初心者でも失敗しないウェブデザインサイトの選び方と参考になる優良ギャラリー集
はじめに
ウェブサイトを作るとき、「どんなデザインにすればいいのか分からない」「参考になるウェブデザインサイトを探したい」と感じる人は多いはずです。特に初心者の場合、検索すると大量のギャラリーサイトや制作会社の実績ページが出てきて、どれを見ればよいのか迷ってしまいます。
ウェブデザインサイトは、単におしゃれな見た目を眺めるためのものではありません。配色、レイアウト、写真の使い方、スマホ表示、問い合わせ導線などを分析することで、自社サイトやLP、採用サイト、ECサイトの方向性を決める重要な材料になります。
この記事では、「ウェブデザイン サイト」と検索している初心者に向けて、目的に合ったウェブデザインサイトの選び方、見るべきチェックポイント、参考になる優良ギャラリーサイト、失敗しない活用手順まで分かりやすく解説します。
1. ウェブデザインサイトを探す人がまず知るべきこと
1-1. 「ウェブデザインサイト」とは何を指すのか
「ウェブデザインサイト」という言葉は、人によって意味が少し異なります。ある人はデザインの参考になるギャラリーサイトを指し、ある人は制作会社の実績ページ、また別の人はデザインを学べる情報サイトをイメージしていることがあります。
一般的には、次のようなサイトが「ウェブデザインサイト」として探されています。
・Webデザインの参考事例を集めたギャラリーサイト
・優れたホームページやLPを紹介するリンク集
・制作会社のポートフォリオや実績紹介ページ
・配色、UI、レイアウト、UXを学べる情報サイト
・海外のWebデザインアワードやトレンドサイト
つまり、ウェブデザインサイトを探す前に、「自分は何を知りたいのか」を整理することが大切です。目的が明確になれば、見るべきサイトも自然に絞り込めます。
1-2. 参考サイト・ギャラリーサイト・制作会社サイトの違い
参考サイトとは、自分のサイト制作に役立つデザイン事例全般を指します。企業サイト、LP、採用サイト、ECサイト、ブランドサイトなど、実際に公開されているWebサイトを見ながら、デザインの方向性を考えるために使います。
ギャラリーサイトは、複数のWebサイトを一覧で見られるように整理したサイトです。たとえばSANKOU!は、日本のWebサイトやLPをまとめたギャラリー・リンク集で、カテゴリやクレジット情報も確認できます。SANKOU! MUUUUU.ORGは、業種、カラー、サイトタイプ、デザインテイスト、インタラクションなどのカテゴリから事例を探せるWebデザインギャラリーです。
Webデザインギャラリー・参考サイト集・アワード|MUUUUU.ORG
制作会社サイトは、その会社が手がけた実績やサービス内容を紹介するサイトです。デザインの完成度だけでなく、「どのような課題に対して、どんな設計を行ったのか」を知るヒントになります。依頼先を探している場合は、ギャラリーサイトだけでなく制作会社の実績ページも確認しましょう。
1-3. 初心者が検索時に迷いやすいポイント
初心者が「ウェブデザイン サイト」と検索して迷いやすいのは、検索結果にさまざまな種類のページが混在しているからです。
たとえば、デザイン事例を見たいのに制作会社の営業ページばかり見てしまったり、LPを作りたいのにコーポレートサイトばかり参考にしてしまったりするケースがあります。また、海外のアワードサイトを見て「かっこいい」と感じても、自社のターゲットや予算、更新体制に合わない場合もあります。
検索するときは、「ウェブデザイン サイト 参考」「Webデザイン ギャラリー 国内」「LP デザイン 参考」「採用サイト デザイン 参考」「ECサイト デザイン 参考」のように、目的やサイト種別を加えると探しやすくなります。
1-4. この記事で解決できる悩みと読み進め方
この記事では、次のような悩みを解決できます。
・初心者でも使いやすいウェブデザインサイトを知りたい
・自社サイトの参考になるデザインを効率よく探したい
・国内サイトと海外サイトの違いを理解したい
・ギャラリーサイトを見るときのチェックポイントを知りたい
