CSharp Editorおすすめ10選|無料で使えるオンラインC#エディタとIDEの選び方
はじめに
C#を学び始めたとき、「コードをすぐ実行したい」「インストールせずに動作確認したい」「本格的なアプリ開発に使える環境を探したい」と考えて、csharp editorと検索する人は少なくありません。
CSharp Editorには、ブラウザ上でコードを実行できるオンラインC#エディタから、デバッグやテスト、外部ライブラリの管理まで行える高機能IDEまで、さまざまな種類があります。目的に合わないツールを選ぶと、必要な機能が使えなかったり、設定に時間がかかったりするため注意が必要です。
この記事では、無料で使えるオンラインC#エディタと代表的なIDEを比較し、初心者、学習者、実務開発者それぞれに適した選び方を解説します。
1. CSharp Editorとは?検索ユーザーが知りたい基本を解説
1-1. CSharp EditorはC#コードを書く・実行するための編集環境
CSharp Editorとは、C#のソースコードを入力、編集するためのツールです。広い意味では、コードのコンパイル、実行、デバッグまで行える環境もCSharp Editorに含まれます。
単純なテキストエディタでもC#コードは書けますが、プログラミング向けのエディタには、予約語を色分けするシンタックスハイライトや、入力候補を表示するコード補完などの機能があります。
オンラインC#エディタでは、ブラウザ上にコードを入力して実行ボタンを押すだけで、コンパイル結果や実行結果を確認できます。パソコンへ.NET SDKやIDEをインストールする必要がないため、学習や短いコードの検証に便利です。
1-2. C#エディタ・オンラインコンパイラ・IDEの違い
C#エディタ、オンラインコンパイラ、IDEには、次のような違いがあります。
| 種類 | 主な役割 | 適した用途 |
|---|---|---|
| C#エディタ | コードの入力・編集 | コード作成、既存ファイルの修正 |
| オンラインコンパイラ | ブラウザ上でコンパイル・実行 | 学習、構文確認、短いコードの検証 |
| IDE | 編集、実行、デバッグ、テスト、プロジェクト管理 | アプリ開発、業務システム、大規模開発 |
IDEは「統合開発環境」を意味します。Visual StudioやJetBrains RiderのようなIDEには、コードエディタだけでなく、デバッガー、テスト機能、Git連携、NuGetパッケージ管理などが統合されています。
オンラインコンパイラは操作が簡単ですが、複数ファイルの管理、GUI設計、高度なデバッグなどには向いていない場合があります。
1-3. 「csharp editor」と検索する人の主な目的
csharp editorと検索する人の目的は、主に次のように分けられます。
C#コードをブラウザですぐ実行したい
無料のC#開発環境を探している
インストール不要のオンラインコンパイラを使いたい
C#学習用のシンプルなエディタを探している
Visual Studio以外のC#エディタを比較したい
作成したコードをURLで共有したい
スマートフォンやタブレットからC#を試したい
数行のサンプルコードを試すだけならオンラインC#エディタで十分です。一方、Webアプリ、デスクトップアプリ、ゲーム、業務システムなどを開発する場合は、インストール型IDEが適しています。
1-4. 初心者・学習者・実務開発者で異なる選び方
初心者は、設定項目が少なく、最初からサンプルコードが入力されているオンラインC#エディタを選ぶと学習を始めやすくなります。Programizやpaiza.ioのような、画面構成が分かりやすいサービスが候補です。
学習者は、標準入力、コード保存、共有URL、複数ファイルなど、練習内容に必要な機能を確認しましょう。.NET FiddleやOneCompilerは、コードの動作確認や共有に便利です。
実務開発者には、デバッグ、テスト、リファクタリング、NuGet、Git連携が充実したVisual Studio、Visual Studio Code、JetBrains Riderが適しています。
2. CSharp Editorを選ぶ前に確認すべき比較ポイント
2-1. 無料で使えるか
オンラインC#エディタの多くは無料で利用できますが、実行回数、保存容量、非公開プロジェクト、共同編集などに制限が設けられている場合があります。
Visual Studio Communityは、個人開発者、学生、オープンソース開発者などが一定の条件で無料利用できる高機能IDEです。組織で使用する場合はライセンス条件を確認する必要があります。JetBrains Riderも非商用利用は無料ですが、商用開発には原則として有料ライセンスが必要です。Visual Studio+2
