ワードプレス固定ページとは?投稿との違い・作り方・メニュー表示・活用法を初心者向けに解説
はじめに
ワードプレスでサイトを作り始めると、最初に迷いやすいのが「固定ページ」と「投稿」の違いです。どちらも文章や画像を入れてページを作る機能ですが、使う目的が大きく異なります。
固定ページは、会社概要・プロフィール・お問い合わせ・プライバシーポリシーなど、サイト内で長く使う基本情報を掲載するためのページです。一方、投稿はブログ記事やニュース、お知らせのように、日付順で追加していくコンテンツに向いています。
この記事では、ワードプレス固定ページとは何か、投稿との違い、作り方、メニューへの表示方法、親子関係、トップページ設定、SEO対策、よくあるトラブルまで初心者向けにわかりやすく解説します。
1. ワードプレスの固定ページとは?
ワードプレスの固定ページとは、サイト内で独立した情報を掲載するためのページです。英語では「Pages」と呼ばれ、WordPress公式ドキュメントでも、サイト構造を整理・管理するために使えるページとして説明されています。WordPress.org
ブログ記事のように新しい順に並ぶものではなく、「このページを見ればサイトや運営者の基本情報がわかる」という役割を持つことが多いです。
1-1. 固定ページの基本的な役割
固定ページの基本的な役割は、サイトに必要な重要情報をわかりやすく配置することです。
たとえば、読者が「このサイトは誰が運営しているのか」「問い合わせ先はどこか」「サービス内容を知りたい」と思ったとき、固定ページがあることで必要な情報へすぐにアクセスできます。
固定ページは、ブログ記事のように更新日やカテゴリーを前面に出すよりも、サイトの案内ページや信頼性を高めるページとして使われます。
1-2. 固定ページが使われる代表的なページ例
固定ページがよく使われるページには、以下のようなものがあります。
プロフィール、会社概要、店舗情報、お問い合わせ、サービス紹介、料金表、アクセス、プライバシーポリシー、特定商取引法に基づく表記、利用規約、サイトマップ、ランディングページなどです。
これらのページは頻繁に新しい記事として追加するものではなく、必要に応じて内容を更新しながら長く使う情報です。そのため、投稿ではなく固定ページで作るのが一般的です。
1-3. 固定ページが初心者にとって重要な理由
初心者がワードプレスサイトを作るとき、固定ページを正しく使えるかどうかでサイトの見やすさが大きく変わります。
ブログ記事だけを増やしても、運営者情報や問い合わせ先が見つからなければ、読者は不安を感じるかもしれません。特に個人ブログ、企業サイト、店舗サイト、アフィリエイトサイトでは、固定ページによってサイトの信頼性を補うことができます。
また、固定ページをメニューに表示すれば、訪問者が必要なページへ迷わず移動できるようになります。
1-4. WordPressサイト運営で固定ページを使う場面
固定ページは、サイトの土台となる情報を掲載するときに使います。
たとえば、ブログを運営するなら「プロフィール」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」は固定ページで作ることが多いです。企業サイトなら「会社概要」「サービス内容」「実績」「採用情報」「お問い合わせ」などを固定ページで作成します。
店舗サイトの場合は「アクセス」「営業時間」「メニュー」「予約案内」なども固定ページに向いています。
2. 固定ページと投稿の違い
ワードプレスには「固定ページ」と「投稿」があります。どちらもページを作成する機能ですが、目的や表示方法が異なります。
2-1. 固定ページと投稿の基本的な違い
固定ページは、サイト内で独立して存在するページです。会社概要やお問い合わせのように、日付よりも内容そのものが重要なページに使います。
投稿は、ブログ記事やニュースのように、時系列で追加していくコンテンツに使います。新しい投稿ほど上に表示され、カテゴリーやタグで分類できます。
つまり、固定ページは「変わりにくい基本情報」、投稿は「継続的に増やす記事」と考えるとわかりやすいです。
2-2. 固定ページは時系列に並ばない
固定ページは、投稿のように新着順で自動的に一覧表示されることを前提としていません。
たとえば、「お問い合わせページ」を新しく作成しても、ブログ記事一覧の一番上に表示されるわけではありません。作った固定ページを読者に見てもらうには、メニューに追加したり、トップページや記事内からリンクを貼ったりする必要があります。
この特徴を知らないと、「固定ページを作ったのにサイトに表示されない」と感じることがあります。
2-3. 投稿はブログ記事やお知らせに向いている
投稿は、ブログ記事、ニュース、コラム、お知らせ、イベント情報などに向いています。
