WordPressお問い合わせフォームの作り方|初心者でも20分でできる設置手順とメールが届かない時の対処法

はじめに

WordPressでサイトやブログを運営するなら、お問い合わせフォームの設置はほぼ必須です。読者からの質問、仕事の依頼、資料請求、取材依頼、商品やサービスに関する相談など、サイト運営者と訪問者をつなぐ窓口になります。

とはいえ、初心者の方の中には「WordPressのお問い合わせフォームは難しそう」「メールが届かなかったらどうしよう」「どのプラグインを使えばいいのかわからない」と感じる方も多いはずです。

結論から言うと、WordPressのお問い合わせフォームはプラグインを使えば、HTMLやPHPの知識がなくても簡単に作成できます。代表的なプラグインであるContact Form 7を使えば、基本的なお問い合わせフォームなら20分ほどで設置可能です。

この記事では、WordPressお問い合わせフォームの作り方を初心者向けにわかりやすく解説します。あわせて、メールが届かない時の原因と対処法、スパム対策、設置後の確認ポイントまで紹介します。

1. WordPressお問い合わせフォームでできることと設置前に知っておきたい基礎知識

WordPressお問い合わせフォームとは、サイト訪問者が名前やメールアドレス、問い合わせ内容などを入力し、サイト管理者にメッセージを送信できる仕組みです。

企業サイトだけでなく、個人ブログ、アフィリエイトサイト、ポートフォリオサイト、店舗サイト、サービスサイトなど、さまざまなWordPressサイトで利用されています。

1-1. お問い合わせフォームを設置するメリット

お問い合わせフォームを設置する最大のメリットは、訪問者がサイト上から簡単に連絡できるようになることです。

メールアドレスを探してコピーし、メールソフトを開いて送信する必要がないため、問い合わせまでのハードルを下げられます。特にスマホユーザーにとっては、フォームからそのまま送信できる方が便利です。

また、お問い合わせフォームでは入力項目をあらかじめ指定できます。氏名、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容など、必要な情報を整理して受け取れるため、返信や対応がしやすくなります。

さらに、プライバシーポリシーへの同意チェックやスパム対策を組み合わせることで、安全性を高めながら運用できる点も大きなメリットです。

1-2. メールアドレスを直接掲載する場合との違い

サイトにメールアドレスを直接掲載する方法もありますが、初心者にはあまりおすすめできません。

メールアドレスをそのまま掲載すると、迷惑メール業者の自動収集プログラムに拾われやすくなります。その結果、スパムメールが増える可能性があります。

一方、お問い合わせフォームなら、サイト上にメールアドレスを直接表示せずに連絡窓口を作れます。送信内容も決まった形式で届くため、管理がしやすくなります。

ただし、フォームを設置しただけで完全にスパムを防げるわけではありません。reCAPTCHAや承諾確認チェックボックスなどを組み合わせて、迷惑送信を減らすことが大切です。

1-3. 初心者はプラグインで作る方法がおすすめ

WordPressでお問い合わせフォームを作る方法はいくつかありますが、初心者にはプラグインを使う方法がおすすめです。

プラグインを使えば、専門的なコードを書かなくても、管理画面から項目を追加したり、送信先メールアドレスを設定したりできます。

特にContact Form 7は利用者が多く、情報も豊富です。トラブルが起きた時にも解決方法を調べやすいため、初めてWordPressお問い合わせフォームを作る方に向いています。

1-4. 設置前に決めておく項目

お問い合わせフォームを作る前に、次の項目を決めておくとスムーズです。

まず、フォームに入れる入力項目です。基本は「氏名」「メールアドレス」「件名」「お問い合わせ内容」の4つで十分です。会社名や電話番号は、必要な場合だけ追加しましょう。

次に、問い合わせを受け取るメールアドレスを決めます。普段確認しやすいメールアドレスを設定することが重要です。

さらに、自動返信メールを送るかどうか、プライバシーポリシーへの同意チェックを入れるかどうかも決めておきましょう。個人情報を扱う場合は、プライバシーポリシーページの用意も必要です。