JetBrains+2
「無料」と表示されていても、業務利用できるとは限りません。個人学習、非商用開発、商用開発のどれに該当するかを確認しましょう。
2-2. ブラウザだけでC#を実行できるか
インストール不要で使いたい場合は、ブラウザだけでコンパイルと実行が完結するCSharp Editorを選びます。
.NET Fiddle、Programiz、OneCompiler、JDoodle、paiza.io、myCompiler、Replitなどは、ブラウザ上でC#コードを実行できます。.NET SDKを自分のパソコンへインストールできない学校や共有パソコンでも使いやすい点がメリットです。replit+6
DotNet Fiddle+6
programiz.com+6
2-3. 入力・出力・標準入力に対応しているか
Console.WriteLineによる出力だけでなく、Console.ReadLineを使った標準入力に対応しているかも重要です。
OneCompilerにはSTDIN用の入力欄があり、プログラムを実行する前に値を指定できます。JDoodleはSTDIN、コマンドライン引数、対話モードなどに対応しています。myCompilerも、C#プログラムに対して単一行または複数行の標準入力を渡せます。OneCompiler+2
JDoodle+2
競技プログラミングやコンソールアプリの学習では、標準入力への対応を必ず確認しましょう。
2-4. コード補完・シンタックスハイライトが使いやすいか
短いコードであれば最低限の色分けだけでも困りませんが、コード量が増えると補完機能の差が作業効率に影響します。
Visual Studio、Visual Studio Code、Riderでは、クラス名、メソッド名、変数名などの入力候補を表示できます。Visual Studio Codeでは、C# Dev Kitを導入することで、C#編集、ソリューション管理、テストなどの機能を追加できます。Visual Studio Code+2
Visual Studio Code+2
オンラインC#エディタは、一般的にインストール型IDEほど高度なコード解析やリファクタリングには対応していません。
2-5. デバッグ機能に対応しているか
デバッグ機能を使うと、指定した行でプログラムを一時停止し、変数の値や処理の流れを確認できます。
本格的にC#を学ぶ場合は、ブレークポイント、ステップ実行、ウォッチ、例外確認に対応した環境が便利です。Visual Studioは高度なデバッグ機能を備えており、Visual Studio CodeもC#拡張機能とC# Dev Kitを利用してC#アプリケーションを実行、デバッグできます。Visual Studio+1
オンラインエディタで「Debug」と表示されていても、出力結果やエラーメッセージの表示にとどまり、IDEのようなステップ実行ができない場合があります。
2-6. .NETのバージョンやライブラリ対応範囲
同じC#コードでも、C#言語バージョン、.NETのターゲットフレームワーク、コンパイラによって実行結果が変わることがあります。
C#の既定言語バージョンは、通常、プロジェクトのターゲットフレームワークに対応して決まります。新しい構文を古いオンラインコンパイラへ貼り付けると、構文エラーになる可能性があります。Microsoft Learn+1
外部ライブラリを使用する場合は、NuGetパッケージを追加できるかも確認しましょう。インストール型IDEでは、プロジェクトファイルのPackageReferenceなどを通じて依存パッケージを管理できます。Microsoft Learn+1
2-7. コード共有・保存・チーム利用のしやすさ
質問サイトへコードを掲載したり、講師に課題を提出したりする場合は、共有URLを作成できるCSharp Editorが便利です。
.NET Fiddleは、作成したコードを実行して共有でき、質問への回答やブログへの埋め込みにも利用できます。Replitは、同じプロジェクトを複数人で編集するリアルタイム共同作業にも対応しています。DotNet Fiddle+2
Replit ドキュメント+2
ただし、共有URLが一般公開されるサービスもあります。コードを保存する前に公開範囲を確認してください。
2-8. 日本語対応・学習コンテンツの有無
英語の操作画面が苦手な場合は、日本語表示や日本語の学習コンテンツが用意されているサービスを選びましょう。
paiza.ioは日本語で利用できるオンライン実行環境です。関連サービスのpaizaラーニングにはC#講座もあり、動画と演習を組み合わせて学習できます。myCompilerも画面表示言語として日本語を選択できます。myCompiler+3