たとえば、「ワードプレス固定ページの作り方」という解説記事を定期的に発信するなら投稿が適しています。一方、「このサイトについて」や「お問い合わせ」は固定ページが適しています。
投稿は日付、著者、カテゴリー、タグなどと相性がよく、記事を増やしていくブログ型サイトに欠かせない機能です。
2-4. カテゴリー・タグの有無の違い
投稿には、標準でカテゴリーとタグを設定できます。カテゴリーは記事を大きなテーマごとに分類する機能で、タグは記事に関連するキーワードを付ける機能です。
一方、固定ページには通常、カテゴリーやタグはありません。固定ページは分類して一覧表示するよりも、メニューや内部リンクから個別に案内する使い方が中心です。
プラグインやカスタマイズによって固定ページにカテゴリーを追加することもできますが、初心者のうちは標準の使い方を理解することが大切です。
2-5. 固定ページと投稿の使い分け方
固定ページと投稿は、次のように使い分けると迷いにくくなります。
長く使う基本情報は固定ページ、定期的に追加する記事は投稿です。
たとえば、「プロフィール」は固定ページ、「ブログ運営で学んだこと」は投稿です。「サービス紹介」は固定ページ、「サービスに関する最新情報」は投稿です。「お問い合わせ」は固定ページ、「キャンペーンのお知らせ」は投稿です。
このように、情報の性質を見ればどちらで作るべきか判断しやすくなります。
2-6. どちらで作るべきか迷ったときの判断基準
迷ったときは、「そのページは新着記事一覧に並べたいか」を考えてみましょう。
新着記事として読んでほしいなら投稿、サイト内の案内ページとして常に置いておきたいなら固定ページです。
また、「カテゴリーで分類したいか」「日付が重要か」「今後も同じ形式の記事を増やすか」も判断材料になります。日付や分類が重要なら投稿、日付よりもページ単体の役割が重要なら固定ページが向いています。
3. ワードプレスで固定ページを作成する方法
ワードプレスの固定ページは、管理画面から簡単に作成できます。基本の流れは、固定ページを新規追加し、タイトルと本文を入力し、必要な設定を行って公開するだけです。
3-1. 管理画面から固定ページを新規追加する手順
固定ページを作成するには、ワードプレス管理画面にログインし、左側メニューの「固定ページ」から「新規追加」をクリックします。
すると編集画面が開きます。ブロックエディターを使って、タイトル、文章、画像、ボタンなどを追加できます。
テーマやWordPressのバージョンによって画面の見た目が多少異なる場合がありますが、基本的には「固定ページ」から作成する点は同じです。
3-2. タイトルと本文を入力する
固定ページの編集画面では、まずタイトルを入力します。
たとえば、お問い合わせページなら「お問い合わせ」、プロフィールページなら「プロフィール」、会社情報なら「会社概要」と入力します。
本文には、読者に伝えたい内容をわかりやすく書きます。お問い合わせページならフォームの案内文、プロフィールページなら自己紹介、会社概要なら所在地や事業内容などを掲載します。
3-3. 画像・見出し・ボタンを追加する
固定ページでは、文章だけでなく画像、見出し、ボタン、リスト、表なども追加できます。
ブロックエディターでは、段落ブロック、見出しブロック、画像ブロック、ボタンブロックなどを組み合わせてページを作ります。WordPressはブロックを使った編集やデザイン機能を備えているため、初心者でも比較的直感的にレイアウトを作成できます。WordPress.org
たとえば、サービス紹介ページでは、見出しでサービスごとに区切り、画像でイメージを伝え、ボタンで問い合わせページへ誘導すると効果的です。
3-4. パーマリンクを設定する
パーマリンクとは、ページのURLのことです。
固定ページを作成すると、タイトルをもとにURLが自動生成されることがあります。ただし、日本語タイトルのままだとURLが長くなったり、コピーしたときに読みにくくなったりする場合があります。
そのため、スラッグは英数字で短く設定するのがおすすめです。たとえば「お問い合わせ」なら「contact」、「会社概要」なら「company」、「プロフィール」なら「profile」のように設定します。
3-5. アイキャッチ画像を設定する
アイキャッチ画像は、ページを象徴する画像です。
固定ページでは、テーマによってアイキャッチ画像の表示位置が異なります。ページ上部に大きく表示されるテーマもあれば、一覧やSNSシェア時に使われるだけのテーマもあります。
プロフィールページなら顔写真やイメージ画像、サービス紹介ページならサービス内容が伝わる画像を設定すると、ページの印象がよくなります。
3-6. 下書き保存・プレビュー・公開の違い
固定ページの編集画面には、「下書き保存」「プレビュー」「公開」といった操作があります。
