考え方にも触れられる点が魅力です。デザインとコーディングをバランスよく学びたい人の最初の1冊として向いています。
3-2. ほんの一手間で劇的に変わるHTML & CSSとWebデザイン実践講座
「ほんの一手間で劇的に変わるHTML & CSSとWebデザイン実践講座」は、HTML/CSSの基礎を学んだあとに、より実践的な表現を身につけたい人におすすめです。
基本的なサイト制作から一歩進んで、見た目をより洗練させるための工夫や、実務で使いやすいデザイン表現を学べます。
入門書だけでは物足りなくなってきた人や、自分の作るサイトをもう少しおしゃれに見せたい人に向いています。
3-3. いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門
「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」は、Webデザインの全体像をつかみたい初心者にぴったりの本です。
レイアウト、配色、タイポグラフィ、写真、UI、レスポンシブなど、Webデザインに必要な基礎知識を幅広く学べます。
これからWebデザインを学ぶ人が、「Webデザイナーにはどんな知識が必要なのか」を理解するのに役立ちます。最初に全体像を把握したい人におすすめです。
3-4. なるほどデザイン
「なるほどデザイン」は、デザインの考え方を視覚的に学べる人気のデザイン本です。
Webデザインに限らず、グラフィックや資料作成にも役立つ内容で、「なぜこのデザインは伝わりやすいのか」を直感的に理解できます。
図解や作例が豊富なので、デザイン初心者でも読みやすいのが特徴です。センスに頼らず、デザインの見方や考え方を身につけたい人におすすめです。
3-5. ノンデザイナーズ・デザインブック
「ノンデザイナーズ・デザインブック」は、デザインの基本原則を学べる定番書です。
近接、整列、反復、コントラストといったデザインの基本をわかりやすく学べます。Webデザインでも、情報を見やすく整理したり、視線の流れを作ったりするときに役立つ考え方です。
デザイン初心者が基礎を固めるうえで、長く使える1冊です。Webだけでなく、バナー、資料、ポートフォリオの見せ方にも応用できます。
3-6. Webデザイン良質見本帳
「Webデザイン良質見本帳」は、良いWebデザインの事例を見ながら学びたい人におすすめの本です。
さまざまなテイストのWebサイトが掲載されており、配色、レイアウト、写真、雰囲気づくりの参考になります。
初心者のうちは、良いデザインをたくさん見ることが重要です。この本は、アイデア出しやデザインの引き出しを増やすのに役立ちます。Webサイト制作の参考資料として手元に置いておきたい1冊です。
3-7. けっきょく、よはく。
「けっきょく、よはく。」は、デザインにおける余白の使い方を学べる本です。
初心者のデザインは、情報を詰め込みすぎて窮屈に見えることがあります。余白を適切に使えるようになると、デザインにゆとりが生まれ、洗練された印象になります。
Webデザインでも、余白は読みやすさや高級感、情報の整理に大きく関わります。デザインがごちゃついて見えると悩んでいる人におすすめです。
3-8. ほんとに、フォント。
「ほんとに、フォント。」は、フォント選びや文字の見せ方を学べるデザイン本です。
Webデザインでは、フォントの選び方、文字サイズ、行間、文字間、見出しと本文のバランスによって印象が大きく変わります。
この本では、フォントによってデザインがどう変わるのかを具体例で学べます。文字まわりのデザインに自信がない人や、なんとなくフォントを選んでしまう人におすすめです。
3-9. 配色デザイン良質見本帳
「配色デザイン良質見本帳」は、配色のアイデアを増やしたい人におすすめの本です。
Webサイトの印象は、色によって大きく左右されます。信頼感を出したいのか、かわいらしく見せたいのか、高級感を出したいのかによって、選ぶ色は変わります。
この本は、配色パターンを見ながら学べるため、色選びに迷ったときの参考になります。Webデザインだけでなく、バナーやSNS画像の制作にも役立ちます。
3-10. あるあるデザイン
「あるあるデザイン」は、よく使われるデザインパターンを楽しく学べる本です。
タイトルまわり、写真の見せ方、文字の配置、あしらいなど、デザインの引き出しを増やすのに役立ちます。
初心者がデザインを作るとき、「どう見せればいいかわからない」と手が止まることがあります。この本を読むと、使える表現パターンが増え、デザインのアイデアを出しやすくなります。
3-11. はじめてでも迷わないFigmaのきほん
「はじめてでも迷わないFigmaのきほん」は、Figmaをこれから使い始める人におすすめの本です。
Figmaは、WebデザインやUIデザインの現場でよく使われるデザインツールです。画面設計、ワイヤーフレーム、デザインカンプ、プロトタイプ作成などに活用できます。
この本では、Figmaの基本操作を初歩から学べるため、ツールに苦手意識がある人でも始めやすいでしょう。実務に近い制作環境を学びたい初心者に向いています。
3-12. UIデザインの教科書
「UIデザインの教科書」は、使いやすい画面設計を学びたい人におすすめの本です。
UIとは、ユーザーがWebサイトやアプリを操作するときに触れる画面やボタン、メニューなどのことです。見た目がきれいでも、使いにくいサイトではユーザーが離れてしまいます。
この本では、ユーザーが迷わず操作できるデザインを考えるための基礎を学べます。Webデザインを見た目だけで終わらせたくない人におすすめです。
3-13. UXデザインの教科書
「UXデザインの教科書」は、ユーザー体験を深く学びたい人に向いている本です。