・集めた参考サイトを制作会社への依頼に活かしたい
まずは目的を整理し、その後に選び方、チェックポイント、具体的なおすすめギャラリーサイト、活用手順の順番で読み進めると、単なる情報収集で終わらず、実際のWeb制作に役立てやすくなります。
2. ウェブデザインサイトを選ぶ前に整理すべき目的
2-1. デザインの参考を探したい場合
デザインの参考を探したい場合は、掲載数が多く、業種やカラー、レイアウトで絞り込めるウェブデザインサイトを選びましょう。最初から1つのサイトだけを見るのではなく、国内ギャラリー、海外ギャラリー、LP特化型、スマホUI特化型などを組み合わせると、アイデアの幅が広がります。
特に初心者は、「おしゃれ」「かっこいい」「シンプル」などの感覚的な言葉だけで探しがちです。しかし、実際には「BtoB向けで信頼感がある」「女性向けでやわらかい印象」「採用応募につながる導線がある」など、目的に合わせて見ることが重要です。
2-2. 自社サイト制作の方向性を決めたい場合
自社サイト制作の方向性を決める場合は、同業種や近いビジネスモデルのサイトを中心に探しましょう。たとえば士業、医療、教育、建築、不動産、美容、IT、食品、採用など、業種によってユーザーが求める情報や安心材料は異なります。
自社サイトでは、見た目の印象だけでなく、会社の強み、サービス内容、実績、問い合わせ導線が分かりやすいかが重要です。デザインが美しくても、訪問者が「何の会社か」「自分に関係があるか」「次に何をすればよいか」を理解できなければ成果につながりません。
2-3. ポートフォリオや学習素材として使いたい場合
Webデザインを学んでいる人やポートフォリオ制作をしたい人は、ギャラリーサイトを「観察」と「分析」の教材として活用しましょう。
ただ眺めるだけではなく、次のように分解して見ると学習効果が高まります。
・ファーストビューで何を伝えているか
・余白や文字サイズはどのように設計されているか
・ボタンやリンクはどこに配置されているか
・色数はどれくらいに抑えられているか
・写真、イラスト、動画は何のために使われているか
・スマホ表示では情報の順番がどう変わっているか
気に入ったデザインをそのまま真似るのではなく、なぜ良いと感じたのかを言語化することで、自分のデザイン力が上がります。
2-4. 制作会社への依頼イメージを固めたい場合
制作会社にWebサイト制作を依頼する場合、参考サイトを用意しておくとイメージ共有がスムーズになります。ただし、「このサイトと同じにしてください」と伝えるのは避けましょう。
制作会社に共有するときは、「このサイトの配色が好き」「このファーストビューの見せ方が近い」「この問い合わせ導線が分かりやすい」「この採用ページの雰囲気が理想に近い」のように、参考にしたい部分を具体的に伝えるのがポイントです。
参考サイトを3〜5件程度に絞り、それぞれの良い点と自社に合わない点を整理しておくと、デザインの方向性がぶれにくくなります。
2-5. 目的が曖昧なまま探すと失敗しやすい理由
目的が曖昧なままウェブデザインサイトを見続けると、魅力的な事例に目移りして判断基準がなくなります。結果として、「おしゃれだけど使いにくい」「自社の顧客層に合わない」「運用しにくい」「成果につながらない」サイトになってしまう可能性があります。
Webデザインは、見た目を整えるだけではなく、ユーザーに情報を届け、行動してもらうための設計です。参考サイトを探す前に、誰に、何を伝え、どの行動をしてほしいのかを決めておきましょう。
3. 初心者でも失敗しないウェブデザインサイトの選び方
3-1. 業種・ジャンルで絞り込めるか
初心者にとって使いやすいウェブデザインサイトの条件は、業種やジャンルで絞り込めることです。たとえば、飲食店、医療、教育、不動産、美容、BtoB、採用、ECなど、自分の目的に近いカテゴリから探せると、参考になる事例を効率よく見つけられます。
SANKOU!は、Webサイト、LP、コーポレートサイト、ブランドサイト、採用サイト、ECサイトなどのタイプ別カテゴリを用意しており、目的別に事例を探しやすいギャラリーです。SANKOU!