下書き保存は、まだサイト上に公開せずに作業内容を保存する機能です。プレビューは、公開前に実際の表示に近い形で確認する機能です。公開は、ページを一般の訪問者が見られる状態にする操作です。
初心者のうちは、いきなり公開せず、下書き保存とプレビューを使って確認してから公開すると安心です。
3-7. 公開前に確認すべきポイント
固定ページを公開する前には、タイトル、本文、誤字脱字、画像の表示、リンク先、スマホ表示、パーマリンクを確認しましょう。
特にお問い合わせページでは、フォームが正しく送信できるかを自分でテストすることが重要です。会社概要や店舗情報では、住所、電話番号、営業時間などに間違いがないか確認しましょう。
また、メニューに表示する予定があるページは、公開後にメニュー設定まで忘れずに行います。
4. 固定ページを編集・削除・非公開にする方法
固定ページは一度作成したあとでも、編集、削除、非公開、下書き戻しができます。
4-1. 作成済みの固定ページを編集する手順
作成済みの固定ページを編集するには、管理画面の「固定ページ」から「固定ページ一覧」を開きます。
編集したいページのタイトルをクリックすると編集画面が開きます。本文や画像、タイトル、パーマリンクなどを変更したら、「更新」ボタンをクリックします。
公開済みページの場合、「公開」ではなく「更新」と表示される点に注意しましょう。
4-2. 固定ページを複製したい場合の方法
WordPressの標準機能には、固定ページをワンクリックで複製する機能は基本的にありません。
同じレイアウトのページを作りたい場合は、本文ブロックをコピーして新しい固定ページに貼り付ける方法があります。より簡単に複製したい場合は、ページ複製用のプラグインを使う方法もあります。
ただし、プラグインを追加しすぎると管理が複雑になるため、本当に必要な場合だけ利用しましょう。
4-3. 固定ページを削除する方法
固定ページを削除するには、「固定ページ一覧」から削除したいページにカーソルを合わせ、「ゴミ箱へ移動」をクリックします。
削除したページはすぐに完全削除されるのではなく、いったんゴミ箱に入ります。ゴミ箱内から復元することも、完全に削除することもできます。
不要な固定ページを削除する前には、そのページに内部リンクやメニューリンクが設定されていないか確認しましょう。
4-4. 公開済みページを非公開・下書きに戻す方法
公開済みの固定ページを見せたくない場合は、ページを編集してステータスを下書きに戻す、または公開状態を非公開に変更します。
下書きに戻すと一般の訪問者は見られなくなります。非公開にすると、ログイン中の管理者など限られたユーザーだけが閲覧できる状態になります。
一時的に内容を見直したい場合は、削除ではなく下書きや非公開にするほうが安全です。
4-5. 固定ページを誤って削除したときの復元方法
固定ページを誤って削除した場合は、「固定ページ一覧」のゴミ箱を確認します。
ゴミ箱に残っていれば、該当ページの「復元」をクリックすることで元に戻せます。ただし、ゴミ箱から完全に削除した場合は、WordPressの標準画面から簡単に戻せないことがあります。
その場合は、サーバーのバックアップやWordPressのバックアッププラグインから復元できる可能性があります。重要な固定ページを作成するサイトでは、定期的なバックアップを取っておきましょう。
5. 固定ページをメニューに表示する方法
固定ページを作成しただけでは、必ずしもサイトのメニューに表示されるわけではありません。読者に見つけてもらうには、ナビゲーションメニューに追加する必要があります。
5-1. 固定ページを作っただけではメニューに表示されない理由
固定ページは、作成しただけでは独立したURLを持つページとして存在するだけです。
サイトのヘッダーやフッターに表示するには、メニュー設定でその固定ページを追加する必要があります。WordPressのナビゲーションメニューは、固定ページ、投稿、カテゴリー、カスタムリンクなどを追加できる仕組みです。WordPress Developer Resources
「ページは公開したのにサイト上で見つからない」という場合、多くはメニューやリンクの設定が未完了です。
5-2. ナビゲーションメニューに固定ページを追加する手順
クラシックテーマを使っている場合は、管理画面の「外観」から「メニュー」を開きます。追加したい固定ページにチェックを入れて「メニューに追加」をクリックし、表示したい場所を選んで保存します。
ブロックテーマを使っている場合は、「外観」から「エディター」を開き、ナビゲーションブロックを編集して固定ページへのリンクを追加します。
テーマによって操作画面が異なるため、自分のサイトで使っているテーマに合わせて設定しましょう。
5-3. メニューの表示順を変更する方法
メニューに追加した固定ページの表示順は、ドラッグ操作で変更できます。
たとえば、ヘッダーメニューに「ホーム」「プロフィール」「サービス」「ブログ」「お問い合わせ」の順で並べたい場合、メニュー編集画面でその順番に並べ替えます。