UXは、ユーザーがサービスやWebサイトを使う中で感じる体験全体を指します。情報設計、使いやすさ、満足度、目的達成までを考えるため、Webデザインよりも広い視点が必要です。
初心者にはやや専門的に感じる部分もありますが、Webデザイナーとして一歩先の考え方を身につけたい人には役立ちます。UI/UXに興味がある人の応用書としておすすめです。
3-14. HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本
「HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本」は、サイト制作を実践しながら学びたい初心者におすすめの本です。
HTML/CSSの基本を学びつつ、実際のWebページを作る流れを理解できます。手を動かしながら学べるため、読むだけで終わりにくいのが特徴です。
Webデザインの勉強を始めたものの、実際に形にする方法がわからない人に向いています。ポートフォリオ制作の前段階としても役立ちます。
3-15. Web制作の現場で使うjQueryデザイン入門
「Web制作の現場で使うjQueryデザイン入門」は、Webサイトに動きをつけたい人におすすめの本です。
jQueryは、スライダー、アニメーション、メニューの開閉など、Webページに動きを加えるために使われてきたライブラリです。現在はJavaScriptやCSSだけで実装するケースも増えていますが、既存サイトの改修や過去の制作案件ではjQueryの知識が役立つ場面もあります。
HTML/CSSを学んだあと、動きのあるWebサイトに挑戦したい人に向いています。ただし、完全初心者の1冊目というよりは、基礎を学んだ後の追加学習として読むのがおすすめです。
4. 目的別|最初に読むべきウェブデザイン本
4-1. 完全初心者が1冊目に選ぶなら
完全初心者が最初に読むなら、「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」や「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」がおすすめです。
Webデザイン全体の知識を広く知りたいなら「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」、実際にコードを書きながらサイト制作まで学びたいなら「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」が向いています。
最初の1冊では、完璧に覚えることよりも、Webデザインの全体像をつかむことを意識しましょう。
4-2. デザインセンスを磨きたい人におすすめの本
デザインセンスを磨きたい人には、「なるほどデザイン」「ノンデザイナーズ・デザインブック」「けっきょく、よはく。」「ほんとに、フォント。」「配色デザイン良質見本帳」がおすすめです。
デザインセンスは、生まれつきの才能だけで決まるものではありません。レイアウト、余白、配色、フォントなどの基本を学び、良いデザインをたくさん見ることで少しずつ磨かれます。
特に初心者は、まず「なぜ良く見えるのか」を言葉で説明できるようになることが大切です。デザイン基礎の本を読むことで、感覚に頼らないデザインができるようになります。
4-3. HTML/CSSも一緒に学びたい人におすすめの本
HTML/CSSも一緒に学びたい人には、「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」「HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本」「ほんの一手間で劇的に変わるHTML & CSSとWebデザイン実践講座」がおすすめです。
Webデザインを仕事にしたい場合、デザインだけでなく、実際のWebページがどのように作られているかを理解しておくと強みになります。
コーディングを専門にしない場合でも、HTML/CSSの基礎を知っていると、実装しやすいデザインを考えられるようになります。
4-4. Figmaや実務フローを学びたい人におすすめの本
Figmaや実務に近い制作フローを学びたい人には、「はじめてでも迷わないFigmaのきほん」がおすすめです。
Web制作の現場では、いきなりデザインを作るのではなく、情報整理、ワイヤーフレーム作成、デザインカンプ作成、確認・修正といった流れで進むことが多くあります。
Figmaを使えるようになると、デザインデータの作成だけでなく、チームでの共有やコメント対応、プロトタイプ作成にも対応しやすくなります。副業や転職を目指す人は、早めに触れておくとよいでしょう。
4-5. 副業・転職を目指す人におすすめの本
副業・転職を目指す人は、1冊だけで完結させるよりも、目的別に数冊を組み合わせて学ぶのがおすすめです。
まずは「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」で全体像をつかみ、「なるほどデザイン」や「ノンデザイナーズ・デザインブック」でデザイン基礎を固めます。
その後、「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」や「HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本」でサイト制作を実践し、「はじめてでも迷わないFigmaのきほん」でツール操作を学ぶと、実務に近いスキルにつながります。
ポートフォリオを作る段階では、「Webデザイン良質見本帳」や「あるあるデザイン」を参考にして、デザインの引き出しを増やすとよいでしょう。
5. レベル別|ウェブデザイン本の学習順