3-2. カラー・レイアウト・テイストで探しやすいか
「青を基調にした信頼感のあるサイト」「余白が広いシンプルなサイト」「写真を大きく使ったブランドサイト」など、具体的なイメージがある場合は、カラーやテイストで検索できるサイトが便利です。
MUUUUU.ORGは、業種、カラー、サイトタイプ、デザインテイスト、インタラクションなどのカテゴリから絞り込めるため、感覚的なイメージを具体的な事例に落とし込みやすいサイトです。Webデザインギャラリー・参考サイト集・アワード|MUUUUU.ORG WebDesignClipも、キーワード、業種、カラー、レイアウトなどで条件を絞り込めるギャラリーとして活用できます。
Web Design Clip | Webデザインギャラリー・クリップ集
3-3. 更新頻度が高く最新トレンドを確認できるか
Webデザインのトレンドは変化します。以前は主流だった表現が、現在では古く見えることもあります。そのため、掲載事例が定期的に更新されているウェブデザインサイトを選ぶことが大切です。
I/O 3000は国内外のWeb制作の参考となるサイトをセレクトしているギャラリーで、更新日付きの新しい事例を確認できます。I/O 3000 WebDesignClipも、最新トレンドを押さえたWebデザインを毎日クリップしていると説明しており、国内サイトの傾向を追うのに使いやすいサイトです。
Web Design Clip | Webデザインギャラリー・クリップ集
3-4. 国内サイトと海外サイトの違いを理解する
国内のウェブデザインサイトは、日本語の情報量、余白、信頼感、問い合わせ導線、企業情報の見せ方などを参考にしやすいのが特徴です。日本のユーザー向けにサイトを作るなら、まず国内ギャラリーを確認するのがおすすめです。
一方、海外のウェブデザインサイトは、ビジュアル表現、アニメーション、タイポグラフィ、インタラクションの参考になります。Awwwardsは、世界中の優れたWebデザイナー、開発者、制作会社の才能や努力を評価・紹介するWebデザインアワードです。Awwwards siteInspireは、優れたWebデザインとインスピレーションを集めたキュレーション型のショーケースとして利用できます。
Siteinspire
ただし、海外サイトの表現をそのまま日本向けサイトに取り入れると、情報が少なすぎたり、導線が分かりにくくなったりする場合があります。海外事例は「表現の引き出し」として使い、国内事例は「実用性の参考」として見るとバランスが取れます。
3-5. スマホ表示やレスポンシブデザインを確認できるか
現在のWeb制作では、スマホ表示の確認が欠かせません。PCでは美しく見えても、スマホで文字が小さい、ボタンが押しにくい、画像が重い、情報の順番が分かりにくいと、ユーザーは離脱しやすくなります。
ギャラリーサイトで気になる事例を見つけたら、必ず実際のサイトをスマホで開いて確認しましょう。ファーストビュー、メニュー、CTAボタン、フォーム、スクロールのしやすさをチェックすることで、見た目だけでは分からない使いやすさが見えてきます。
3-6. 見た目だけでなく使いやすさもチェックできるか
良いWebデザインは、見た目の美しさと使いやすさの両方を備えています。色や写真が魅力的でも、目的の情報にたどり着けなければ、ユーザーにとっては使いにくいサイトです。
ウェブデザインサイトを見るときは、次のような視点を持ちましょう。
・何のサイトかすぐに分かるか
・ターゲットに合った言葉が使われているか
・メニュー名が分かりやすいか
・問い合わせや購入への導線が自然か
・スマホでもストレスなく操作できるか
・読み込みに時間がかかりすぎないか
デザイン初心者ほど、「きれい」よりも「分かりやすい」を優先して見ることが大切です。
3-7. 初心者にとって見やすく使いやすいUIか
ギャラリーサイト自体のUIも重要です。検索しにくい、カテゴリが分かりにくい、サムネイルが見づらいサイトでは、参考事例を集めるだけで疲れてしまいます。
初心者は、一覧性が高く、カテゴリやタグが分かりやすく、気になるサイトを保存・比較しやすいギャラリーを選びましょう。最初はSANKOU!、MUUUUU.ORG、I/O 3000、WebDesignClipのような国内サイトから始めると、言語や業種の違いで迷いにくくなります。
4. ウェブデザインサイトを見るときのチェックポイント
4-1. ファーストビューの印象
ファーストビューとは、ページを開いたときに最初に見える範囲のことです。ユーザーは最初の数秒で、そのサイトを見るべきかどうかを判断します。
チェックすべきポイントは、次の通りです。
・何のサイトかすぐ分かるか
・誰に向けたサービスか伝わるか
・メインコピーが分かりやすいか
・写真やイラストが内容と合っているか
・次に取るべき行動が見えるか