2. WordPressお問い合わせフォームの作り方は主に3種類

WordPressお問い合わせフォームの作り方は、大きく分けて3種類あります。

プラグインで作成する方法、テーマの標準機能を使う方法、外部フォーム作成サービスを使う方法です。それぞれにメリットと注意点があります。

2-1. プラグインで作成する方法

最も一般的なのが、WordPressプラグインを使ってお問い合わせフォームを作る方法です。

Contact Form 7、WPForms、MW WP Form、Snow Monkey Formsなどのプラグインを使えば、管理画面からフォームを作成できます。

プラグインで作るメリットは、導入が簡単で、カスタマイズもしやすいことです。固定ページにショートコードを貼り付けるだけでフォームを表示できるため、初心者でも扱いやすい方法です。

一方で、プラグインを増やしすぎるとサイトが重くなったり、他のプラグインやテーマと相性問題が起きたりする場合があります。必要なプラグインだけを選んで使いましょう。

2-2. テーマ標準機能で作成する方法

一部のWordPressテーマには、お問い合わせフォーム機能が標準で用意されている場合があります。

テーマの設定画面からフォームを作成できるため、追加プラグインを入れずに済むのがメリットです。デザインもテーマに合わせやすく、見た目の統一感を出しやすいでしょう。

ただし、テーマを変更した時にフォーム機能が使えなくなる可能性があります。将来的にテーマを変更する予定がある場合は、プラグインで作成した方が管理しやすいこともあります。

2-3. 外部フォーム作成サービスを使う方法

Googleフォームなどの外部フォーム作成サービスを利用して、WordPressに埋め込む方法もあります。

外部サービスを使うメリットは、WordPress側の設定が少なく、回答データを管理しやすいことです。アンケートや申し込みフォームのように、集計が必要な場合にも便利です。

ただし、デザインがサイトに馴染みにくいことがあります。また、外部サービス側の仕様変更や制限に影響される可能性もあります。

2-4. 初心者におすすめの作成方法

初心者に最もおすすめなのは、プラグインを使ってWordPress内にお問い合わせフォームを作成する方法です。

特に、シンプルな問い合わせ窓口を作りたい場合はContact Form 7が使いやすいです。無料で利用でき、基本的なフォームを短時間で設置できます。

確認画面や保存機能、より直感的な操作を重視したい場合は、他のフォームプラグインも検討するとよいでしょう。まずは基本的なフォームを作り、運用しながら必要な機能を追加していくのがおすすめです。

3. 初心者でも20分でできるWordPressお問い合わせフォームの作り方

ここからは、Contact Form 7を使ってWordPressお問い合わせフォームを作る手順を解説します。

基本的な流れは、プラグインをインストールし、フォームを作成し、固定ページにショートコードを貼り付けるだけです。最後にテスト送信をして、問題なくメールが届くか確認しましょう。

3-1. Contact Form 7をインストールする

まず、WordPress管理画面にログインします。

左メニューの「プラグイン」から「新規追加」をクリックし、検索欄に「Contact Form 7」と入力します。

Contact Form 7が表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。インストールが完了したら、「有効化」をクリックしてください。

有効化すると、WordPress管理画面の左メニューに「お問い合わせ」という項目が追加されます。

3-2. 新しいお問い合わせフォームを作成する

左メニューの「お問い合わせ」から「新規追加」をクリックします。

フォームのタイトルには「お問い合わせフォーム」など、管理しやすい名前を入力します。このタイトルは基本的に管理用なので、訪問者にそのまま表示されるわけではありません。

Contact Form 7では、最初から基本的なフォーム項目が用意されています。必要に応じて項目を追加・削除しながら、自分のサイトに合った形に整えます。

3-3. 名前・メールアドレス・件名・本文の項目を設定する

基本的なWordPressお問い合わせフォームには、次の項目を入れておくとよいでしょう。

氏名、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容です。

Contact Form 7のフォーム編集画面では、次のような形で設定できます。

HTML
<label> 氏名
[text* your-name autocomplete:name] </label>

<label> メールアドレス
[email* your-email autocomplete:email] </label>

<label> 件名
[text* your-subject] </label>

<label> お問い合わせ内容
[textarea* your-message] </label>

[submit "送信"]

