ワードプレスのサイトマップ作成方法|XML・HTMLの違いから設定・送信まで初心者向けに解説
はじめに
ワードプレスでブログやホームページを運営していると、「サイトマップを作成したほうがよい」「Googleサーチコンソールに送信したほうがよい」と聞くことがあります。
しかし、初心者の方にとっては「サイトマップとは何か」「XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違いは何か」「ワードプレスではどのプラグインを使えばよいのか」が分かりにくいものです。
サイトマップは、検索エンジンにページを見つけてもらいやすくしたり、ユーザーが目的のページに移動しやすくしたりするために役立ちます。ただし、作成すれば必ず検索順位が上がるというものではありません。正しく作成し、不要なページを含めず、Googleサーチコンソールに送信しておくことが大切です。
この記事では、ワードプレスのサイトマップについて、XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違い、作成方法、Googleサーチコンソールへの送信方法、よくあるエラーの対処法まで初心者向けに解説します。
1. ワードプレスのサイトマップとは?初心者向けに基本を解説
1-1. サイトマップはサイト内ページの一覧を伝えるための仕組み
サイトマップとは、Webサイト内にあるページの一覧をまとめたものです。ワードプレスで作成した投稿ページ、固定ページ、カテゴリー、タグページなどを整理し、検索エンジンやユーザーにサイト構造を伝える役割があります。
たとえば、ブログに100記事ある場合、検索エンジンがすべての記事をすぐに見つけられるとは限りません。内部リンクが少ないページ、公開したばかりの記事、階層が深いページなどは発見されるまで時間がかかることがあります。
そこでサイトマップを用意しておくと、「このサイトにはこのようなページがあります」と一覧で伝えられます。
1-2. ワードプレスでサイトマップが重要な理由
ワードプレスは記事を簡単に追加できる便利なCMSですが、記事数が増えるほどサイト構造が複雑になりやすい特徴があります。投稿、固定ページ、カテゴリー、タグ、著者アーカイブ、日付アーカイブなど、さまざまなページが自動生成されるためです。
サイトマップを作成しておくと、検索エンジンにインデックスしてほしいページを伝えやすくなります。WordPress 5.5以降では、標準機能としてXMLサイトマップが自動生成され、通常は「/wp-sitemap.xml」で確認できます。
ただし、標準機能だけでは細かな除外設定がしにくいため、本格的にSEO対策を行う場合はSEOプラグインを使って管理するのがおすすめです。
1-3. サイトマップを作るとSEO・ユーザー導線にどう役立つか
サイトマップには、主に2つの役割があります。
1つ目は、検索エンジンにページを発見してもらいやすくすることです。XMLサイトマップを用意すると、検索エンジンがサイト内のURLや更新情報を把握しやすくなります。Googleも、CMSで自動生成されるサイトマップやツールによる生成を方法のひとつとして案内しています。
2つ目は、ユーザーが目的のページを探しやすくすることです。HTMLサイトマップを設置すれば、訪問者がサイト内の記事一覧やカテゴリーを見ながら、読みたいページへ移動できます。
つまり、XMLサイトマップは検索エンジン向け、HTMLサイトマップはユーザー向けと考えると分かりやすいでしょう。
1-4. サイトマップが必要なサイト・不要なケース
サイトマップが特に必要なのは、次のようなサイトです。
記事数やページ数が多いサイト
新規公開したばかりのサイト
内部リンクが少ないページがあるサイト
カテゴリーやタグで多くの記事を管理しているブログ
商品ページやサービスページが多いサイト
リニューアルやURL変更を行ったサイト
一方で、数ページだけの小規模サイトで、すべてのページがトップページやメニューから簡単にたどれる場合は、サイトマップの重要度は高くありません。ただし、ワードプレスでは標準機能やプラグインで簡単に作れるため、基本的にはXMLサイトマップを用意しておくのがおすすめです。
2. XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違い
2-1. XMLサイトマップは検索エンジン向け
