C# Hello World入門|初心者でも5分で実行できる環境構築と書き方

はじめに

C#を学び始めるとき、多くの人が最初に書くプログラムが「Hello World」です。画面に文字を表示するだけのとてもシンプルなプログラムですが、C#の基本構文や実行方法を理解するうえで、最初の一歩として非常に重要です。

「csharp hello world」と検索している方の多くは、C#でHello Worldを表示するコードを知りたい、実行環境を作りたい、エラーなく動かしたい、という目的を持っているはずです。

この記事では、C#初心者でも迷わず進められるように、環境構築からHello Worldの実行、コードの意味、よくあるエラーの解決方法までを順番に解説します。初めてC#に触れる方でも、この記事を読みながら手を動かせば、5分程度で最初のプログラムを実行できるようになります。

1. C#のHello Worldとは?初心者が最初に学ぶ理由

C#のHello Worldとは、コンソール画面に「Hello, World!」という文字を表示するだけの基本的なプログラムです。

たとえば、C#では次のように書きます。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

この1行を実行すると、画面に次のような文字が表示されます。

Hello, World!

とても簡単に見えますが、この中にはC#プログラムの基本が詰まっています。

1-1. Hello Worldで学べるC#プログラムの基本

Hello Worldでは、主に次のような基本を学べます。

C#のコードの書き方、プログラムの実行方法、文字列の扱い方、命令文の終わりにセミコロンを付けるルール、コンソールに文字を表示する方法などです。

特に初心者にとって重要なのは、「コードを書く」「保存する」「実行する」「結果を確認する」という一連の流れを体験できることです。

本格的なアプリやゲームを作る前に、まずはHello WorldでC#の開発手順に慣れることが大切です。

1-2. 「csharp hello world」と検索する人が知りたいこと

「csharp hello world」と検索する人は、主に次のようなことを知りたいと考えています。

C#でHello Worldを書くにはどうすればよいのか、どのソフトをインストールすればよいのか、Visual Studio CodeやVisual Studioで実行できるのか、Console.WriteLineとは何なのか、エラーが出たときにどう直せばよいのか、といった内容です。

この記事では、それらの疑問に対して初心者向けに順番に解説していきます。

1-3. C#とCSharpの表記の違い

C#は正式には「シーシャープ」と読みます。記号の「#」を使って表記するため、正式な書き方は「C#」です。

一方で、検索キーワードやファイル名、URLなどでは「#」が使いにくい場合があります。そのため、「CSharp」や「csharp」と書かれることもあります。

つまり、「C# Hello World」と「csharp hello world」は、基本的には同じ意味で使われます。検索するときはどちらでも関連情報を見つけられますが、正式な文章では「C#」と書くのが一般的です。

1-4. この記事で5分後にできるようになること

この記事を読み終えるころには、次のことができるようになります。

C#を実行するための環境を用意できる、Hello Worldプロジェクトを作成できる、Program.csの中身を確認できる、Console.WriteLineを使って文字を表示できる、よくあるエラーの原因を理解できる、Hello Worldを少し改造して自分の名前などを表示できるようになります。

C#を初めて学ぶ方は、まずこの記事の手順どおりに進めてみてください。

2. C# Hello Worldを実行するために必要な環境

C#のHello Worldを実行するには、C#のコードを書いて動かすための環境が必要です。

基本的には、次のどちらかを使います。

ひとつは、パソコンに.NET SDKをインストールして実行する方法です。もうひとつは、ブラウザ上のオンライン実行環境を使う方法です。

本格的にC#を学ぶなら、パソコンに.NET SDKをインストールする方法がおすすめです。

2-1. C#を動かすには.NETが必要

C#はプログラミング言語であり、C#のプログラムを動かすには.NETという実行環境が必要です。

.NETには、C#のコードをコンパイルしたり、アプリケーションを実行したりするための機能が含まれています。

初心者がまず覚えておきたいのは、C#を書くには「C#という言語」と「.NETという土台」が必要だということです。

C#でHello Worldを実行する場合も、基本的には.NET SDKをインストールしてから作業を進めます。

2-2. 初心者におすすめの開発環境

初心者におすすめの開発環境は、主に次の2つです。

1つ目はVisual Studio Codeです。軽量で動作が速く、C#以外の言語にも使えるため、プログラミング学習全般に向いています。

2つ目はVisual Studioです。C#や.NET開発に必要な機能がまとまっており、Windowsアプリ、Webアプリ、ゲーム開発などにも使いやすい統合開発環境です。