この設定では、氏名、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容が表示されます。最後の [submit "送信"] は送信ボタンです。

3-4. 必須項目を設定する

Contact Form 7では、フォームタグにアスタリスクを付けると必須項目になります。

たとえば、氏名を必須にする場合は [text* your-name]、メールアドレスを必須にする場合は [email* your-email] と書きます。

必須項目にしておくと、未入力のまま送信しようとした時にエラーメッセージが表示されます。

基本的には、氏名、メールアドレス、お問い合わせ内容は必須にしておくのがおすすめです。件名については、必要に応じて必須にするか任意にするか決めましょう。

3-5. 送信先メールアドレスを設定する

次に、フォームから送信された内容を受け取るメールアドレスを設定します。

Contact Form 7の編集画面で「メール」タブを開きます。「送信先」に、問い合わせを受け取りたいメールアドレスを入力します。

送信先には、普段確認しているメールアドレスを設定しましょう。独自ドメインのメールアドレスを使っている場合は、メールサーバーの設定もあわせて確認しておくと安心です。

「送信元」には、WordPressサイトと同じドメインのメールアドレスを設定するのがおすすめです。たとえば、サイトのドメインが example.com なら、wordpress@example.cominfo@example.com のようなアドレスです。

送信元にGmailなど外部ドメインのメールアドレスを設定すると、メールが届きにくくなることがあります。

3-6. 自動返信メールを設定する

自動返信メールとは、問い合わせを送信したユーザーに「お問い合わせを受け付けました」と自動で送られるメールです。

Contact Form 7では、「メール」タブ内の「メール(2)」を有効にすると自動返信メールを設定できます。

送信先には、フォームで入力されたメールアドレスを表す [your-email] を設定します。

件名は、たとえば次のようにします。

お問い合わせありがとうございます

本文には、受付完了のメッセージを入れます。

[your-name] 様

この度はお問い合わせいただきありがとうございます。
以下の内容でお問い合わせを受け付けました。

件名:
[your-subject]

お問い合わせ内容:
[your-message]

内容を確認のうえ、担当者よりご連絡いたします。

自動返信メールを設定しておくと、ユーザーは正常に送信できたことを確認できます。信頼感の向上にもつながります。

3-7. ショートコードを固定ページに貼り付ける

フォームの設定が完了したら、画面上部または一覧画面に表示されるショートコードをコピーします。

ショートコードは次のような形です。

[contact-form-7 id="123" title="お問い合わせフォーム"]

次に、左メニューの「固定ページ」から「新規追加」をクリックします。

ページタイトルに「お問い合わせ」と入力し、本文エリアにコピーしたショートコードを貼り付けます。

プレビューでフォームが表示されているか確認し、問題なければ固定ページを公開します。

3-8. お問い合わせページをメニューに追加する

お問い合わせページを作成しただけでは、訪問者が見つけにくい場合があります。

WordPress管理画面の「外観」から「メニュー」を開き、お問い合わせページをメニューに追加しましょう。

グローバルメニューやフッターメニューに「お問い合わせ」を表示すると、訪問者が迷わずアクセスできます。

企業サイトやサービスサイトでは、ヘッダーの目立つ場所に設置するのがおすすめです。個人ブログの場合は、フッターやサイドバーに設置してもよいでしょう。

3-9. テスト送信して動作確認する

お問い合わせフォームを公開したら、必ずテスト送信を行います。

実際に氏名、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容を入力し、送信ボタンを押してみましょう。

確認するポイントは、送信完了メッセージが表示されるか、管理者宛にメールが届くか、自動返信メールが届くか、文字化けしていないか、スマホでも問題なく入力できるかです。