Paiza+3
paiza|学びをキャリアに。プログラミング学習から就活・転職まで+3
3. CSharp Editorおすすめ10選|無料で使えるオンラインC#エディタとIDE比較
2026年6月時点で、CSharp Editorを探している人におすすめできる10種類の開発環境を比較します。料金や無料枠、対応バージョンは変更される可能性があるため、利用前に各サービスの公式情報も確認してください。
| CSharp Editor | 種類 | 無料利用 | ブラウザ実行 | 特に適した用途 |
|---|---|---|---|---|
| Visual Studio | IDE | 条件付き無料 | 不可 | 本格的なC#開発 |
| Visual Studio Code | コードエディタ | 可能 | 基本は不可 | 軽量な開発環境 |
| JetBrains Rider | IDE | 非商用は無料 | 不可 | 業務・大規模開発 |
| .NET Fiddle | オンラインエディタ | 可能 | 可能 | コード検証・共有 |
| Programiz | オンラインコンパイラ | 可能 | 可能 | 初心者の学習 |
| OneCompiler | オンラインコンパイラ | 可能 | 可能 | 標準入力・共有 |
| JDoodle | オンラインIDE | 無料枠あり | 可能 | 手軽な実行・入力 |
| paiza.io | オンライン実行環境 | 可能 | 可能 | 日本語での学習 |
| myCompiler | オンラインIDE | 可能 | 可能 | 標準入力・保存 |
| Replit | クラウド開発環境 | 無料枠あり | 可能 | 共有・共同開発 |
3-1. Visual Studio|本格的なC#開発に最適な定番IDE
Visual Studioは、Microsoftが提供する本格的な統合開発環境です。C#と.NETを使ったコンソールアプリ、Webアプリ、デスクトップアプリ、クラウドサービスなど、幅広い開発に対応できます。
コード補完、デバッグ、単体テスト、プロファイリング、Git連携、NuGetパッケージ管理など、開発に必要な機能がまとまっています。Visual Studio Communityは、個人、学生、オープンソース開発者などが条件内で無料利用できます。Visual Studio+2
Visual Studio+2
おすすめの人
C#を基礎から本格的に学びたい人
Windowsアプリを開発したい人
ASP.NET Coreを使ったWeb開発をしたい人
デバッグやテストを重視する人
高機能である一方、インストール容量が大きく、低スペックのパソコンでは動作が重くなることがあります。
3-2. Visual Studio Code|軽量で拡張性の高いC#エディタ
Visual Studio Codeは、Windows、macOS、Linuxで利用できる軽量なコードエディタです。C# Dev Kitなどの拡張機能を追加することで、C#のコード補完、デバッグ、テスト、ソリューション管理、NuGetパッケージ管理などに対応できます。Visual Studio Code+3
Visual Studio Code+3
Visual Studio Code+3
Visual Studioより構成がシンプルで、C#以外の言語も同じエディタで扱いやすい点が特徴です。
おすすめの人
軽量なCSharp Editorを探している人
macOSやLinuxでC#を開発したい人
C#以外の言語も使用する人
必要な機能だけを拡張したい人
利用開始時には、.NET SDKやC#拡張機能のセットアップが必要です。
3-3. JetBrains Rider|プロ向けの高機能C# IDE
JetBrains Riderは、Windows、macOS、Linuxに対応したクロスプラットフォームの.NET IDEです。.NET、ASP.NET、Unityなどの開発に対応し、高度なコード解析、リファクタリング、ナビゲーション機能を備えています。JetBrains+1
学習、趣味、収益を伴わないオープンソース開発などの非商用利用では無料ライセンスを利用できます。商用開発には有料ライセンスが必要です。JetBrains+2
JetBrains+2
おすすめの人
大規模な.NETプロジェクトを扱う人
リファクタリング機能を重視する人
macOSやLinuxで高機能IDEを使いたい人
Unityや.NETの業務開発を行う人
機能が豊富なため、初心者には画面や設定項目が複雑に感じられることがあります。
3-4. .NET Fiddle|C#コードをすぐ試せるオンラインエディタ