まずはシンプルにHello Worldを実行したい場合は、Visual Studio Codeと.NET SDKの組み合わせで十分です。ボタン操作でプロジェクトを作りたい場合は、Visual Studioを選ぶとよいでしょう。

2-3. Visual Studio Codeで始める場合

Visual Studio CodeでC#を始める場合は、次のものを用意します。

.NET SDK、Visual Studio Code、C#用の拡張機能です。

Visual Studio Codeは軽量なコードエディタなので、それ単体ではC#を実行できません。C#を動かすには.NET SDKが必要です。

インストール後は、ターミナルで次のコマンドを実行して、C#のプロジェクトを作成できます。

Bash
dotnet new console

その後、次のコマンドで実行します。

Bash
dotnet run

これだけでC#のHello Worldを表示できます。

2-4. Visual Studioで始める場合

Visual Studioを使う場合は、「コンソールアプリ」のテンプレートを選ぶことで、C#のHello Worldプロジェクトを簡単に作成できます。

Visual Studioは画面上の操作でプロジェクトを作れるため、コマンド操作に慣れていない初心者にも向いています。

インストール時には、C#や.NET開発に必要なワークロードを選択します。たとえば「.NETデスクトップ開発」などを選ぶと、C#の基本的な開発ができるようになります。

プロジェクトを作成すると、Program.csというファイルが自動で作られます。その中にHello Worldのコードが書かれているため、実行ボタンを押すだけで結果を確認できます。

2-5. ブラウザだけで試せるオンライン実行環境

パソコンにソフトをインストールせずにC#を試したい場合は、ブラウザ上でC#を実行できるオンライン環境を使う方法もあります。

オンライン実行環境を使えば、コードを入力してすぐに実行結果を確認できます。

ただし、本格的にC#を学ぶ場合は、ローカル環境に.NET SDKをインストールしておくのがおすすめです。ファイル操作、プロジェクト管理、エラー確認など、実際の開発に近い経験ができるからです。

まず動きを確認したいだけならオンライン環境、継続して学ぶなら.NET SDKを使うとよいでしょう。

3. C# Hello Worldを5分で実行する手順

ここからは、実際にC# Hello Worldを実行する手順を解説します。

基本的な流れは次のとおりです。

.NET SDKをインストールする、ターミナルを開く、プロジェクトを作成する、Program.csを確認する、プログラムを実行する、結果を確認する、という順番です。

3-1. .NET SDKをインストールする

まず、C#を実行するために.NET SDKをインストールします。

.NET SDKとは、C#のコードを作成・ビルド・実行するために必要な開発キットです。

インストールが完了したら、コマンドプロンプトまたはターミナルで次のコマンドを入力します。

Bash
dotnet --version

バージョン番号が表示されれば、.NET SDKは正しくインストールされています。

たとえば、次のように表示されます。

8.0.xxx

バージョン番号が表示されず、「dotnetが認識されません」といったメッセージが出る場合は、インストールが完了していないか、環境変数の設定が反映されていない可能性があります。

3-2. コマンドプロンプトまたはターミナルを開く

次に、コマンドプロンプトまたはターミナルを開きます。

Windowsの場合は、スタートメニューから「コマンドプロンプト」または「PowerShell」を開きます。

macOSの場合は、「ターミナル」アプリを開きます。

Visual Studio Codeを使っている場合は、上部メニューから「ターミナル」を開くこともできます。

C#のプロジェクトを作成したい場所へ移動しておきましょう。たとえば、デスクトップに作成したい場合は、次のように移動します。

Bash
cd Desktop

3-3. プロジェクトを作成する

C#のコンソールアプリを作成するには、次のコマンドを使います。

Bash
dotnet new console -n HelloWorldApp

このコマンドを実行すると、HelloWorldAppという名前のフォルダが作成され、その中にC#のコンソールアプリに必要なファイルが生成されます。

次に、作成されたフォルダへ移動します。

Bash
cd HelloWorldApp

この時点で、C#のHello Worldを実行する準備はほぼ完了です。

3-4. Program.csを確認する

プロジェクトフォルダの中には、Program.csというファイルがあります。

Program.csは、C#のプログラム本体が書かれているファイルです。

.NET 6以降のコンソールアプリでは、初期状態で次のようなコードが書かれていることが多いです。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

この1行が、画面にHello Worldを表示する命令です。

3-5. Hello Worldを実行する

C#のHello Worldを実行するには、プロジェクトフォルダ内で次のコマンドを入力します。

Bash
dotnet run

このコマンドを実行すると、C#のプログラムがビルドされ、その後に実行されます。

初回実行時は少し時間がかかる場合がありますが、問題がなければコンソールに文字が表示されます。

3-6. 実行結果を確認する

実行に成功すると、次のような結果が表示されます。

Hello, World!