よく見られるページほど左側や上部に配置すると、読者がアクセスしやすくなります。
5-4. 親メニュー・子メニューを設定する方法
メニューでは、親メニューと子メニューを設定できます。
たとえば、「サービス」という親メニューの下に「SEO対策」「Web制作」「広告運用」といった子メニューを置くことができます。クラシックテーマのメニュー画面では、メニュー項目を少し右にずらして配置すると階層化できます。WordPress公式のメニュー解説でも、ドラッグ&ドロップで多階層メニューを作成できると説明されています。WordPress.org Italia
ただし、子メニューを増やしすぎるとスマホで見づらくなるため、必要なものだけに絞りましょう。
5-5. ヘッダー・フッターに固定ページを表示する方法
固定ページは、ヘッダーだけでなくフッターにも表示できます。
ヘッダーには、読者がよく使う「サービス」「プロフィール」「お問い合わせ」などを配置します。フッターには、「プライバシーポリシー」「特定商取引法に基づく表記」「運営者情報」「サイトマップ」などを置くことが多いです。
ヘッダーは回遊性を高める役割、フッターは補足情報や法的ページへの導線として考えると整理しやすくなります。
5-6. メニューに表示されないときの確認ポイント
固定ページをメニューに追加しても表示されない場合は、まずメニューを保存したか確認しましょう。
次に、メニューの表示位置が正しく選ばれているか、テーマ側でそのメニュー位置が使われているかを確認します。キャッシュ系プラグインを使っている場合は、キャッシュを削除すると反映されることがあります。
また、固定ページが下書きや非公開になっている場合、通常の訪問者には表示されません。
6. 固定ページの親子関係と階層構造
ワードプレスの固定ページでは、親ページと子ページを設定できます。これにより、関連するページを階層構造で整理できます。
6-1. 固定ページの親ページ・子ページとは?
親ページとは、上位に置く固定ページのことです。子ページとは、その親ページの下に配置する固定ページです。
たとえば、「サービス紹介」という親ページの下に、「ホームページ制作」「SEOコンサルティング」「広告運用代行」という子ページを作ることができます。
このように階層化すると、サイト構造がわかりやすくなります。
6-2. 階層構造を設定するメリット
階層構造を設定するメリットは、関連ページを整理しやすくなることです。
ページ数が少ないうちは階層化しなくても問題ありませんが、サービスページや地域別ページ、サポートページなどが増えてくると、親子関係を使ったほうが管理しやすくなります。
読者にとっても、「どのページがどの情報に属しているのか」がわかりやすくなります。
6-3. 親ページを設定する手順
親ページを設定するには、固定ページの編集画面を開き、ページ属性や設定パネルから親ページを選びます。
たとえば、「SEOコンサルティング」という固定ページを編集し、親ページとして「サービス紹介」を選択します。その後、保存または更新すれば親子関係が反映されます。
設定項目の場所はテーマやエディター環境によって異なる場合があります。
6-4. URL構造が変わる仕組み
固定ページに親子関係を設定すると、URLにも階層が反映されることがあります。
たとえば、親ページのスラッグが「service」、子ページのスラッグが「seo」の場合、URLは「/service/seo/」のような形になります。
このURL構造は、読者にも検索エンジンにもページの関係性を伝えやすくなります。ただし、公開後にURLを変更するとリンク切れや404エラーの原因になることがあるため注意が必要です。
6-5. 階層化に向いているページ例
階層化に向いているのは、関連する固定ページが複数ある場合です。
たとえば、サービス紹介と各サービス詳細、会社概要と沿革・代表挨拶・アクセス、サポートとよくある質問・使い方ガイド、店舗一覧と各店舗ページなどです。
情報のまとまりがある場合は、親ページを作り、その下に子ページを配置すると整理しやすくなります。
6-6. 階層を深くしすぎるデメリット
階層構造は便利ですが、深くしすぎると管理が難しくなります。
URLが長くなり、読者が現在地を把握しにくくなることがあります。また、メニューも複雑になり、スマホ表示で使いにくくなる場合があります。
初心者のうちは、親ページと子ページの2階層程度に抑えると扱いやすいです。
7. 固定ページのトップページ設定方法
ワードプレスでは、固定ページをサイトのトップページとして表示できます。企業サイトや店舗サイト、サービスサイトでは、この設定を使うことが多いです。
7-1. 固定ページをサイトのトップページにする方法
固定ページをトップページにするには、まずトップページ用の固定ページを作成します。