.NET Fiddleは、C#や.NETのコードをブラウザ上で作成、実行、共有できるオンラインコンパイラです。ConsoleやMVCなどのプロジェクト形式を選び、短いコードをすぐ検証できます。DotNet Fiddle+1
作成したコードをURLで共有できるため、エラーについて質問するときや、回答用のサンプルコードを提示するときに便利です。
おすすめの人
C#の構文をすぐ確認したい人
短いサンプルコードを共有したい人
Stack Overflowなどで質問・回答する人
インストールせずに.NETを試したい人
大規模なプロジェクトやGUIアプリの開発には向いていません。
3-5. Programiz Online C# Compiler|初心者向けのシンプルなオンラインC#エディタ
Programiz Online C# Compilerは、ブラウザ上でC#コードを書いて実行できるシンプルなオンラインコンパイラです。
初期画面にはサンプルコードが表示されているため、コードを書き換えて実行ボタンを押すだけで動作を確認できます。コード共有やダークモードにも対応しています。programiz.com
おすすめの人
C#を初めて学ぶ人
複雑な設定を避けたい人
基本文法を試したい人
数行から数十行程度のコードを実行したい人
高度なプロジェクト管理や本格的なデバッグを必要としない学習用途に適しています。
3-6. OneCompiler C#|共有しやすい無料オンラインC#コンパイラ
OneCompilerは、C#コードの入力、実行、共有に対応したオンラインコンパイラです。サンプルコードが用意されており、ブラウザを開いてすぐにプログラミングを始められます。
STDIN欄へ値を入力できるため、Console.ReadLineを使ったプログラムや競技プログラミング形式の問題にも利用できます。C#環境はMono/.NETベースで提供されています。OneCompiler
おすすめの人
標準入力を使うコードを試したい人
コードをURLで共有したい人
インストール不要の実行環境を探している人
コンソールプログラムを練習したい人
ローカル環境とランタイムや言語バージョンが異なる可能性があるため、実務コードの最終確認には注意が必要です。
3-7. JDoodle C#|ブラウザで手軽に実行できるC#エディタ
JDoodleは、多数のプログラミング言語に対応するオンラインIDEです。C#コードをブラウザ上でコンパイル、実行でき、STDIN、コマンドライン引数、対話モードなど複数の入力方法に対応しています。JDoodle+1
保存したコードから共有URLを作成する機能もあり、学習者同士や講師とのコード共有に利用できます。JDoodle+1
おすすめの人
入出力を細かく試したい人
複数のプログラミング言語を学ぶ人
コードの保存や共有を行いたい人
ブラウザだけで手軽に実行したい人
機能や利用上限はプランによって異なるため、長時間の実行や高度な機能を使う場合は料金体系を確認しましょう。
3-8. paiza.io C#|日本語で使いやすいオンライン実行環境
paiza.ioは、日本語で利用できるオンラインプログラミング実行環境です。C#を含む主要なプログラミング言語に対応しており、ブラウザ上ですぐコードを実行できます。Paiza
日本語で操作できるため、英語のオンラインコンパイラに不安がある初心者にも使いやすいサービスです。paizaラーニングにはC#の学習講座も用意されています。paiza|学びをキャリアに。プログラミング学習から就活・転職まで+1
おすすめの人
日本語のCSharp Editorを使いたい人
C#の学習とコード実行を組み合わせたい人
環境構築をせずに練習したい人
プログラミング初心者
C#専用のIDEではないため、高度なC#コード解析やデスクトップアプリ開発には向いていません。
3-9. myCompiler C#|標準入力にも対応したオンラインC# IDE
myCompilerは、C#を含む多数の言語に対応したオンラインIDEです。ブラウザ上でコードを入力、実行でき、出力欄と入力欄が分かれています。
C#の標準入力に対応しており、単一行と複数行の値を渡せます。コードの保存機能があり、画面表示を日本語に切り替えられる点も特徴です。myCompiler+2
myCompiler+2
おすすめの人
標準入力を使った問題を練習したい人
日本語表示を利用したい人
コードを保存して後から確認したい人
シンプルなオンラインIDEを探している人
保存や公開に関する設定を確認し、機密性の高いコードは入力しないようにしましょう。
3-10. Replit C#|学習・共有・チーム開発に使えるオンライン環境
Replitは、ブラウザ上でC#コードの作成、コンパイル、実行、共有、デプロイまで行えるクラウド開発環境です。replit