この表示が出れば、C# Hello Worldの実行は成功です。

ここまでで、C#のプロジェクト作成から実行までの基本的な流れを体験できました。

次は、実際のコードの書き方や意味を詳しく見ていきましょう。

4. C# Hello Worldのサンプルコード

C#のHello Worldには、いくつかの書き方があります。

現在よく使われるシンプルな書き方と、従来から使われてきたclass Programを含む書き方を両方知っておくと、古い教材やサンプルコードを読んだときにも理解しやすくなります。

4-1. 最も基本的なHello Worldコード

最も基本的なC# Hello Worldのコードは、次の1行です。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

このコードは、コンソール画面にHello, World!という文字を表示します。

C#では、文字列をダブルクォーテーションで囲みます。また、命令文の最後にはセミコロンを付けます。

4-2. .NET 6以降のシンプルな書き方

.NET 6以降では、コンソールアプリのテンプレートがシンプルになり、次のように短く書けます。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

以前のC#では、class ProgramMainメソッドを明示的に書く必要がありました。しかし、現在のテンプレートでは「トップレベルステートメント」という仕組みにより、最初からシンプルなコードで始められます。

初心者にとっては、余計な構文が少ないため、まずはこの書き方から学ぶのがおすすめです。

4-3. class Programを使った従来の書き方

従来のC#では、Hello Worldは次のように書かれていました。

C#
using System;

namespace HelloWorldApp
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
}

この書き方では、namespaceclassMainメソッドなどが登場します。

古い教材や企業の既存コードでは、この形式を見かけることもあります。そのため、最初はシンプルな書き方で学び、慣れてきたら従来の書き方も理解していくとよいでしょう。

4-4. Console.WriteLineの意味

Console.WriteLineは、コンソール画面に文字を表示するための命令です。

Consoleはコンソールを扱うための機能を表し、WriteLineは文字を1行表示する命令です。

たとえば、次のように書くと、画面にC#を学習中ですと表示されます。

C#
Console.WriteLine("C#を学習中です");

実行結果は次のとおりです。

C#を学習中です

WriteLineの「Line」は行を意味します。つまり、文字を表示したあとに改行も行われます。

4-5. セミコロンや大文字・小文字の注意点

C#では、命令文の最後にセミコロンを付ける必要があります。

正しい例は次のとおりです。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

セミコロンを忘れると、エラーになります。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!")

また、C#は大文字と小文字を区別します。

たとえば、Consoleconsoleと書いたり、WriteLinewritelineと書いたりするとエラーになります。

間違った例は次のとおりです。

C#
console.writeline("Hello, World!");

正しくは、次のように書きます。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

初心者のうちは、セミコロン、大文字・小文字、ダブルクォーテーションの入力ミスに注意しましょう。

5. C# Hello Worldのコードを1行ずつ解説

ここでは、従来のC# Hello Worldコードを使って、1行ずつ意味を解説します。

サンプルコードは次のとおりです。

C#
using System;

namespace HelloWorldApp
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
}

最初は難しく見えるかもしれませんが、ひとつずつ分けて見れば理解しやすくなります。

5-1. using Systemとは何か

C#
using System;

using System;は、Systemという名前空間に含まれる機能を使えるようにするための記述です。

Console.WriteLineConsoleも、Systemに含まれる機能のひとつです。

最近のC#では、プロジェクト設定によってusing System;を明示的に書かなくても動く場合があります。そのため、教材によって書かれている場合と書かれていない場合があります。

初心者の段階では、「C#の標準的な機能を使うための準備」と考えるとよいでしょう。

5-2. namespaceとは何か

C#
namespace HelloWorldApp
{
}

namespaceは、コードを整理するための入れ物のようなものです。

大きなアプリケーションでは、多くのクラスやファイルを扱います。そのとき、名前の衝突を防いだり、関連するコードをまとめたりするためにnamespaceを使います。

Hello Worldのような小さなプログラムでは、すぐに必要性を感じにくいかもしれません。しかし、本格的な開発ではよく使う重要な仕組みです。

5-3. classとは何か

C#
class Program
{
}

classは、C#でプログラムを構成する基本単位のひとつです。

C#はオブジェクト指向プログラミングをサポートしており、クラスを使ってデータや処理をまとめます。

Programはクラス名です。Hello Worldでは、プログラムの入り口となる処理をProgramクラスの中に書いています。

最初のうちは、「C#では処理をクラスの中にまとめることがある」と理解しておけば十分です。

5-4. Mainメソッドとは何か

C#
static void Main(string[] args)
{
}

Mainメソッドは、C#プログラムが実行されるときの開始地点です。

従来のC#では、プログラムを実行すると最初にMainメソッドの中の処理が動きます。

staticvoidstring[] argsは最初は難しく感じるかもしれません。初心者のうちは、まず「Mainメソッドの中に書いた処理が実行される」と覚えれば問題ありません。