テスト送信でメールが届かない場合は、設定ミスやサーバー側の送信制限が原因の可能性があります。後述する「メールが届かない原因と対処法」を確認してください。

4. お問い合わせフォームに入れておきたい基本項目

WordPressお問い合わせフォームは、項目を増やしすぎると入力の手間が増え、送信率が下がる可能性があります。

必要最低限の項目に絞り、ユーザーが迷わず送信できるフォームにすることが大切です。

4-1. 氏名

氏名は、問い合わせ相手を把握するための基本項目です。

個人ブログであれば「お名前」、企業サイトであれば「氏名」と表記するとよいでしょう。

ハンドルネームでも問い合わせを受け付ける場合は、必須にせず任意項目にする選択肢もあります。ただし、ビジネス目的の問い合わせでは氏名を必須にしておく方が対応しやすくなります。

4-2. メールアドレス

メールアドレスは、返信するために必須の項目です。

入力ミスがあると返信できないため、フォーム側でメールアドレス形式のチェックを入れておきましょう。

Contact Form 7では [email* your-email] を使うことで、メールアドレス形式の入力欄を作成できます。

必要に応じて「確認用メールアドレス」の項目を追加する方法もありますが、入力の手間が増えるため、問い合わせ件数や重要度に応じて判断しましょう。

4-3. 件名

件名は、問い合わせ内容を一目で把握するために役立ちます。

たとえば、「サービスについて」「広告掲載について」「記事内容について」「その他」など、選択式にする方法もあります。

件名を自由入力にすると、ユーザーが好きな表現で入力できます。一方、選択式にすると問い合わせ内容を分類しやすくなります。

シンプルなフォームでは自由入力で問題ありません。問い合わせ件数が多いサイトでは、プルダウンやラジオボタンで分類するのもおすすめです。

4-4. お問い合わせ内容

お問い合わせ内容は、ユーザーが具体的な相談や質問を入力する最も重要な項目です。

入力欄は1行のテキストボックスではなく、複数行入力できるテキストエリアにしましょう。

Contact Form 7では [textarea* your-message] を使います。

項目名は「お問い合わせ内容」「ご相談内容」「メッセージ」など、サイトの雰囲気に合わせて調整できます。

4-5. 会社名・電話番号は必要な場合だけ入れる

会社名や電話番号は、ビジネス向けサイトでは便利な項目です。

ただし、個人情報の入力を求めすぎると、ユーザーが送信をためらう原因になります。

電話での折り返しが必要なサービスや、法人向けの資料請求フォームでは電話番号を入れてもよいでしょう。一方、一般的なブログのお問い合わせフォームでは、電話番号まで求める必要はほとんどありません。

入力項目は「本当に必要か」を基準に選びましょう。

4-6. プライバシーポリシーへの同意チェック

お問い合わせフォームでは、氏名やメールアドレスなどの個人情報を扱います。

そのため、プライバシーポリシーページを用意し、フォーム内に同意チェックを設置するのがおすすめです。

たとえば、次のような文言を入れます。

プライバシーポリシーに同意のうえ送信します。

Contact Form 7では、承諾確認チェックボックスを使って同意項目を追加できます。

個人情報の取り扱いを明確にすることで、ユーザーに安心して問い合わせてもらいやすくなります。

5. WordPressお問い合わせフォームのメールが届かない原因と対処法

WordPressお問い合わせフォームでよくあるトラブルが、「送信はできるのにメールが届かない」という問題です。

Contact Form 7などのフォームプラグインでは、フォーム送信後にWordPressからメールが送られます。しかし、設定ミスやサーバー環境によって、正常に届かないことがあります。