短いコードだけでなく、複数ファイルを含むプロジェクトの管理にも使えます。リアルタイム共同編集に対応しており、友人、講師、チームメンバーと同じプロジェクトを編集できます。Replit ドキュメント+1
おすすめの人
ブラウザ上でプロジェクトを管理したい人
コードを共有して共同編集したい人
学校やチームでC#を学びたい人
パソコンへ開発環境をインストールできない人
無料枠ではリソースや共同作業機能などに制限が設定される場合があります。
4. 目的別おすすめCSharp Editorの選び方
4-1. C#初心者の学習にはオンラインC#エディタがおすすめ
C#初心者は、環境構築よりもコードを書くことに集中できるオンラインC#エディタから始めるとよいでしょう。
Programizは画面がシンプルで、最初からサンプルコードが表示されます。paiza.ioは日本語で操作でき、関連する学習コンテンツも利用できます。
変数、条件分岐、繰り返し、配列、メソッドなどの基本文法を学ぶ段階では、オンライン環境でも十分に練習できます。
4-2. インストール不要で試すならブラウザ型エディタがおすすめ
数行のC#コードを試すだけなら、.NET Fiddle、OneCompiler、JDoodle、myCompilerなどが便利です。
ブラウザ型なら、OSやパソコンの管理者権限を気にせず利用できます。ただし、インターネット接続が必要で、実行時間やメモリが制限される可能性があります。
4-3. 本格的なアプリ開発ならVisual Studioがおすすめ
Windows環境で本格的なC#アプリを開発するなら、Visual Studioが有力な選択肢です。
プロジェクト作成、コード補完、デバッグ、テスト、NuGet管理などを一つのIDEで完結できます。特にWPF、Windows Forms、ASP.NET Coreなどを扱う場合は、オンラインエディタより効率的です。
4-4. 軽量な開発環境ならVisual Studio Codeがおすすめ
Visual Studioほど大規模なIDEを必要としない場合は、Visual Studio Codeが適しています。
C# Dev Kitと.NET SDKを組み合わせれば、軽量さを保ちながら、補完、デバッグ、テスト、ソリューション管理を利用できます。C#、JavaScript、Pythonなどを一つのエディタで扱いたい人にも向いています。
4-5. 業務開発や大規模プロジェクトならRiderも候補
複数のプロジェクトを含む大規模ソリューションや、複雑なコードベースを扱う場合は、JetBrains Riderも候補になります。
コード解析、リファクタリング、クラスやメソッド間の移動が充実しており、Windows以外でも高機能な.NET IDEを利用できます。商用利用ではライセンス費用を含めて比較しましょう。
4-6. コード共有や質問用なら.NET Fiddle・OneCompilerが便利
エラーについて質問するときは、長いコードを本文へ貼り付けるより、実行可能な共有URLを作成した方が状況を伝えやすくなります。
.NET Fiddleは.NETコードの検証と共有に適しており、OneCompilerは標準入力を含むコンソールプログラムを共有しやすいCSharp Editorです。
共有時には、問題を再現できる最小限のコードへ整理し、パスワード、APIキー、個人情報などを削除してください。
4-7. 日本語で学びたい人にはpaiza.ioが使いやすい
英語のメニューやエラーメッセージに不安がある場合は、paiza.ioが使いやすい選択肢です。
日本語のオンライン実行環境と学習サービスを組み合わせられるため、C#の基本文法を学びながらコードを試せます。将来的に本格的なアプリ開発へ進む場合は、Visual StudioやVisual Studio Codeへ移行するとよいでしょう。
5. オンラインC#エディタとインストール型IDEのメリット・デメリット
5-1. オンラインC#エディタのメリット
オンラインC#エディタの最大のメリットは、環境構築が不要なことです。
ブラウザを開くだけでコードを実行できるため、C#を初めて試す人でもすぐ学習を始められます。パソコンの性能やOSに左右されにくく、学校、外出先、スマートフォンなどからアクセスできる点も便利です。
共有URLに対応したサービスなら、作成したコードを講師や他の開発者へ簡単に見せられます。
5-2. オンラインC#エディタのデメリット
オンライン環境には、実行時間、メモリ、保存容量、使用できるライブラリなどの制限があります。
インターネット接続が必要であり、サービスの障害や仕様変更の影響も受けます。また、GUIアプリ、ゲーム、データベース連携、大規模なWebアプリなどを完全に開発するのは困難です。