.NET 6以降のシンプルな書き方では、Mainメソッドを明示的に書かなくても、内部的には同じようにプログラムの開始地点が作られます。

5-5. Console.WriteLineが画面に文字を表示する仕組み

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

この行が、実際に画面へ文字を表示している部分です。

Consoleはコンソール画面を扱うためのクラスで、WriteLineは文字を表示して改行するメソッドです。

丸かっこの中に表示したい文字を指定します。文字列はダブルクォーテーションで囲みます。

たとえば、次のように変更できます。

C#
Console.WriteLine("こんにちは、C#!");

実行結果は次のようになります。

こんにちは、C#!

このように、Console.WriteLineの中身を変えるだけで、表示される文字も変わります。

6. 初心者がつまずきやすいエラーと解決方法

C# Hello Worldはシンプルなプログラムですが、初心者のうちはエラーに悩むことがあります。

ここでは、特によくあるエラーと解決方法を紹介します。

6-1. dotnetコマンドが認識されない

dotnet --versiondotnet runを実行したときに、次のようなメッセージが表示されることがあります。

'dotnet' は、内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません

この場合、主な原因は.NET SDKが正しくインストールされていないことです。

まずは.NET SDKがインストールされているか確認しましょう。インストール後にターミナルを開いたままの場合は、一度閉じて開き直すことで認識される場合があります。

それでも解決しない場合は、環境変数のPATHに.NETの場所が追加されているか確認します。

6-2. .NET SDKがインストールされていない

.NET Runtimeだけが入っていて、.NET SDKが入っていない場合もC#の開発はできません。

Runtimeはアプリを実行するためのもの、SDKはアプリを作成・ビルド・実行するためのものです。

C# Hello Worldを作成するにはSDKが必要です。

確認するには、次のコマンドを実行します。

Bash
dotnet --list-sdks

インストール済みのSDK一覧が表示されれば問題ありません。何も表示されない場合は、.NET SDKをインストールしましょう。

6-3. Program.csが見つからない

Program.csが見つからない場合は、現在いるフォルダが間違っている可能性があります。

たとえば、次のコマンドでプロジェクトを作成した場合、

Bash
dotnet new console -n HelloWorldApp

Program.csHelloWorldAppフォルダの中に作られます。

そのため、次のようにフォルダへ移動する必要があります。

Bash
cd HelloWorldApp

現在のフォルダにどのファイルがあるか確認したい場合は、Windowsでは次のコマンドを使います。

Bash
dir

macOSやLinuxでは次のコマンドを使います。

Bash
ls

Program.csが表示されれば、そのフォルダで作業できます。

6-4. 日本語や記号の入力ミスでエラーになる

C#では、記号の入力ミスによるエラーがよく起こります。

特に注意したいのは、ダブルクォーテーション、丸かっこ、セミコロンです。

正しいコードは次のとおりです。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

間違った例は次のようなものです。

C#
Console.WriteLine(“Hello, World!);

この例では、ダブルクォーテーションが全角の記号になっています。C#では、文字列を囲む記号は半角の"を使います。

また、セミコロンを全角のにしてしまうとエラーになります。記号は基本的に半角で入力しましょう。

6-5. 実行しても何も表示されない

dotnet runを実行しても何も表示されない場合は、Console.WriteLineが書かれていない可能性があります。

Program.csを開いて、次のようなコードがあるか確認してください。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

また、Console.Writeを使っている場合は、改行されずに表示されるため、見落としやすいことがあります。

C#
Console.Write("Hello, World!");

WriteLineを使うと改行されるため、初心者には結果が確認しやすくなります。

6-6. Visual Studio Codeで実行できない

Visual Studio CodeでC#が実行できない場合は、次の点を確認しましょう。

.NET SDKがインストールされているか、C#用の拡張機能が入っているか、プロジェクトフォルダを正しく開いているか、ターミナルでdotnet runを実行しているか、Program.csが保存されているかを確認します。