たとえば、「ホーム」や「トップページ」という固定ページを作成し、サイトの紹介、サービス概要、最新情報へのリンク、お問い合わせボタンなどを配置します。
その後、表示設定からホームページとしてその固定ページを選択します。
7-2. 最新の投稿一覧ページとの違い
WordPressの初期設定では、トップページに最新の投稿一覧が表示されることがあります。
これはブログ型サイトには便利ですが、企業サイトや店舗サイトでは、最初に見せたい情報を自由に設計しにくい場合があります。
固定ページをトップページにすると、サイトの目的に合わせて構成を作り込めます。サービス紹介、実績、プロフィール、問い合わせ導線などを自由に配置できます。
7-3. ホームページ設定の変更手順
ホームページ設定を変更するには、管理画面の「設定」から「表示設定」を開きます。
「ホームページの表示」で固定ページを選び、ホームページとして使いたい固定ページを指定します。あわせて投稿ページを別に指定することもできます。
ブロックテーマを使っている場合は、サイトエディター側でテンプレートやホームページの見た目を調整することもあります。
7-4. ブログ一覧ページを別に設定する方法
固定ページをトップページにした場合でも、ブログ記事一覧ページを別に作れます。
たとえば、「ブログ」という空の固定ページを作成し、表示設定で投稿ページに指定します。すると、トップページは固定ページ、ブログ一覧は別ページとして運用できます。
企業サイトにブログ機能を追加したい場合や、個人ブログでトップページをデザインしたい場合に便利です。
7-5. トップページに固定ページを使うメリット
トップページに固定ページを使うメリットは、サイトの第一印象を自由に設計できることです。
最新記事の一覧だけでなく、サイトのコンセプト、運営者情報、人気記事、サービス内容、実績、お問い合わせボタンなどを配置できます。
読者に最初に見てほしい情報を整理できるため、回遊率や問い合わせ率の改善にもつながります。
8. 固定ページの活用法
固定ページは、サイトの信頼性や使いやすさを高めるために活用できます。ここでは代表的な使い方を紹介します。
8-1. プロフィールページ
プロフィールページは、個人ブログや専門サイトで重要な固定ページです。
運営者の名前、経歴、実績、発信テーマ、サイトを運営する理由などを掲載します。読者は「誰が書いているのか」を知ることで、記事への信頼感を持ちやすくなります。
顔写真やSNSリンク、実績ページへのリンクを入れるのも効果的です。
8-2. お問い合わせページ
お問い合わせページは、読者や見込み客が運営者に連絡するためのページです。
フォーム、メールアドレス、返信の目安、営業連絡への対応方針などを記載します。フォームを設置する場合は、専用プラグインを使うことが一般的です。
ビジネス目的のサイトでは、お問い合わせページへの導線をヘッダーやフッターに置くとよいでしょう。
8-3. 会社概要・店舗情報ページ
会社概要や店舗情報ページでは、事業内容、所在地、代表者名、営業時間、電話番号、アクセス方法などを掲載します。
実店舗がある場合は、地図や最寄り駅からの行き方、駐車場情報もあると親切です。
会社や店舗の基本情報を明確にすることで、ユーザーからの信頼を得やすくなります。
8-4. サービス紹介ページ
サービス紹介ページでは、提供しているサービスの内容、料金、流れ、実績、よくある質問などを掲載します。
単にサービス名を並べるだけでなく、「誰のどんな悩みを解決できるのか」を明確に書くことが大切です。
サービスページからお問い合わせページや申し込みページへ内部リンクを設置すると、成果につながりやすくなります。
8-5. プライバシーポリシーページ
プライバシーポリシーページは、個人情報の取り扱いについて説明するページです。
お問い合わせフォーム、アクセス解析、広告配信、コメント機能などを使う場合は、個人情報やデータの扱いについて明記しておくことが重要です。
アフィリエイトサイトや広告を掲載するブログでも、プライバシーポリシーを用意しておくと安心です。
8-6. 特定商取引法に基づく表記ページ
商品やサービスを販売するサイトでは、特定商取引法に基づく表記が必要になる場合があります。
販売者情報、所在地、連絡先、販売価格、支払い方法、返品・キャンセル条件などを記載します。
オンライン講座、デジタルコンテンツ、物販、コンサルティングなどを販売する場合は、必要項目を確認して固定ページで用意しましょう。
8-7. ランディングページ
ランディングページは、特定の商品やサービスへの申し込み、問い合わせ、資料請求などを目的に作るページです。
通常の固定ページよりも、1つの目的に絞って構成します。悩みの提示、解決策、サービス内容、実績、お客様の声、料金、申し込みボタンなどを順番に配置します。
広告やSNSからの流入先としても使われます。