入力したコードが外部サーバーへ送信されるため、機密情報の取り扱いにも注意が必要です。
5-3. インストール型IDEのメリット
インストール型IDEでは、ローカルファイルや複数プロジェクトを自由に管理できます。
ブレークポイントを使ったデバッグ、単体テスト、外部ライブラリの追加、Git連携、データベース接続など、本格的な開発に必要な機能を利用できます。
ターゲットフレームワークやC#言語バージョンをプロジェクト単位で管理できるため、実際のリリース環境に近い状態で確認できます。
5-4. インストール型IDEのデメリット
IDEと.NET SDKのインストールには、時間とストレージ容量が必要です。
Visual Studioのような高機能IDEは、パソコンのメモリやCPUを多く使用することがあります。また、ワークロード、SDK、拡張機能などの選択に迷う初心者もいるでしょう。
複数の.NET SDKを使用するプロジェクトでは、バージョン管理も必要です。
5-5. 学習段階ではオンライン、本格開発ではIDEを使い分ける
CSharp Editorは、一つに絞る必要はありません。
基本文法の学習や短いコードの確認にはオンラインエディタを使い、複数ファイル、デバッグ、テスト、外部ライブラリが必要になったらIDEへ移行する方法が効率的です。
実務開発でも、メイン環境としてVisual StudioやRiderを使いながら、短いコードの検証や共有に.NET Fiddleを利用できます。
6. 無料でCSharp Editorを使うときの注意点
6-1. オンライン環境では機密情報や業務コードを貼り付けない
オンラインC#エディタへ入力したコードは、サービス提供者のサーバーで処理されます。
顧客情報、社内コード、未公開アルゴリズム、データベース接続文字列、APIキー、アクセストークンなどを貼り付けてはいけません。
エラーを再現するときは、機密部分を削除し、架空のデータへ置き換えた最小構成のコードを作成しましょう。
6-2. 実行時間・メモリ・外部ライブラリに制限がある場合がある
無料のオンラインコンパイラでは、無限ループや大量のメモリ消費を防ぐため、実行時間やメモリに上限が設定されています。
大量データの処理、長時間の計算、ファイル操作、ネットワーク通信などは制限される可能性があります。外部ライブラリを追加できても、利用可能なパッケージやバージョンが限定される場合があります。
6-3. .NETのバージョン違いで動作結果が変わることがある
オンラインCSharp Editorと自分のパソコンで、使用される.NET SDK、ランタイム、C#言語バージョンが同じとは限りません。
新しい構文が認識されない、APIが存在しない、日付や文字列の処理結果が異なるといった問題が起こる可能性があります。.NETのツールはSDKやglobal.jsonなどに基づいて使用バージョンを選択するため、ローカル開発ではプロジェクトの設定も確認しましょう。Microsoft Learn+1
6-4. 保存機能や共有URLの公開範囲を確認する
「保存」「共有」「Publish」などのボタンを押すと、コードが公開状態になる場合があります。
URLを知らない人でも閲覧できるのか、検索結果に表示されるのか、ログインユーザーだけが見られるのかを確認してください。
共有後に削除できるか、非公開プロジェクトが無料プランに含まれるかも重要です。
6-5. デバッグやGUI開発にはオンラインエディタが不向きな場合がある
オンラインC#エディタは、主にコンソール出力を使う短いプログラムに適しています。
WPFやWindows Formsの画面設計、Unityのゲーム制作、複雑なASP.NET Coreアプリのデバッグなどには、Visual StudioやRiderの方が適しています。
オンライン環境ではロジックだけを検証し、実際のアプリへの組み込みと動作確認はローカルIDEで行いましょう。
7. CSharp Editorの使い方|オンラインでC#コードを実行する基本手順
7-1. オンラインC#エディタを開く
まず、Programiz、OneCompiler、paiza.ioなどのオンラインC#エディタをブラウザで開きます。
複数の言語に対応したサービスでは、言語一覧から「C#」または「C Sharp」を選択してください。サンプルコードが表示されたら、そのまま実行して正常に動くか確認します。
7-2. サンプルコードを入力する
次のコードをエディタへ入力します。
C#using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("Hello, C#!");
}
}
このプログラムを実行すると、出力欄に次の文字列が表示されます。
Hello, C#!