特に多いのは、ファイル単体だけを開いていて、プロジェクトフォルダを開いていないケースです。

Visual Studio Codeでは、HelloWorldAppフォルダ全体を開くようにしましょう。

7. C# Hello Worldを少し改造して理解を深める

Hello Worldを実行できたら、少しコードを変更してみましょう。

表示する文字を変えたり、複数行を表示したり、変数や入力を使ったりすると、C#の理解が深まります。

7-1. 表示する文字を変更してみる

まずは、表示する文字を変更してみます。

C#
Console.WriteLine("こんにちは、C#!");

実行結果は次のとおりです。

こんにちは、C#!

Console.WriteLineの中に書いた文字が、そのまま画面に表示されます。

次のように、自分の好きな文章に変えても問題ありません。

C#
Console.WriteLine("C#の勉強を始めました");

このように、コードを少し変えて実行結果が変わることを確認すると、プログラムの動きが理解しやすくなります。

7-2. 複数行の文字を表示してみる

複数行を表示したい場合は、Console.WriteLineを複数回書きます。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");
Console.WriteLine("C#を学習中です");
Console.WriteLine("少しずつ慣れていきましょう");

実行結果は次のようになります。

Hello, World!
C#を学習中です
少しずつ慣れていきましょう

WriteLineは1回実行するごとに改行するため、複数行の表示に向いています。

7-3. 変数を使って名前を表示してみる

次に、変数を使ってみましょう。

変数とは、値を入れておく箱のようなものです。

C#
string name = "太郎";
Console.WriteLine("こんにちは、" + name + "さん!");

実行結果は次のとおりです。

こんにちは、太郎さん!

C#では、文字列を扱うときにstringという型を使います。

また、次のように文字列補間を使うと、より読みやすく書けます。

C#
string name = "太郎";
Console.WriteLine($"こんにちは、{name}さん!");

実行結果は同じです。

こんにちは、太郎さん!

$"..."の中で{name}と書くと、変数の値を文字列の中に埋め込めます。

7-4. ユーザー入力を受け取って表示してみる

今度は、ユーザーが入力した名前を表示してみましょう。

C#
Console.WriteLine("名前を入力してください:");
string? name = Console.ReadLine();

Console.WriteLine($"こんにちは、{name}さん!");

実行すると、名前の入力を求められます。

名前を入力してください:

ここで花子と入力すると、次のように表示されます。

こんにちは、花子さん!

Console.ReadLineは、ユーザーが入力した文字を受け取るための命令です。

Hello Worldから少し発展して、入力と出力を組み合わせることで、よりプログラムらしい動きを体験できます。

8. C# Hello Worldの次に学ぶべきこと

C# Hello Worldを実行できたら、次は基本文法を少しずつ学んでいきましょう。

最初から難しいアプリを作ろうとする必要はありません。小さなサンプルを動かしながら、C#の文法に慣れることが大切です。

8-1. 変数とデータ型

まず学ぶべきなのは、変数とデータ型です。

C#では、数値や文字列など、扱うデータの種類に応じて型を使います。

たとえば、整数はint、小数はdouble、文字列はstring、真偽値はboolを使います。

C#
int age = 20;
string name = "太郎";
bool isStudent = true;

Console.WriteLine(name);
Console.WriteLine(age);
Console.WriteLine(isStudent);

変数とデータ型を理解すると、計算や文字列処理ができるようになります。

8-2. if文による条件分岐

次に学びたいのが、if文です。

if文を使うと、条件によって処理を変えられます。

C#
int age = 20;

if (age >= 18)
{
Console.WriteLine("成人です");
}
else
{
Console.WriteLine("未成年です");
}

実行結果は次のとおりです。

成人です

条件分岐を使えるようになると、ユーザーの入力や状況に応じて動きが変わるプログラムを作れるようになります。

8-3. for文やwhile文による繰り返し

同じ処理を何度も実行したい場合は、繰り返し文を使います。

代表的なのがfor文です。

C#
for (int i = 1; i <= 5; i++)
{
Console.WriteLine(i);
}

実行結果は次のようになります。

1
2
3
4
5

while文を使うと、条件が成り立つ間だけ処理を繰り返せます。

C#
int count = 1;

while (count <= 3)
{
Console.WriteLine(count);
count++;
}

繰り返し処理は、ゲーム、業務アプリ、Webアプリなど、さまざまな場面で使います。

8-4. メソッドの作り方

メソッドとは、処理をまとめて名前を付けたものです。

たとえば、あいさつを表示する処理をメソッドにすると、次のように書けます。

C#
void SayHello()
{
Console.WriteLine("こんにちは!");
}

SayHello();