ファーストビューが美しくても、伝えたい内容が曖昧だと成果にはつながりません。参考サイトを見るときは、「このサイトは最初に何を伝えようとしているのか」を意識しましょう。
4-2. 配色とブランドイメージの一致
配色は、サイトの印象を大きく左右します。青は信頼感、緑は自然や安心感、赤は力強さや緊急性、黒は高級感、白は清潔感といった印象を与えやすい色です。
ただし、色の意味だけで決めるのではなく、ブランドイメージやターゲットとの相性を見ることが大切です。医療系サイトなら安心感や清潔感、採用サイトなら明るさや社風、ECサイトなら商品が引き立つ配色が求められます。
参考サイトを見たら、メインカラー、アクセントカラー、背景色、ボタン色を分けて観察しましょう。色数を増やしすぎず、役割ごとに整理されているサイトは見やすく感じられます。
4-3. フォント・余白・文字サイズの読みやすさ
初心者が見落としやすいのが、フォント、余白、文字サイズです。おしゃれなフォントを使っていても、本文が読みにくければユーザーは離脱します。
チェックするポイントは、見出しと本文のサイズ差、行間、段落の長さ、余白の取り方です。特にスマホでは、文字サイズが小さすぎないか、行間が詰まりすぎていないかを確認しましょう。
良いサイトほど、情報を詰め込みすぎず、余白を使って視線の流れを作っています。余白は単なる空白ではなく、情報を読みやすくするためのデザイン要素です。
4-4. ナビゲーションや導線の分かりやすさ
ナビゲーションは、ユーザーが目的の情報にたどり着くための案内役です。メニュー名が分かりにくい、項目が多すぎる、ボタンが見つけにくいサイトは、どれだけデザインが良くても使いにくくなります。
参考サイトを見るときは、グローバルナビゲーション、下層ページへのリンク、パンくずリスト、フッター、固定ボタンなどを確認しましょう。特に企業サイトでは、「サービス」「料金」「事例」「会社情報」「お問い合わせ」への導線が分かりやすいかが重要です。
4-5. 写真・イラスト・動画の使い方
写真、イラスト、動画は、サイトの印象を強く決定します。商品やサービスの魅力を伝えるだけでなく、会社の雰囲気、利用シーン、ブランドの世界観を表現する役割があります。
ただし、素材を大きく使えば良いわけではありません。写真が抽象的すぎると内容が伝わらず、動画が重すぎると表示速度に影響します。参考サイトを見るときは、ビジュアルが「何を伝えるために使われているのか」を考えましょう。
4-6. CTAボタンや問い合わせ導線の配置
CTAとは、ユーザーに行動を促すボタンやリンクのことです。問い合わせ、資料請求、購入、予約、応募、無料相談など、サイトの目的によってCTAは異なります。
良いウェブデザインサイトを分析すると、CTAが自然なタイミングで配置されています。ファーストビュー直下、サービス説明の後、実績紹介の後、料金説明の後、ページ下部など、ユーザーの関心が高まる場所に行動導線が用意されています。
CTAを見るときは、ボタンの色、文言、サイズ、配置、周囲の余白を確認しましょう。「お問い合わせ」よりも「無料で相談する」「資料をダウンロードする」のように、ユーザーが得られるメリットが分かる文言の方が行動につながりやすい場合があります。
4-7. 表示速度やスマホでの操作性
デザインが優れていても、ページの表示が遅いとユーザーは離脱します。特に画像や動画、アニメーションを多用しているサイトは、見た目の印象だけでなく動作の軽さも確認しましょう。
スマホでは、メニューが開きやすいか、ボタンが押しやすいか、フォーム入力がしやすいか、スクロール時にストレスがないかを確認します。参考サイトをPCだけで見て判断するのではなく、必ずスマホで実際に操作してみることが大切です。
5. 参考になる優良ウェブデザインギャラリー集
5-1. 国内デザインの参考に使いやすいギャラリーサイト
国内デザインの参考に使いやすい代表的なサイトは、SANKOU!、MUUUUU.ORG、I/O 3000、WebDesignClip、81-web.comなどです。
SANKOU!は、日本のWebサイトやLPを中心に紹介しており、実務向けのカテゴリや制作クレジットも確認できます。SANKOU! 81-web.comは、日本の優れたWebデザインや参考サイトを集めたギャラリーで、タイプ、カテゴリ、カラー、フォント、タグなどの情報が掲載されています。
81-web.com
国内向けの企業サイトやサービスサイトを作る場合は、まず国内ギャラリーを見て、情報量、文章の見せ方、問い合わせ導線、信頼感の出し方を学ぶのがおすすめです。
5-2. 海外トレンドを学べるギャラリーサイト
海外トレンドを学びたい場合は、Awwwards、CSS Design Awards、siteInspire、Lapa Ninja、Httpsterなどが参考になります。