オンラインエディタによっては、クラスやMainメソッドを省略したトップレベルステートメントも使用できます。
C#Console.WriteLine("Hello, C#!");
ただし、トップレベルステートメントへ対応していない古い環境ではエラーになるため、その場合は最初の形式を使いましょう。
7-3. 実行ボタンでコンパイル・実行する
コードを入力したら、「Run」「Execute」「実行」などのボタンを押します。
C#コードは最初にコンパイルされ、構文上の問題がなければプログラムが実行されます。オンラインエディタでは、コンパイルと実行が一つのボタンにまとめられていることが一般的です。
7-4. 出力結果とエラー内容を確認する
実行後は、Output、Console、結果などの欄を確認します。
期待した結果が表示されない場合は、エラーメッセージに記載された行番号と内容を確認してください。C#のコンパイルエラーには、CS1002やCS0103などのエラーコードが表示されることがあります。
最初に確認するポイントは、セミコロン、括弧、スペル、大文字と小文字です。
7-5. コードを保存・共有する
保存機能がある場合は、アカウントへログインしてコードを保存します。URL共有に対応したサービスでは、「Share」や「共有」を選択するとリンクを作成できます。
共有前に、個人情報、パスワード、APIキー、業務データが含まれていないことを確認してください。
質問のために共有するときは、エラーを再現できる範囲までコードを短くすると、回答を得やすくなります。
7-6. 標準入力が必要なコードを実行する方法
次のコードは、標準入力から名前を受け取って表示します。
C#using System;
class Program
{
static void Main()
{
string name = Console.ReadLine() ?? "";
Console.WriteLine($"こんにちは、{name}さん");
}
}
STDINまたはInput欄へ、次のように入力します。
山田
実行結果は次のようになります。
こんにちは、山田さん
複数行の入力が必要な場合は、プログラムが読み込む順番どおりに値を入力します。対話入力に対応していないサービスでは、実行前にすべての値をSTDIN欄へ記入してください。
8. CSharp Editorでよくあるエラーと対処法
8-1. コンパイルエラーが出る原因
C#のコンパイルエラーでよくある原因は、次のとおりです。
行末のセミコロンがない
{と}の数が合っていない変数名のスペルが違う
大文字と小文字を間違えている
文字列をダブルクォーテーションで囲んでいない
使用中のC#バージョンで未対応の構文を書いている
C#では、Consoleとconsoleは別の名前として扱われます。エラーが出た行だけでなく、その直前の行にも問題がないか確認しましょう。
8-2. using System; の書き忘れ
Console.WriteLineを使用しているのに、次のようなエラーが表示されることがあります。
The name 'Console' does not exist in the current context
暗黙的なusingが無効な環境では、コードの先頭へ次の行を追加します。
C#using System;
または、完全修飾名で記述します。
C#System.Console.WriteLine("Hello");
オンラインC#エディタのテンプレートを削除したときに起こりやすいエラーです。
8-3. Mainメソッドの書き方が違う
従来形式のC#コンソールアプリでは、Mainメソッドがプログラムのエントリーポイントになります。Microsoft Learn+1
基本的な書き方は次のとおりです。
C#using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("Hello");
}
}
mainのように先頭を小文字にしたり、staticを省略したりすると、エントリーポイントとして認識されない場合があります。
新しいC#ではトップレベルステートメントも利用できますが、一つのプロジェクトで使用できるトップレベルステートメントのファイルは一つです。Microsoft Learn
8-4. .NETバージョンの違いによるエラー
新しいC#構文を使用すると、古いコンパイラでエラーになることがあります。
例えば、トップレベルステートメント、レコード、コレクション式などは、対応するC#言語バージョンが必要です。オンラインエディタの設定画面にコンパイラやランタイムの選択項目がある場合は、別のバージョンを試してください。
バージョンを選択できない場合は、古い構文へ書き換えるか、Visual StudioやVisual Studio Codeで対象バージョンのプロジェクトを作成します。
8-5. 外部ライブラリが使えない場合の対処法
次のようなエラーが出る場合は、外部ライブラリが環境へ追加されていない可能性があります。
The type or namespace name '○○' could not be found
オンラインエディタにNuGetパッケージ追加機能があるか確認してください。対応していなければ、標準ライブラリだけで再現できるコードへ変更するか、Visual Studio、Visual Studio Code、Riderなどのローカル環境を使用します。
ローカルプロジェクトでは、NuGetまたはPackageReferenceを使って依存パッケージを管理できます。Microsoft Learn+1
8-6. 標準入力が反映されない場合の確認ポイント
Console.ReadLineで入力を受け取れない場合は、次の点を確認します。
まず、Output欄ではなく、STDINまたはInput欄へ値を入力してください。非対話型のオンラインエディタでは、プログラム実行後にキーボードから入力できません。
複数のConsole.ReadLineがある場合は、必要な行数だけ入力します。
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空白区切りの入力を想定したコードへ改行区切りの値を渡していないかなど、コード側の読み取り方法も確認しましょう。
9. CSharp Editorに関するよくある質問
9-1. CSharp Editorは無料で使える?