メソッドを使うと、同じ処理を何度も使い回せます。

また、プログラム全体を整理しやすくなるため、コードが読みやすくなります。

8-5. クラスとオブジェクト指向の基本

C#を本格的に学ぶうえで重要なのが、クラスとオブジェクト指向です。

クラスは、データと処理をまとめるための設計図のようなものです。

たとえば、人を表すPersonクラスを作ると、次のように書けます。

C#
class Person
{
public string Name = "";

public void SayHello()
{
Console.WriteLine($"こんにちは、私は{Name}です");
}
}

クラスを使うことで、現実世界のものをプログラム上で扱いやすくなります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、変数、条件分岐、繰り返し、メソッドを学んだあとに取り組むと理解しやすくなります。

9. C# Hello Worldに関するよくある質問

ここでは、C# Hello Worldを学び始めた初心者からよく出る質問に答えます。

9-1. C#は初心者でも学びやすい?

C#は初心者にも学びやすい言語のひとつです。

文法が比較的読みやすく、Visual StudioやVisual Studio Codeなどの開発環境も充実しています。

また、コンソールアプリ、デスクトップアプリ、Webアプリ、ゲーム開発など、幅広い分野で使えるため、学んだ知識をさまざまな場面に活かせます。

最初はHello Worldから始めて、少しずつ文法を学んでいけば問題ありません。

9-2. C#とJavaはどちらから学ぶべき?

C#とJavaは文法が似ている部分が多く、どちらも初心者が学ぶ言語として人気があります。

WindowsアプリやUnityによるゲーム開発、.NETを使ったWeb開発に興味があるならC#がおすすめです。

一方、Android開発やJavaを使った業務システムに興味があるならJavaを選ぶのもよいでしょう。

どちらを選んでもプログラミングの基本は学べます。迷った場合は、自分が作りたいものに近い言語を選ぶと学習を続けやすくなります。

9-3. Visual StudioとVisual Studio Codeはどちらがいい?

初心者がC#を学ぶ場合、どちらを使っても問題ありません。

Visual StudioはC#や.NET開発向けの機能が豊富で、画面操作でプロジェクトを作成しやすいのが特徴です。

Visual Studio Codeは軽量で、C#以外の言語にも使いやすいエディタです。ターミナル操作に慣れたい人や、シンプルな環境で学びたい人に向いています。

C#を本格的に学ぶならVisual Studio、軽く始めたいならVisual Studio Codeを選ぶとよいでしょう。

9-4. .NETとC#の違いは?

C#はプログラミング言語です。一方、.NETはC#などのプログラムを動かすための開発・実行環境です。

たとえるなら、C#は文章を書くための言語で、.NETはその文章を実際に動かすための土台です。

C#でアプリを作る場合、多くの場面で.NETを使います。そのため、C#を学ぶときは.NETの基本もあわせて理解しておくとよいでしょう。

9-5. Hello Worldの次に何を作ればいい?

Hello Worldの次は、簡単なコンソールアプリを作るのがおすすめです。

たとえば、名前を入力してあいさつするアプリ、足し算や引き算をする計算アプリ、年齢を入力して成人かどうか判定するアプリ、数字当てゲームなどです。

最初から大きなアプリを作る必要はありません。小さなプログラムを何度も作ることで、C#の基本が自然に身につきます。

まとめ

C# Hello Worldは、C#学習の最初に取り組む基本プログラムです。

画面にHello, World!と表示するだけのシンプルな内容ですが、C#のコードの書き方、実行方法、Console.WriteLineの使い方、セミコロンや大文字・小文字のルールなど、重要な基礎を学べます。

C#でHello Worldを実行する基本手順は、.NET SDKをインストールし、ターミナルでプロジェクトを作成し、Program.csを確認して、dotnet runで実行する流れです。

まずは次のコードを実行できれば、C#学習の第一歩は成功です。

C#
Console.WriteLine("Hello, World!");

Hello Worldを実行できたら、表示する文字を変えたり、変数を使ったり、ユーザー入力を受け取ったりして、少しずつ理解を深めていきましょう。

C#は、コンソールアプリだけでなく、Webアプリ、デスクトップアプリ、ゲーム開発などにも使える便利な言語です。最初のHello Worldをきっかけに、C#の基本文法を一歩ずつ学んでいきましょう。