8-8. サイトマップページ
サイトマップページは、サイト内の主要ページや記事へのリンクを一覧でまとめるページです。
読者が目的のページを探しやすくなるだけでなく、内部リンクの整理にも役立ちます。
記事数が増えてきたブログや、ページ数の多い企業サイトでは、サイトマップページを固定ページで作成しておくと便利です。
9. 固定ページ作成で初心者がつまずきやすいポイント
固定ページは便利ですが、初心者がつまずきやすい点もあります。よくある原因を知っておくと、トラブルを早く解決できます。
9-1. 固定ページがサイトに表示されない
固定ページを公開したのに見つからない場合、メニューや内部リンクに追加していない可能性があります。
固定ページは投稿一覧に自動で並ぶものではありません。公開後は、ヘッダー、フッター、トップページ、記事内リンクなどからアクセスできるように設定しましょう。
また、ページが下書きや非公開になっていないかも確認してください。
9-2. 固定ページと投稿の使い分けがわからない
使い分けに迷ったら、「日付順に増やす情報か」「サイトの基本情報か」で判断しましょう。
ブログ記事、ニュース、お知らせは投稿。プロフィール、お問い合わせ、会社概要、プライバシーポリシーは固定ページです。
固定ページにすべき内容を投稿で作ってしまうと、記事一覧に混ざってわかりにくくなることがあります。
9-3. メニューに追加しても反映されない
メニューに追加したのに表示されない場合は、メニュー保存を忘れていないか確認しましょう。
また、メニューの表示位置が正しく選択されているか、テーマがそのメニュー位置に対応しているかも重要です。
キャッシュプラグインやブラウザキャッシュが原因で、変更がすぐに見えないこともあります。その場合はキャッシュを削除して再確認します。
9-4. URLやスラッグの設定で迷う
固定ページのURLは、短くわかりやすい英数字にするのがおすすめです。
たとえば、お問い合わせは「contact」、会社概要は「company」、サービスは「service」、プロフィールは「profile」などです。
URLは後から変更できますが、変更すると古いURLにアクセスしたとき404エラーになる可能性があります。公開前にできるだけ決めておきましょう。
9-5. デザインが思い通りにならない
固定ページのデザインは、使用しているテーマの影響を受けます。
同じ内容を入力しても、テーマによって余白、文字サイズ、見出しデザイン、アイキャッチ画像の表示方法が異なります。
思い通りにならない場合は、ブロックエディターでレイアウトを調整する、テーマ設定を見直す、必要に応じてページビルダーを使うなどの方法があります。
9-6. 固定ページのテンプレートが選べない
固定ページテンプレートは、テーマが対応している場合に選択できます。WordPress公式のテーマ開発ドキュメントでも、ページテンプレートは特定のページやページグループに適用できるテンプレートファイルとして説明されています。WordPress Developer Resources
テンプレートの選択肢が表示されない場合、使用中のテーマが複数テンプレートに対応していない可能性があります。
ブロックテーマでは、従来のテンプレート選択とは操作方法が異なる場合もあります。
9-7. スマホ表示が崩れる
固定ページを作るときは、必ずスマホ表示を確認しましょう。
パソコンではきれいに見えても、スマホでは画像が大きすぎる、ボタンが押しにくい、横スクロールが出る、表が見切れるといった問題が起こることがあります。
プレビュー機能や実機確認を使い、スマホでも読みやすい余白、文字サイズ、画像サイズになっているか確認しましょう。
10. 固定ページを作るときのSEO対策
固定ページも検索結果に表示される可能性があります。そのため、重要な固定ページではSEOを意識して作成しましょう。
10-1. 検索意図に合ったページ内容にする
SEOで大切なのは、検索した人が知りたい内容に答えることです。
たとえば、「ワードプレス 固定ページ」と検索する人は、固定ページの意味、投稿との違い、作り方、メニュー表示の方法などを知りたい可能性があります。
検索意図に合わない内容ばかり書いても、読者の満足度は高まりません。まずは読者の疑問を整理し、それに答える構成にしましょう。
10-2. タイトルと見出しにキーワードを入れる
固定ページを検索上位に表示させたい場合は、タイトルや見出しにキーワードを自然に入れます。
たとえば、「ワードプレス固定ページとは」「固定ページと投稿の違い」「固定ページの作り方」のように、読者が検索しそうな言葉を含めます。
ただし、キーワードを不自然に詰め込みすぎると読みづらくなります。読者にとって自然な文章を優先しましょう。
10-3. スラッグは短くわかりやすくする
スラッグは、ページの内容がわかる短い英数字にします。