XMLサイトマップは、Googleなどの検索エンジンに向けて作成するサイトマップです。XMLという形式でURLの一覧を記述し、検索エンジンのクローラーがサイト内のページを把握しやすくします。
XMLサイトマップには、ページURL、最終更新日などの情報が含まれることがあります。検索エンジンがサイト内の重要ページを見つける手助けになるため、SEOの基本設定として重要です。
ワードプレスでは、標準機能やSEOプラグインを使えばXMLサイトマップを自動生成できます。
2-2. HTMLサイトマップはユーザー向け
HTMLサイトマップは、サイトを訪れたユーザーが見るためのページです。通常のWebページと同じようにブラウザで表示され、投稿一覧や固定ページ一覧、カテゴリー別の記事一覧などを確認できます。
たとえば、フッターに「サイトマップ」というリンクを設置し、そこから記事一覧ページへ移動できるようにする使い方が一般的です。
ユーザーが「どこに何の記事があるのか分からない」と感じたとき、HTMLサイトマップがあると目的のページにたどり着きやすくなります。
2-3. XMLサイトマップとHTMLサイトマップの役割・目的の違い
XMLサイトマップとHTMLサイトマップの違いを簡単にまとめると、次のようになります。
| 種類 | 主な対象 | 目的 | 表示形式 |
|---|---|---|---|
| XMLサイトマップ | 検索エンジン | クロール・インデックスの補助 | XML形式 |
| HTMLサイトマップ | ユーザー | サイト内回遊・ページ発見の補助 | 通常のWebページ |
XMLサイトマップはSEOの土台、HTMLサイトマップはユーザビリティ改善のためのページと考えるとよいでしょう。
2-4. Googleサーチコンソールに送信するのはXMLサイトマップ
Googleサーチコンソールに送信するのは、基本的にXMLサイトマップです。HTMLサイトマップを送信するのではなく、検索エンジン向けに作成されたXMLサイトマップのURLを送信します。
たとえば、ワードプレス標準のXMLサイトマップなら、次のようなURLになります。
https://example.com/wp-sitemap.xml
SEOプラグインを使っている場合は、次のようなURLになることもあります。
https://example.com/sitemap.xml
Googleは、Search Consoleのサイトマップレポートから送信する方法や、robots.txtにサイトマップURLを記載する方法を案内しています。
2-5. ワードプレスではXML・HTMLの両方を作成すべきか
基本的には、XMLサイトマップは作成しておくべきです。検索エンジンにサイト内のページを正しく伝えるために役立つからです。
HTMLサイトマップは必須ではありませんが、記事数が多いブログ、カテゴリーが多いサイト、ユーザーが過去記事を探しにくいサイトでは設置する価値があります。
初心者の場合は、まずXMLサイトマップを作成し、Googleサーチコンソールに送信します。そのうえで、記事数が増えてきたらHTMLサイトマップも設置するとよいでしょう。
3. ワードプレスでサイトマップを作成する主な方法
3-1. WordPress標準機能でXMLサイトマップを作成する方法
WordPress 5.5以降では、XMLサイトマップが標準機能として自動生成されます。特別な設定をしなくても、次のURLで確認できます。
https://example.com/wp-sitemap.xml
「example.com」の部分を自分のドメインに置き換えてアクセスしてください。サイトマップが表示されれば、WordPress標準のXMLサイトマップが有効になっています。
ただし、標準機能では「どの投稿タイプを含めるか」「タグページを除外するか」などの細かな設定はしにくいため、SEOを意識するならプラグインの利用も検討しましょう。
3-2. プラグインでXMLサイトマップを作成する方法
ワードプレスでXMLサイトマップを作る場合、SEOプラグインを使う方法が一般的です。代表的なプラグインには、All in One SEO、Yoast SEO、XML Sitemap Generator for Googleなどがあります。
プラグインを使うメリットは、サイトマップに含めるページや除外するページを管理しやすいことです。たとえば、検索結果に表示させたくないタグページや著者アーカイブを除外できます。