5-1. 入門レベル:Webデザイン全体像をつかむ
最初の段階では、Webデザインとは何か、どのような知識が必要なのかを理解しましょう。
おすすめは、「いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門」のように、Webデザインの全体像を幅広く解説している本です。
この段階で重要なのは、すべてを完璧に覚えることではありません。レイアウト、配色、フォント、画像、UI、レスポンシブなど、どのような要素がWebデザインに関わるのかを知ることが目的です。
5-2. 基礎レベル:レイアウト・配色・フォントを学ぶ
全体像をつかんだら、次はデザインの基礎を学びます。
「ノンデザイナーズ・デザインブック」で基本原則を学び、「けっきょく、よはく。」で余白の使い方、「ほんとに、フォント。」で文字の見せ方、「配色デザイン良質見本帳」で色の組み合わせを学ぶと、デザインの土台が整います。
この段階では、実際のWebサイトやバナーを見ながら、「どこに余白があるか」「どの色がメインカラーか」「見出しと本文の差はどう作られているか」を観察すると理解が深まります。
5-3. 制作レベル:HTML/CSSでサイトを作る
デザイン基礎を学んだら、HTML/CSSで実際にサイトを作る学習に進みましょう。
「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」や「HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本」は、手を動かしながら学べるため、初心者に向いています。
コードは読むだけでは身につきにくいので、必ず自分のパソコンで入力しながら進めることが大切です。エラーが出たときも、原因を調べながら直すことで理解が深まります。
5-4. 実践レベル:見本を分析してデザインを再現する
基礎的なサイト制作ができるようになったら、良いデザインを分析して再現する練習をしましょう。
「Webデザイン良質見本帳」や「あるあるデザイン」は、デザインの引き出しを増やすのに役立ちます。気に入ったデザインを見つけたら、配色、余白、フォント、写真の使い方、ボタンの配置などを細かく観察してみましょう。
模写や再現を通して、ただ眺めているだけでは気づけない工夫が見えてきます。実践レベルでは、インプットとアウトプットをセットにすることが重要です。
5-5. 応用レベル:UI/UXやツール操作まで広げる
基本的なデザインとサイト制作に慣れてきたら、UI/UXやFigmaなどのツール操作に学習を広げましょう。
「はじめてでも迷わないFigmaのきほん」でデザインツールの操作を学び、「UIデザインの教科書」や「UXデザインの教科書」で使いやすさや体験設計の考え方を身につけると、より実務に近いスキルになります。
応用レベルでは、見た目の美しさだけでなく、「誰が使うのか」「何を達成したいのか」「どうすれば迷わず操作できるのか」を考えることが大切です。
6. ウェブデザイン本で効率よく学ぶコツ
6-1. 読むだけでなく実際に手を動かす
ウェブデザイン本は、読むだけではなかなか身につきません。特にHTML/CSSやFigmaのような実践的な内容は、実際に手を動かすことで理解が深まります。
本に載っている作例は、できるだけ自分でも再現してみましょう。コードを書いたり、デザインツールで同じ画面を作ったりすることで、知識がスキルに変わっていきます。
読む時間と作る時間を分けるのではなく、「少し読んだらすぐ試す」ことを意識すると効率よく学べます。
6-2. 気に入ったWebサイトを模写する
ウェブデザインを上達させるには、気に入ったWebサイトを模写する練習も効果的です。
模写とは、既存のWebサイトを見ながら、レイアウトや配色、余白、文字サイズなどを再現する練習です。模写をすると、プロのデザインがどのようなルールで作られているのかを体感できます。
ただし、模写したデザインをそのまま自分の実績として公開するのは避けましょう。学習目的で行い、公開する場合はオリジナル要素を加えた制作物にすることが大切です。
6-3. 本の作例を自分なりにアレンジする
本の作例をそのまま作れるようになったら、自分なりにアレンジしてみましょう。
たとえば、配色を変える、フォントを変える、写真を差し替える、余白を調整する、別の業種のサイトに置き換えるなどの方法があります。
アレンジを加えることで、「なぜこの色だと印象が変わるのか」「余白を広げると見やすくなるのか」などを自分で考える力が身につきます。
6-4. 複数冊を同時に読むより目的別に1冊ずつ進める
ウェブデザインを学び始めると、あれもこれも必要に感じて、複数冊を同時に読みたくなるかもしれません。しかし、初心者のうちは1冊ずつ目的を決めて進めるほうが効果的です。
たとえば、今月はHTML/CSSの本を1冊やり切る、次は配色の本を読む、その次はFigmaを学ぶというように、テーマを分けて学習すると理解しやすくなります。
本をたくさん買うことよりも、1冊をしっかり実践することのほうが大切です。
6-5. ポートフォリオ制作につなげる
副業や転職を目指すなら、本で学んだ内容をポートフォリオ制作につなげましょう。
ポートフォリオは、自分のスキルや制作実績を見せるための重要な資料です。本の作例をもとに、架空の店舗サイト、サービス紹介サイト、プロフィールサイトなどを作ってみると、実績としてまとめやすくなります。
学習した内容を作品に反映させることで、知識が定着しやすくなります。最終的には「本を読んだ」ではなく、「本で学んで何を作ったか」を示せる状態を目指しましょう。
7. ウェブデザイン本に関するよくある質問
7-1. Webデザインは本だけで独学できる?