たとえば、固定ページの解説なら「wordpress-page」、お問い合わせなら「contact」、サービス紹介なら「service」のようにします。
長すぎるURLや意味のない文字列は避け、管理者にも読者にもわかりやすい形にしましょう。
10-4. 内部リンクを適切に設置する
固定ページには、関連する投稿や別の固定ページへの内部リンクを設置しましょう。
たとえば、サービス紹介ページから料金ページやお問い合わせページへリンクする、プロフィールページから実績ページへリンクする、記事内から関連する固定ページへリンクするなどです。
内部リンクは読者の回遊を助けるだけでなく、サイト内の重要ページを検索エンジンに伝える役割もあります。
10-5. メタディスクリプションを設定する
メタディスクリプションは、検索結果に表示されるページ説明文として使われることがあります。
SEOプラグインを使うと、固定ページごとにメタディスクリプションを設定できます。ページ内容を100〜120文字程度で簡潔にまとめ、検索キーワードを自然に含めるとよいでしょう。
ただし、検索結果に必ず設定した文章が表示されるとは限りません。
10-6. 画像のalt属性を設定する
固定ページに画像を使う場合は、alt属性を設定しましょう。
alt属性は、画像の内容をテキストで説明するものです。画像が表示されない場合や、音声読み上げ環境でも内容を伝えやすくなります。
たとえば、会社外観の写真なら「株式会社〇〇の外観」、プロフィール写真なら「サイト運営者〇〇のプロフィール写真」のように具体的に書きます。
10-7. 不要な固定ページをインデックスさせない
すべての固定ページを検索結果に表示させる必要はありません。
たとえば、サンクスページ、テストページ、会員限定ページ、内容の薄い仮ページなどは、検索結果に出さないほうがよい場合があります。
SEOプラグインを使えば、ページごとにnoindexを設定できることがあります。重要なページだけを検索対象にする意識が大切です。
10-8. 表示速度とスマホ対応を確認する
固定ページのSEOでは、表示速度とスマホ対応も重要です。
画像が重すぎると読み込みが遅くなり、読者が離脱しやすくなります。画像を圧縮し、不要な装飾や重いプラグインを減らしましょう。
また、スマホで読みやすい文字サイズ、押しやすいボタン、崩れないレイアウトになっているか確認します。
11. 固定ページとテーマ・プラグインの関係
固定ページの見た目や機能は、テーマやプラグインの影響を受けます。
11-1. テーマによって固定ページのデザインが変わる
WordPressでは、テーマによって固定ページのデザインが変わります。
見出しの装飾、本文幅、余白、アイキャッチ画像の位置、サイドバーの有無などはテーマごとに異なります。
そのため、固定ページを作り込む前に、使用テーマのデザインやカスタマイズ機能を確認しておくとスムーズです。
11-2. 固定ページテンプレートの使い方
固定ページテンプレートを使うと、ページごとに異なるレイアウトを適用できます。
たとえば、通常ページはサイドバーあり、ランディングページはサイドバーなし、トップページは専用レイアウトにする、といった使い方ができます。
テンプレートの種類や設定方法はテーマによって異なります。テンプレートが表示されない場合は、テーマが対応していない可能性があります。
11-3. ブロックエディターでレイアウトを調整する方法
ブロックエディターを使えば、固定ページのレイアウトをある程度自由に調整できます。
見出し、段落、画像、カラム、ボタン、カバー、グループなどのブロックを組み合わせることで、サービス紹介ページやプロフィールページを作成できます。
ただし、デザインにこだわりすぎるとページが重くなったり、スマホ表示が崩れたりすることがあります。見やすさを優先しましょう。
11-4. ページビルダープラグインを使う場合の注意点
ページビルダープラグインを使うと、固定ページをより自由にデザインできます。
ランディングページやサービスページを作り込みたい場合には便利ですが、使いすぎると表示速度が遅くなったり、プラグイン停止時にレイアウトが崩れたりすることがあります。
導入前に、操作性、表示速度、テーマとの相性、将来的な管理のしやすさを確認しましょう。
11-5. お問い合わせフォーム用プラグインとの連携
お問い合わせページを作る場合は、フォーム用プラグインを使うことが多いです。
フォームを作成し、固定ページにショートコードやブロックで埋め込むことで、お問い合わせページを完成させます。
設置後は、送信テストを行い、通知メールが届くか、迷惑メールに入らないか、入力項目に不足がないかを確認しましょう。
12. 固定ページに関するよくある質問
ここでは、ワードプレス固定ページについて初心者が疑問に思いやすい点をまとめます。
12-1. 固定ページはいくつまで作れる?