Awwwardsは、世界中のWebデザイン、開発、制作会社を評価・紹介するアワードサイトです。Awwwards CSS Design Awardsは、Site of the DayやUI、UX、Innovationなどの観点でWebデザインを評価するアワードギャラリーです。
CSSデザインアワード siteInspireは、優れたWebデザイン事例をキュレーションするショーケースで、クリエイティブな表現を探すときに役立ちます。
Siteinspire
海外サイトは、余白、タイポグラフィ、インタラクション、ビジュアル表現の参考になります。ただし、日本語サイトにそのまま転用すると読みづらくなる場合があるため、表現の一部を取り入れる意識で活用しましょう。
5-3. LPデザインの参考になるサイト
LPデザインを探すなら、LPアーカイブ、Web Design Clip [L]、SANKOU!のLPカテゴリ、Lapa Ninjaが便利です。
Web Design Clip [L]は、LP制作におけるアイキャッチ、構成、セールスライティングなどの参考になるLPをクリップしており、キーワード、業種、カラーで絞り込めます。Web Design Clip LPアーカイブは、参考になるLPデザインをフォルダごとに分けて管理できる機能を備えています。
LP制作.jp Lapa Ninjaは、7,300件以上のランディングページデザインと15,000件以上のフルページスクリーンショットを提供する海外向けのLP参考サイトです。
Lapa Ninja
LPは、ファーストビュー、問題提起、ベネフィット、実績、比較、FAQ、CTAの流れが重要です。見た目だけでなく、情報の順番や訴求の組み立ても確認しましょう。
5-4. コーポレートサイトの参考になるサイト
コーポレートサイトを作る場合は、SANKOU!のコーポレートサイトカテゴリやMUUUUU.ORGの企業サイトカテゴリが参考になります。SANKOU!にはコーポレートサイトのカテゴリがあり、さまざまな業種やテイストの企業サイトを確認できます。SANKOU! MUUUUU.ORGのコーポレートサイト・企業サイトカテゴリでは、多数の企業サイト事例を配色、写真表現、UI、制作クレジットなどの観点で探せます。
Webデザインギャラリー・参考サイト集・アワード|MUUUUU.ORG
コーポレートサイトでは、信頼感、事業内容の分かりやすさ、実績、採用情報、問い合わせ導線が重要です。トップページだけでなく、下層ページの構成も確認すると実務に活かしやすくなります。
5-5. 採用サイトの参考になるサイト
採用サイトを参考にする場合は、会社の雰囲気、社員紹介、働く環境、メッセージ、募集要項への導線を確認しましょう。MUUUUU.ORGには採用サイト・採用ページのカテゴリがあり、採用向けのWebデザイン事例を探せます。Webデザインギャラリー・参考サイト集・アワード|MUUUUU.ORG
採用サイトでは、応募者が「ここで働くイメージ」を持てるかが重要です。写真のトーン、社員インタビューの見せ方、数字で見る会社紹介、募集職種への導線などをチェックしましょう。
5-6. ECサイトの参考になるサイト
ECサイトの参考を探すときは、デザイン性だけでなく、商品が見やすいか、購入までの流れが分かりやすいか、スマホで買いやすいかを確認しましょう。
見るべきポイントは、商品一覧、商品詳細、カート、レビュー、検索、カテゴリ、キャンペーンバナー、決済導線です。ブランド感を重視するECサイトと、商品数が多いECサイトでは、適したデザインが異なります。
ECサイトの場合、海外のデザインも参考になりますが、日本向けに販売するなら、配送、返品、支払い、問い合わせなどの安心材料を分かりやすく表示している国内事例も必ず確認しましょう。
5-7. アニメーションやインタラクションが参考になるサイト
アニメーションやインタラクションを学びたい場合は、Awwwards、CSS Design Awards、Httpsterなどの海外ギャラリーが参考になります。Httpsterは、タイポグラフィ、ミニマル、ブルータリスト系の雰囲気を持つクリエイティブなWebデザイン事例を紹介しています。httpster.net
ただし、動きのあるデザインは使いすぎに注意が必要です。アニメーションは、ユーザーの理解を助けるため、注目してほしい情報へ視線を誘導するために使うべきです。単に派手にするためだけに入れると、表示速度や操作性を損なうことがあります。
5-8. 初心者がまずブックマークすべき定番サイト
初心者がまずブックマークするなら、次の組み合わせがおすすめです。
| 目的 | おすすめサイト |
|---|---|
| 国内サイト全般の参考 | SANKOU!、MUUUUU.ORG、I/O 3000、WebDesignClip |