5-1. 送信先メールアドレスの設定ミスを確認する

最初に確認すべきなのは、送信先メールアドレスの入力ミスです。

Contact Form 7の「メール」タブを開き、「送信先」に正しいメールアドレスが入っているか確認しましょう。

よくあるミスは、全角文字が混ざっている、スペルを間違えている、不要なスペースが入っている、古いメールアドレスを設定している、といったケースです。

複数のメールアドレスに送信したい場合は、区切り方にも注意してください。設定方法が間違っていると、メールが正常に送信されない場合があります。

5-2. 迷惑メールフォルダを確認する

次に、受信側の迷惑メールフォルダを確認しましょう。

フォームから送られたメールは、通常のメールよりも迷惑メール判定されやすいことがあります。

特に、送信元メールアドレスとサイトのドメインが一致していない場合、受信側のメールサービスで不審なメールと判断されることがあります。

Gmailを使っている場合は、「迷惑メール」だけでなく、「プロモーション」や「すべてのメール」も確認しましょう。

5-3. WordPressの送信元メールアドレスを確認する

WordPressお問い合わせフォームでメールが届かない原因として多いのが、送信元メールアドレスの設定です。

送信元には、サイトと同じドメインのメールアドレスを設定するのが基本です。

たとえば、サイトURLが https://example.com なら、送信元は info@example.comnoreply@example.com のようにします。

送信元にGmailやYahoo!メールなど外部サービスのアドレスを設定すると、なりすまし判定を受けやすくなり、メールが届かないことがあります。

Contact Form 7の「メール」タブで、送信元の設定を確認しておきましょう。

5-4. サーバー側のメール送信制限を確認する

WordPressからメールを送信するには、サーバー側のメール送信機能が関係しています。

レンタルサーバーによっては、メール送信数に制限があったり、特定の送信方法が制限されていたりする場合があります。

また、サーバーの初期設定によっては、WordPressから送信されるメールが正しく処理されないこともあります。

サーバーの管理画面やマニュアルで、メール送信機能、PHPメール関数、独自ドメインメールの設定を確認しましょう。

5-5. SMTP設定プラグインを導入する

設定を見直してもメールが届かない場合は、SMTP設定プラグインの導入を検討しましょう。

WordPressの標準メール送信ではなく、SMTPサーバーを使ってメールを送信することで、到達率が改善する場合があります。

代表的なSMTP設定プラグインには、WP Mail SMTPなどがあります。

SMTPを設定する際は、利用しているメールサービスやレンタルサーバーのSMTP情報が必要です。ホスト名、ポート番号、認証方式、メールアドレス、パスワードなどを確認して設定します。

設定後は、必ずテストメールを送信し、正常に届くか確認しましょう。

5-6. Gmailや独自ドメインメールで届かない時の確認ポイント

Gmailでメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダ、プロモーションタブ、フィルタ設定を確認してください。

また、フォームから送信されるメールの送信元が不自然な場合、Gmail側で迷惑メールと判断されることがあります。送信元をサイトのドメインに合わせ、SMTP設定を行うと改善することがあります。

独自ドメインメールで届かない場合は、メールアカウントが正しく作成されているか、サーバーのメール容量がいっぱいになっていないか、DNS設定に問題がないかを確認しましょう。

特に、独自ドメインのメール運用では、SPF、DKIM、DMARCなどの認証設定が関係することがあります。メールの信頼性を高めるためにも、サーバーやメールサービスの管理画面で設定状況を確認しておくと安心です。

5-7. それでも届かない場合のチェックリスト

メールが届かない時は、次の順番で確認すると原因を見つけやすくなります。

まず、Contact Form 7の送信先メールアドレスが正しいか確認します。次に、迷惑メールフォルダを確認します。

そのうえで、送信元メールアドレスがサイトと同じドメインになっているか、サーバー側のメール機能に制限がないかを確認します。

さらに、SMTP設定プラグインを導入し、テストメールを送信します。Gmailや独自ドメインメールを使っている場合は、受信側のフィルタや認証設定も見直しましょう。

それでも解決しない場合は、レンタルサーバーのサポートに問い合わせるのが確実です。フォームプラグイン名、送信元メールアドレス、送信先メールアドレス、エラーメッセージの有無を伝えると、原因を特定しやすくなります。