固定ページは必要に応じて複数作成できます。WordPress公式ドキュメントでも、サイトに必要なだけページを追加できると説明されています。WordPress.org
ただし、数を増やしすぎると管理が大変になります。不要なページや内容が重複するページは作らず、サイト構造を整理しながら作成しましょう。
12-2. 固定ページにカテゴリーやタグは付けられる?
標準の固定ページには、通常カテゴリーやタグはありません。
カテゴリーやタグを使って分類したいコンテンツは、投稿で作成するのが基本です。固定ページにカテゴリーやタグを付けたい場合は、プラグインやカスタマイズが必要になることがあります。
初心者のうちは、固定ページは分類しない独立ページ、投稿は分類する記事と考えるとわかりやすいです。
12-3. 固定ページはブログ記事として表示できる?
固定ページは、通常のブログ記事一覧には表示されません。
ブログ記事として新着順に並べたい場合は、投稿で作成するのが適しています。ただし、固定ページへのリンクを記事内やメニューに設置すれば、読者を誘導することはできます。
ブログ記事のように更新していく内容なら投稿、常設ページとして見せたい内容なら固定ページを選びましょう。
12-4. 固定ページを検索結果に表示させない方法は?
固定ページを検索結果に表示させたくない場合は、SEOプラグインでnoindexを設定する方法があります。
また、ページを下書きや非公開にすれば、一般の訪問者は閲覧できません。ただし、公開したまま検索結果だけに表示させたくない場合は、noindex設定を使うのが一般的です。
重要なページを誤ってnoindexにしないよう注意しましょう。
12-5. 固定ページのURLは後から変更できる?
固定ページのURLは後から変更できます。
ただし、公開後にURLを変更すると、古いURLにアクセスしたユーザーが404エラーになることがあります。外部サイトやSNS、検索結果からリンクされている場合は特に注意が必要です。
URLを変更する場合は、必要に応じてリダイレクト設定を行いましょう。
12-6. 固定ページと投稿は後から変換できる?
固定ページと投稿は、標準機能だけでは簡単に相互変換できない場合があります。
本文をコピーして新しく投稿または固定ページを作り直す方法があります。また、投稿タイプを変換するプラグインを使う方法もあります。
ただし、URLやカテゴリー、メニュー、内部リンクに影響することがあるため、変換前に確認しましょう。
12-7. 固定ページが404になる原因は?
固定ページが404になる原因には、URLの変更、ページの削除、下書き化、パーマリンク設定の不具合、スラッグの重複、キャッシュなどがあります。
まず、固定ページが公開状態になっているか確認します。次に、正しいURLでアクセスしているか、メニューのリンク先が古くなっていないかを見直します。
解決しない場合は、管理画面の「設定」から「パーマリンク」を開き、何も変更せずに保存すると改善することがあります。
まとめ
ワードプレス固定ページは、サイトの基本情報や重要な案内ページを作るための機能です。プロフィール、会社概要、お問い合わせ、サービス紹介、プライバシーポリシーなど、長く使うページに向いています。
投稿との大きな違いは、固定ページが時系列に並ばず、カテゴリーやタグで分類することを前提としていない点です。ブログ記事やお知らせは投稿、サイト内の常設ページは固定ページと考えると使い分けやすくなります。
固定ページを作成したら、メニューに追加したり、トップページや記事内からリンクを貼ったりして、読者がアクセスしやすい導線を整えましょう。
また、SEOを意識するなら、検索意図に合った内容、わかりやすいタイトルと見出し、短いスラッグ、内部リンク、メタディスクリプション、画像のalt属性、スマホ対応を確認することが大切です。
固定ページを正しく使えるようになると、ワードプレスサイトの信頼性、使いやすさ、成果につながる導線を大きく改善できます。初心者の方は、まずプロフィール、お問い合わせ、プライバシーポリシーなどの基本ページから作成してみましょう。