| LPの参考 | LPアーカイブ、Web Design Clip [L]、Lapa Ninja |
| 海外トレンド | Awwwards、CSS Design Awards、siteInspire |
| UI/UXやアプリ画面 | Mobbin |
| クリエイティブ表現 | Httpster、CSS Design Awards |
なお、以前よく紹介されていたbookma!は、現在「冬眠中」と案内されているため、最新の参考サイトとして使う場合は稼働状況を確認する必要があります。bookma.org
6. 目的別におすすめのウェブデザインサイト活用法
6-1. 配色のアイデアを集めたいとき
配色のアイデアを集めたいときは、カラー検索ができるウェブデザインサイトを使いましょう。最初に自社ブランドのメインカラーを決め、その色を使っている参考サイトを複数集めます。
見るべきポイントは、背景色、見出し色、ボタン色、アクセントカラーです。同じ青系でも、明るい青なら爽やか、濃い青なら信頼感、くすみ系の青なら落ち着いた印象になります。色の印象だけでなく、ターゲットや業種に合っているかを確認しましょう。
6-2. レイアウトの引き出しを増やしたいとき
レイアウトを学びたいときは、トップページ全体の流れを観察します。ファーストビュー、課題提示、サービス紹介、実績、お客様の声、料金、FAQ、CTAなど、どの順番で情報が並んでいるかを見ましょう。
同じ業種のサイトを複数比較すると、よく使われる構成が見えてきます。たとえばBtoBサイトでは、課題提起、解決策、導入実績、資料請求の流れが多く見られます。採用サイトでは、メッセージ、社員紹介、働く環境、募集要項への導線が重視されます。
6-3. 業種別の成功パターンを知りたいとき
業種別の成功パターンを知るには、同業種のサイトを10件程度集めて比較するのがおすすめです。1件だけを見ると、そのサイト固有の表現に引っ張られますが、複数見ると共通点が分かります。
比較するときは、次の項目を表にまとめると整理しやすくなります。
・業種
・ターゲット
・メインコピー
・メインカラー
・ファーストビューの写真
・CTAの文言
・強調している実績
・問い合わせまでの導線
共通点は取り入れる候補にし、差別化できる点は自社らしさとして整理しましょう。
6-4. 制作会社にイメージを共有したいとき
制作会社に参考サイトを共有するときは、URLだけを送るのではなく、どこを参考にしたいのかを添えましょう。
たとえば、次のように伝えると意図が伝わりやすくなります。
・このサイトの余白感が理想に近い
・このLPのCTA配置を参考にしたい
・この採用サイトの社員写真の見せ方が良い
・このコーポレートサイトの信頼感を取り入れたい
・この海外サイトのアニメーションの雰囲気が好きだが、情報量は国内向けに増やしたい
参考サイトは多すぎると方向性がぶれるため、最終的には3〜5件に絞るのが理想です。
6-5. Webデザイン学習の参考資料にしたいとき
Webデザイン学習では、ギャラリーサイトを見て「良いデザインをストックする」だけでなく、分析ノートを作ると効果的です。
1つのサイトにつき、次のようにメモしてみましょう。
・第一印象
・ターゲット
・配色
・フォントの印象
・余白の取り方
・CTAの配置
・スマホ表示の工夫
・自分の制作に取り入れたい点
この作業を繰り返すと、デザインを感覚ではなく言葉で説明できるようになります。ポートフォリオ制作やクライアントへの提案にも役立ちます。
6-6. 競合サイト分析に活用したいとき
競合サイト分析では、ギャラリーサイトだけでなく、実際の競合企業サイトも確認しましょう。検索結果で上位表示されているサイト、広告を出しているサイト、SNSでよく見られているサイトなどを集めます。
分析するポイントは、デザインだけではありません。サービス内容、価格訴求、実績の見せ方、問い合わせ導線、コンテンツ量、SEO記事の有無なども確認します。
競合と同じようなデザインにするのではなく、競合が伝えきれていない強みや、自社が差別化できるポイントを見つけることが大切です。
7. 初心者がやりがちなウェブデザインサイト選びの失敗
7-1. 見た目のおしゃれさだけで判断する
初心者が最もやりがちな失敗は、見た目のおしゃれさだけで参考サイトを選ぶことです。確かに第一印象は重要ですが、Webサイトの目的は見てもらうことだけではありません。問い合わせ、購入、応募、予約、資料請求など、ユーザーに行動してもらうことが重要です。
おしゃれでも情報が分かりにくいサイトより、シンプルでも迷わず行動できるサイトの方が成果につながる場合があります。
7-2. 自社の目的やターゲットと合わないサイトを参考にする