6. スパム対策とセキュリティ設定

WordPressお問い合わせフォームを公開すると、スパム送信が届くことがあります。

特に、サイトが検索エンジンに登録されてアクセスが増えると、自動送信プログラムによる迷惑問い合わせが増える場合があります。

フォームを設置する時は、最初からスパム対策とセキュリティ設定を行っておきましょう。

6-1. reCAPTCHAを設定する

reCAPTCHAは、ボットによる自動送信を防ぐための仕組みです。

Contact Form 7では、reCAPTCHAと連携してスパム対策を行えます。Google reCAPTCHAでサイトキーとシークレットキーを取得し、Contact Form 7のインテグレーション設定に入力します。

reCAPTCHAを設定すると、人間による操作か自動プログラムによる操作かを判定し、スパム送信を減らす効果が期待できます。

ただし、reCAPTCHAだけで完全にスパムを防げるわけではありません。他の対策と組み合わせることが大切です。

6-2. 承諾確認チェックボックスを設置する

承諾確認チェックボックスは、送信前にユーザーへ確認を求める項目です。

たとえば、「プライバシーポリシーに同意する」にチェックを入れないと送信できないようにします。

この項目は、個人情報の取り扱いに同意してもらう目的だけでなく、簡単なスパム対策としても役立ちます。

Contact Form 7では、承諾確認タグを使って追加できます。フォーム内に設置し、送信前に必ず確認してもらうようにしましょう。

6-3. Akismetなどのスパム対策プラグインを使う

Akismetなどのスパム対策プラグインを使うことで、迷惑な送信を減らせる場合があります。

Akismetはコメントスパム対策として有名ですが、フォームプラグインと連携してスパム判定に利用できるケースもあります。

問い合わせ内容に不自然なリンクが大量に入っている、意味のない文字列が並んでいる、海外から同じ内容が繰り返し送られてくるといった場合は、スパム対策プラグインの導入を検討しましょう。