多くのオンラインC#エディタは無料で利用できます。
Visual Studio Communityも条件内で無料です。JetBrains Riderは非商用利用に無料ライセンスが提供されていますが、商用開発では有料ライセンスが必要です。
無料サービスには、実行回数、処理時間、保存容量、非公開設定などの制限が設けられることがあります。
9-2. C#をブラウザだけで実行できる?
.NET Fiddle、Programiz、OneCompiler、JDoodle、paiza.io、myCompiler、Replitなどを利用すれば、ブラウザだけでC#コードを実行できます。
基本文法の学習やアルゴリズムの確認であれば、パソコンへVisual Studioや.NET SDKをインストールする必要はありません。
9-3. 初心者におすすめのC#エディタは?
手軽さを重視するならProgramiz、日本語で学びたいならpaiza.ioがおすすめです。
長期的にC#を学び、アプリ開発へ進みたい場合は、早い段階でVisual Studioにも触れておくとよいでしょう。軽量な環境を希望する場合は、Visual Studio CodeとC# Dev Kitが候補になります。
9-4. Visual StudioとVisual Studio Codeはどちらがいい?
本格的な.NET開発やWindowsアプリ開発にはVisual Studioが適しています。インストール直後からC#開発に必要な機能をまとめて利用できます。
軽量さ、拡張性、クロスプラットフォーム対応を重視するならVisual Studio Codeが適しています。ただし、.NET SDKや拡張機能を自分で設定する必要があります。
迷った場合は、WindowsでC#を中心に開発するならVisual Studio、複数言語や複数OSを使うならVisual Studio Codeを基準に選ぶとよいでしょう。
9-5. オンラインC#エディタでゲーム開発はできる?
計算処理、キャラクターのステータス管理、当たり判定のロジックなど、一部のコードはオンラインC#エディタで検証できます。
ただし、UnityやGodotを使った本格的なゲーム開発には、ゲームエンジン、画像や音声の管理、画面表示、デバッグなどが必要です。そのため、Visual Studio、Visual Studio Code、Riderなどのローカル開発環境を使用する方が現実的です。RiderはUnityを含むゲーム開発にも対応しています。JetBrains+1
9-6. スマホやタブレットでもC#コードを書ける?
ブラウザ型のCSharp Editorであれば、スマートフォンやタブレットでもC#コードを入力、実行できます。
ただし、画面が小さい端末では、括弧や記号の入力、複数行の編集、エラー確認が難しくなります。短いコードの確認には使えますが、長時間の学習やプロジェクト開発には、物理キーボードを接続したタブレットまたはパソコンが適しています。
9-7. CSharp EditorとC# Compilerの違いは?
CSharp Editorは、C#コードを入力、編集するための画面や機能を指します。
C# Compilerは、入力されたC#コードを解析し、実行可能な形式へ変換する仕組みです。オンラインC#エディタには、エディタとコンパイラの両方が組み込まれているため、ブラウザ上でコードを書いてそのまま実行できます。
Visual StudioのようなIDEには、エディタとコンパイラに加えて、デバッガー、テスト、プロジェクト管理、パッケージ管理なども統合されています。
まとめ
CSharp Editorには、ブラウザですぐ使えるオンラインC#エディタと、本格的な開発に対応するインストール型IDEがあります。
C#初心者や短いコードを試したい人には、Programiz、OneCompiler、paiza.io、myCompilerなどが便利です。コードの検証や共有には.NET Fiddle、複数人での共同作業にはReplitが候補になります。
本格的なC#アプリ開発にはVisual Studio、軽量さと拡張性を重視するならVisual Studio Code、大規模開発やクロスプラットフォームの高機能IDEを求めるならJetBrains Riderが適しています。
最初はオンラインC#エディタで基本文法を学び、デバッグ、複数ファイル、外部ライブラリが必要になった段階でIDEへ移行すると、無理なくC#開発環境を整えられます。