高級ブランドのようなサイトを参考にしても、自社のターゲットが価格や分かりやすさを重視している場合は合わないことがあります。逆に、情報量の多いサイトを参考にしすぎると、ブランド感を出したいサイトでは重く感じられることもあります。
参考サイトは、業種、ターゲット、目的が近いものを優先しましょう。デザインの好みとビジネス上の適性は分けて考える必要があります。
7-3. トレンドをそのまま真似してしまう
大きな文字、スクロールアニメーション、3D表現、動画背景、グラデーションなど、Webデザインにはさまざまなトレンドがあります。しかし、トレンドをそのまま取り入れれば良いわけではありません。
トレンドは、目的に合う場合だけ取り入れるべきです。ユーザーが情報を探しにくくなる、表示が遅くなる、ブランドイメージと合わない場合は、無理に使わない方がよいでしょう。
7-4. スマホ表示を確認しない
PCの大きな画面で見たときに美しいサイトでも、スマホでは読みづらいことがあります。スマホ表示を確認しないまま参考にすると、実際のユーザー体験を見誤ります。
特に、メニュー、CTAボタン、フォーム、画像の見え方、文字サイズ、スクロール量は必ずスマホで確認しましょう。スマホユーザーが多いサイトでは、PCよりもスマホを優先して設計する必要があります。
7-5. 著作権や模倣リスクを意識しない
参考サイトをそのままコピーするのは避けるべきです。レイアウト、文章、写真、イラスト、アイコン、アニメーションなどを無断で模倣すると、著作権やブランド上のトラブルにつながる可能性があります。
参考にするのは、あくまで考え方や構成です。「余白の使い方」「情報の順番」「CTAの配置」「配色バランス」など、抽象化して取り入れましょう。
7-6. 参考サイトを集めただけで分析しない
参考サイトを大量にブックマークしても、分析しなければ制作には活かせません。大切なのは、なぜ良いと思ったのか、どの部分を自社サイトに取り入れたいのかを整理することです。
「おしゃれ」「好き」で終わらせず、「ターゲットに合っている」「CTAが目立つ」「余白が読みやすい」「写真で信頼感が出ている」のように言語化しましょう。
8. ウェブデザインサイトを効果的に分析する手順
8-1. 気になるサイトを複数集める
まずは、気になるウェブデザインサイトを10〜20件ほど集めます。最初から完璧に選ぶ必要はありません。国内ギャラリー、海外ギャラリー、競合サイト、制作会社の実績などから幅広く集めましょう。
この段階では、好みに合うサイトだけでなく、業種や目的が近いサイトも含めることが大切です。
8-2. 業種・目的・ターゲット別に分類する
集めたサイトを、業種、目的、ターゲット別に分類します。たとえば、コーポレートサイト、LP、採用サイト、ECサイト、ブランドサイトなどに分けます。
さらに、「信頼感がある」「親しみやすい」「高級感がある」「先進的」「ナチュラル」など、印象ごとに分類すると、デザインの方向性を整理しやすくなります。
8-3. 良いと感じた理由を言語化する
次に、それぞれのサイトについて、良いと感じた理由を書き出します。
・ファーストビューのコピーが分かりやすい
・配色がブランドに合っている
・写真の使い方に統一感がある
・CTAが自然に配置されている
・スマホでも読みやすい
・余白が広く、情報が整理されている
言語化することで、デザインの好みを制作要件に変換できます。
8-4. レイアウト・配色・導線を分解して見る
良いサイトを見つけたら、レイアウト、配色、導線に分けて分析します。
レイアウトでは、情報の順番やセクション構成を見ます。配色では、メインカラー、アクセントカラー、背景色、ボタン色を確認します。導線では、問い合わせや購入、応募までの流れを追います。
このように分解すると、表面的なデザインではなく、サイト全体の設計意図が見えてきます。
8-5. 自分のサイトに取り入れる要素を整理する
分析した内容から、自分のサイトに取り入れる要素を選びます。すべてを取り入れる必要はありません。
たとえば、「ファーストビューの構成はAサイト」「配色の方向性はBサイト」「CTAの配置はCサイト」「採用ページの写真の見せ方はDサイト」のように、要素ごとに参考元を分けると、自社らしいデザインに落とし込みやすくなります。
8-6. 制作依頼やデザイン案に落とし込む
最後に、分析結果を制作依頼書やデザイン案に落とし込みます。
制作会社に依頼する場合は、参考サイトのURL、参考にしたい部分、避けたい表現、自社の目的、ターゲット、必要なページ、希望するCTAをまとめて共有しましょう。
自分で制作する場合は、ワイヤーフレームやデザインカンプを作る前に、情報設計を整理します。デザインは、参考サイトを集めるだけでなく、自社の目的に合わせて再構成することが重要です。
9. ウェブデザインサイト選びでよくある質問
9-1. 初心者はどのギャラリーサイトから見るべき?