6-4. 不要な入力項目を減らす

セキュリティや使いやすさの面では、不要な入力項目を減らすことも重要です。

入力項目が多いほど、ユーザーの負担が増えます。また、不要な個人情報を取得すると、管理すべき情報も増えてしまいます。

氏名、メールアドレス、お問い合わせ内容だけで十分な場合は、会社名や電話番号を無理に入れる必要はありません。

フォームはシンプルにして、必要な情報だけを受け取るようにしましょう。

6-5. 個人情報を扱う時の注意点

お問い合わせフォームでは、氏名やメールアドレスなどの個人情報を扱います。

そのため、プライバシーポリシーページを用意し、取得する情報の内容、利用目的、管理方法、第三者提供の有無などを明記しておきましょう。

また、受信した問い合わせメールの管理にも注意が必要です。不要になった個人情報は適切に削除し、関係のない人が閲覧できないように管理しましょう。

WordPress本体、テーマ、プラグインを最新の状態に保つことも大切です。古いバージョンを使い続けると、セキュリティリスクが高まる可能性があります。

7. お問い合わせフォーム作成におすすめのWordPressプラグイン

WordPressお問い合わせフォームを作成できるプラグインは複数あります。

ここでは、代表的なプラグインの特徴を紹介します。自分のサイトの目的や操作のしやすさに合わせて選びましょう。

7-1. Contact Form 7

Contact Form 7は、WordPressのお問い合わせフォーム作成でよく使われている定番プラグインです。

無料で利用でき、シンプルなフォームを作りやすいのが特徴です。ショートコードを固定ページに貼り付けるだけでフォームを表示できます。

利用者が多いため、設定方法やトラブル解決に関する情報を見つけやすい点もメリットです。

一方で、直感的なドラッグ&ドロップ操作には対応していないため、最初はフォームタグの仕組みに少し慣れる必要があります。

基本的なWordPressお問い合わせフォームを無料で作りたい初心者におすすめです。

7-2. MW WP Form

MW WP Formは、確認画面や完了画面を作りやすいフォームプラグインとして知られています。

日本語環境で使いやすく、確認画面を重視したいサイトに向いています。

日本のユーザーは、送信前に内容を確認できる画面に慣れていることが多いため、企業サイトや申し込みフォームでは確認画面があると安心感を与えられます。

ただし、プラグインを選ぶ際は、現在の更新状況や使用中のWordPressバージョンとの互換性を必ず確認しましょう。

7-3. WPForms

WPFormsは、ドラッグ&ドロップでフォームを作成できる使いやすさが特徴のプラグインです。

直感的に項目を追加できるため、フォームタグに慣れていない初心者でも扱いやすいでしょう。

無料版でも基本的なお問い合わせフォームを作成できます。有料版では、より高度なフォーム機能や外部サービス連携などを利用できます。

管理画面で視覚的にフォームを作りたい方におすすめです。

7-4. Snow Monkey Forms

Snow Monkey Formsは、シンプルで使いやすいフォームプラグインです。

WordPressのブロックエディターに慣れている方にとって、扱いやすい設計になっています。

特に、Snow Monkeyテーマを使っているサイトでは相性がよく、デザイン面でも馴染みやすいでしょう。

シンプルな構成でお問い合わせフォームを作りたい方や、ブロックエディター中心でサイトを編集している方に向いています。

7-5. プラグイン選びで比較すべきポイント

お問い合わせフォームプラグインを選ぶ時は、機能の多さだけで判断しないことが大切です。

まず、現在のWordPressバージョンに対応しているか、更新が継続されているかを確認しましょう。

次に、使いやすさを確認します。フォームタグで細かく設定したいならContact Form 7、直感的に作りたいならWPFormsのように、自分に合った操作方法を選ぶと失敗しにくくなります。

確認画面が必要か、自動返信メールを設定できるか、スパム対策に対応しているか、デザインを調整しやすいかも比較ポイントです。

初心者は、まず無料で使えるプラグインから試し、必要に応じて有料機能や別のプラグインを検討するとよいでしょう。

8. お問い合わせフォームを設置した後に確認すべきこと

WordPressお問い合わせフォームは、設置して終わりではありません。

正しく表示されるか、メールが届くか、ユーザーが迷わず送信できるかを確認することが大切です。

8-1. スマホで正しく表示されるか確認する

現在は、スマホからサイトを見るユーザーが多くなっています。

お問い合わせフォームも、必ずスマホで表示確認しましょう。

入力欄が画面からはみ出していないか、文字が小さすぎないか、送信ボタンが押しやすいかを確認します。

特に、電話番号やメールアドレスの入力欄では、スマホのキーボードが適切に表示されるかも確認しておくとよいでしょう。

8-2. 入力エラー時の表示を確認する

必須項目を空欄にしたまま送信した場合、エラーメッセージが正しく表示されるか確認します。

メールアドレス欄に不正な形式の文字を入れた場合もテストしましょう。

エラーメッセージがわかりにくいと、ユーザーがどこを修正すればよいかわからず、離脱してしまう可能性があります。

「必須項目です」「正しいメールアドレスを入力してください」など、内容がわかりやすい表示になっているか確認しましょう。

8-3. 送信完了メッセージを確認する

フォーム送信後に表示される完了メッセージも重要です。

送信が完了したのかどうかがわかりにくいと、ユーザーが何度も送信ボタンを押してしまうことがあります。

「お問い合わせありがとうございます。内容を確認のうえ、返信いたします。」のように、送信完了が明確に伝わる文言にしましょう。

返信までに時間がかかる場合は、「通常2〜3営業日以内に返信いたします」などの目安を入れておくと親切です。

8-4. 自動返信メールの内容を確認する

自動返信メールを設定している場合は、実際にテスト送信して内容を確認しましょう。

確認するポイントは、宛名が正しく表示されるか、問い合わせ内容が反映されているか、誤字脱字がないか、返信先情報がわかりやすいかです。

自動返信メールは、ユーザーに届く最初のメールです。サイトやサービスの印象にも関わるため、丁寧でわかりやすい文面にしておきましょう。

8-5. 定期的にテスト送信する

お問い合わせフォームは、一度設置した後も定期的にテスト送信することが大切です。

WordPress本体、テーマ、プラグイン、サーバー環境の変更によって、以前は正常に動いていたフォームが急に使えなくなることがあります。

月に1回程度、またはプラグイン更新後にテスト送信して、メールが届くか確認しましょう。

問い合わせフォームが機能していないと、見込み客や読者からの大切な連絡を逃してしまう可能性があります。

9. WordPressお問い合わせフォームに関するよくある質問

最後に、WordPressお問い合わせフォームに関するよくある質問に回答します。

9-1. お問い合わせフォームは無料で作れる?