Webデザインは本だけでも独学できます。ただし、本を読むだけではなく、実際にデザインを作ったり、HTML/CSSを書いたりすることが必要です。
本は体系的に学べる点が大きなメリットです。一方で、ツールの最新情報や細かい操作方法は、公式サイトや動画、Web記事のほうがわかりやすい場合もあります。
本で基礎を学び、実践や最新情報はWebで補うと効率よく学習できます。
7-2. 初心者は何冊くらい読むべき?
初心者は、まず3〜5冊を目安に読むのがおすすめです。
最初にWebデザイン全体を学ぶ本を1冊、デザイン基礎の本を1〜2冊、HTML/CSSの本を1冊、必要に応じてFigmaやUI/UXの本を1冊読むと、バランスよく学べます。
ただし、冊数を増やすことが目的にならないように注意しましょう。1冊を読み切り、作例を実践することのほうが重要です。
7-3. デザイン本とHTML/CSS本はどちらを先に読むべき?
目的によって順番は変わります。
見た目のデザインをしっかり学びたい人は、デザイン本から読むのがおすすめです。レイアウトや配色、フォントを理解してからHTML/CSSに進むと、なぜそのように実装するのかがわかりやすくなります。
一方で、早くWebサイトを作ってみたい人は、HTML/CSS本から始めても問題ありません。その場合も、並行してデザイン基礎の本を読むと、作れるサイトの質が上がります。
7-4. 古いWebデザイン本は買わないほうがいい?
古い本でも、デザインの原則を学ぶ本であれば役立つことがあります。レイアウト、余白、配色、フォントの基本は、時代が変わっても大きくは変わりません。
ただし、HTML/CSS、JavaScript、Figmaなど、技術やツールに関する本は情報が古くなりやすいので注意が必要です。購入前に発行年や改訂版を確認し、現在の制作環境に合っているかを見ておきましょう。
特に初心者は、できるだけ新しい本や改訂版を選ぶと安心です。
7-5. Kindle版と紙の本はどちらがおすすめ?
Kindle版と紙の本は、それぞれメリットがあります。
Kindle版は、持ち運びしやすく、検索しやすいのが魅力です。移動中や外出先でも読みたい人に向いています。
紙の本は、ページを開いたまま作業しやすく、図解や作例をじっくり見比べやすいのがメリットです。デザイン本やHTML/CSSの実践書は、紙の本のほうが使いやすいと感じる人も多いでしょう。
迷う場合は、作業しながら読む本は紙、読み物として学ぶ本はKindleというように使い分けるのがおすすめです。
まとめ
ウェブデザインの本を選ぶときは、まず自分の目的を明確にすることが大切です。
デザインの基礎を学びたいなら、レイアウト、配色、余白、フォントの本を選びましょう。Webサイトを作れるようになりたいなら、HTML/CSS対応の本がおすすめです。実務や副業・転職を意識するなら、Figma、UI/UX、レスポンシブデザインまで学べる本を組み合わせると効果的です。
初心者は、最初から難しい専門書に手を出すよりも、図解や作例が多く、手を動かしながら学べる本を選ぶと挫折しにくくなります。
ウェブデザインは、本を読むだけでなく、実際に作ることで身につきます。気になる本を1冊選んだら、作例を再現し、自分なりにアレンジし、最終的にはポートフォリオ制作につなげていきましょう。