初心者は、まず国内のギャラリーサイトから見るのがおすすめです。SANKOU!、MUUUUU.ORG、I/O 3000、WebDesignClipは、国内サイトの事例を探しやすく、業種やカラー、サイトタイプから絞り込みやすいので使いやすいです。
慣れてきたら、Awwwards、CSS Design Awards、siteInspireなどの海外サイトも見て、表現の幅を広げましょう。
9-2. おしゃれなサイトをそのまま真似してもいい?
そのまま真似するのは避けましょう。参考にしてよいのは、構成、余白、導線、配色バランスなどの考え方です。文章、写真、イラスト、独自のレイアウト、アニメーションなどをそのままコピーすると、権利上の問題やブランド毀損につながる可能性があります。
参考サイトを見るときは、「何を真似るか」ではなく、「なぜ良いのか」を分析することが大切です。
9-3. 国内サイトと海外サイトはどちらを参考にすべき?
日本向けのサイトを作るなら、まず国内サイトを参考にするのがおすすめです。日本語の文字量、問い合わせ導線、信頼感の出し方、企業情報の見せ方を学びやすいからです。
海外サイトは、ビジュアル表現、アニメーション、タイポグラフィ、余白の使い方を学ぶのに向いています。国内サイトで実用性を学び、海外サイトで表現の引き出しを増やすとよいでしょう。
9-4. Webデザインのトレンドはどこで確認できる?
Webデザインのトレンドは、更新頻度の高いギャラリーサイトやアワードサイトで確認できます。AwwwardsやCSS Design Awardsでは、世界中のクリエイティブなWebデザイン事例をチェックできます。Awwwards+1 国内トレンドを見るなら、SANKOU!、MUUUUU.ORG、I/O 3000、WebDesignClipなどを定期的に確認するとよいでしょう。
ただし、トレンドは目的に合うものだけを取り入れることが大切です。新しい表現でも、ユーザーにとって分かりにくければ逆効果になることがあります。
9-5. 制作会社に参考サイトを共有するときの注意点は?
制作会社に共有するときは、URLだけでなく、参考にしたい理由を添えましょう。「この雰囲気が好き」だけでは解釈が分かれるため、「配色」「余白」「写真の使い方」「CTA配置」「ページ構成」など、具体的なポイントを伝えることが大切です。
また、参考サイトを多く送りすぎると方向性がぶれます。最終的には3〜5件程度に絞り、それぞれの良い点と自社に合わない点を整理して共有しましょう。
9-6. 無料で使えるおすすめの参考サイトはある?
無料で閲覧できるウェブデザインサイトは多くあります。SANKOU!、MUUUUU.ORG、I/O 3000、WebDesignClip、81-web.com、Awwwards、CSS Design Awards、siteInspire、Lapa Ninjaなどは、デザインの参考探しに活用できます。
ただし、一部のサイトや機能は会員登録や有料プランが必要な場合があります。たとえばMobbinは、モバイルアプリやWebアプリのUI/UXリサーチに役立つ大規模なスクリーンショットライブラリを提供していますが、利用できる範囲はプランによって異なります。Mobbin
まとめ
ウェブデザインサイトを選ぶときに大切なのは、最初に目的を明確にすることです。デザインの参考を探したいのか、自社サイト制作の方向性を決めたいのか、LPや採用サイト、ECサイトの構成を学びたいのかによって、見るべきサイトは変わります。
初心者は、まず国内のギャラリーサイトで業種やサイトタイプが近い事例を集めましょう。そのうえで、海外のアワードサイトやトレンドサイトを見れば、表現の幅を広げられます。
ただし、参考サイトは眺めるだけでは意味がありません。ファーストビュー、配色、フォント、余白、ナビゲーション、CTA、スマホ表示、表示速度などをチェックし、「なぜ良いのか」「自分のサイトにどう活かすのか」を言語化することが重要です。
ウェブデザインサイトは、正しく使えば初心者にとって心強い学習素材であり、制作会社への依頼時にも役立つ共有資料になります。おしゃれさだけに流されず、目的、ターゲット、使いやすさを意識しながら、自社に合ったWebデザインの方向性を見つけていきましょう。