はい、無料で作れます。

Contact Form 7やWPFormsの無料版などを使えば、基本的なお問い合わせフォームを無料で設置できます。

ただし、高度な機能を使いたい場合は有料版が必要になることもあります。たとえば、決済連携、外部サービス連携、詳細な条件分岐、フォーム送信データの保存などを使いたい場合です。

一般的な問い合わせ窓口であれば、無料プラグインで十分対応できます。

9-2. HTMLやCSSの知識がなくても作れる?

はい、基本的なお問い合わせフォームであれば、HTMLやCSSの知識がなくても作れます。

Contact Form 7ではフォームタグを使いますが、基本的なテンプレートをコピーして編集すれば、初心者でも設置可能です。

WPFormsのようなドラッグ&ドロップ型のプラグインを使えば、より直感的に作成できます。

デザインを細かく調整したい場合はCSSの知識があると便利ですが、まず設置するだけなら専門知識はほとんど必要ありません。

9-3. 確認画面は必要?

確認画面は必須ではありません。

シンプルな問い合わせフォームであれば、入力画面からそのまま送信する形でも問題ありません。

ただし、企業サイト、申し込みフォーム、資料請求フォーム、採用応募フォームなどでは、送信前に内容を確認できる方がユーザーに安心感を与えられます。

確認画面を重視する場合は、確認画面に対応したフォームプラグインを選ぶとよいでしょう。

9-4. お問い合わせフォームはどのページに設置すべき?

基本的には「お問い合わせ」という固定ページを作成し、そこにフォームを設置するのがおすすめです。

作成したお問い合わせページは、ヘッダーメニュー、フッターメニュー、サイドバーなど、ユーザーが見つけやすい場所にリンクを設置しましょう。

サービスサイトや企業サイトでは、各サービスページの下部に「お問い合わせはこちら」ボタンを設置するのも効果的です。

ブログの場合は、プロフィールページや運営者情報ページからお問い合わせページへリンクすると自然です。

9-5. メールが届かない時は最初に何を確認すべき?

最初に確認すべきなのは、フォームプラグインの送信先メールアドレスです。

入力ミスや古いメールアドレスが設定されていないか確認しましょう。

次に、迷惑メールフォルダを確認します。特にGmailでは、迷惑メールやプロモーションタブに入っていることがあります。

その後、送信元メールアドレスがサイトのドメインと一致しているか、サーバー側のメール送信に問題がないかを確認します。

それでも届かない場合は、SMTP設定プラグインを導入して、メールの送信方法を見直しましょう。

まとめ

WordPressお問い合わせフォームは、サイト訪問者からの質問や仕事の依頼を受け取るために重要な機能です。

初心者がWordPressお問い合わせフォームを作るなら、プラグインを使う方法が最も簡単です。特にContact Form 7を使えば、プラグインのインストール、フォーム作成、固定ページへのショートコード貼り付け、テスト送信という流れで、基本的なフォームを短時間で設置できます。

フォームに入れる項目は、氏名、メールアドレス、件名、お問い合わせ内容を基本にしましょう。会社名や電話番号は、本当に必要な場合だけ追加するのがおすすめです。

また、お問い合わせフォームでは個人情報を扱うため、プライバシーポリシーへの同意チェックやスパム対策も忘れずに設定しましょう。

メールが届かない場合は、送信先メールアドレス、迷惑メールフォルダ、送信元メールアドレス、サーバーのメール送信制限、SMTP設定の順に確認すると原因を見つけやすくなります。

お問い合わせフォームは、設置して終わりではありません。スマホ表示、入力エラー、送信完了メッセージ、自動返信メール、定期的なテスト送信まで確認し、いつでも正常に問い合わせを受け取れる状態にしておきましょう。