すでにSEOプラグインを使っている場合は、そのプラグインのサイトマップ機能を使うのが基本です。
3-3. プラグインでHTMLサイトマップを作成する方法
HTMLサイトマップは、WordPress標準機能では自動作成されません。そのため、プラグインを使って固定ページに表示する方法が簡単です。
代表的なプラグインには、Simple SitemapやAll in One SEOがあります。Simple Sitemapは、HTMLサイトマップ作成用のプラグインで、ブロックやショートコードを使って固定ページにサイトマップを表示できます。Simple SitemapはXMLサイトマップではなくHTMLサイトマップ用のプラグインです。
3-4. テーマやSEOプラグインにサイトマップ機能がある場合の注意点
ワードプレステーマやSEOプラグインの中には、サイトマップ機能を備えているものがあります。その場合は、別のサイトマッププラグインを追加する前に、現在の設定を確認しましょう。
たとえば、SEOプラグインでXMLサイトマップが有効になっているのに、別のXMLサイトマッププラグインも有効にすると、複数のサイトマップが生成されることがあります。
サイトマップURLが複数存在しても必ず問題になるわけではありませんが、管理が複雑になり、不要なページが含まれる原因になることがあります。
3-5. 複数のサイトマップ機能を同時に使わないほうがよい理由
複数のサイトマップ機能を同時に使うと、次のようなトラブルが起きやすくなります。
サイトマップURLが複数できて管理しにくい
Googleサーチコンソールにどれを送ればよいか分からなくなる
noindexページが一方のサイトマップに含まれる
プラグイン同士が競合して404エラーになる
キャッシュやリダイレクトの影響で正しく表示されない
初心者の方は、「XMLサイトマップは1つの機能で管理する」と覚えておきましょう。SEOプラグインを使っているなら、そのプラグインのサイトマップ機能に統一するのがおすすめです。
4. ワードプレスのXMLサイトマップ作成方法
4-1. WordPress標準のXMLサイトマップURLを確認する
まずは、現在のワードプレスで標準のXMLサイトマップが表示されるか確認しましょう。
ブラウザのアドレスバーに、次のURLを入力します。
https://example.com/wp-sitemap.xml
自分のサイトURLに置き換えてアクセスし、サイトマップ一覧が表示されれば正常です。
表示されない場合は、次の点を確認してください。
WordPressのバージョンが5.5以降か
「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないか
パーマリンク設定に問題がないか
キャッシュ系プラグインが影響していないか
SEOプラグイン側のサイトマップ機能で上書きされていないか
ワードプレス管理画面の「設定」→「表示設定」にある検索エンジン向けの設定も確認しておきましょう。
4-2. All in One SEOでXMLサイトマップを作成する手順
All in One SEOを使うと、XMLサイトマップを簡単に作成できます。AIOSEOの公式ドキュメントでは、XMLサイトマップはデフォルトで有効化され、クローラーがアクセスしたタイミングで動的に更新されると説明されています。
基本的な手順は次のとおりです。
ワードプレス管理画面にログインする
「プラグイン」→「新規追加」を開く
「All in One SEO」と検索する
インストールして有効化する
管理画面の「All in One SEO」→「サイトマップ」を開く
「一般的なサイトマップ」が有効になっているか確認する
「サイトマップを開く」をクリックして表示を確認する
通常、All in One SEOのXMLサイトマップURLは次のようになります。
https://example.com/sitemap.xml
サイトマップが表示されたら、Googleサーチコンソールに送信できます。
4-3. Yoast SEOでXMLサイトマップを作成する手順
Yoast SEOも、ワードプレスでよく使われるSEOプラグインです。Yoast SEOを導入すると、SEO設定とあわせてXMLサイトマップを管理できます。WordPress.orgの公式プラグインページでも、Yoast SEOはオンサイトSEO管理のための機能を備えたプラグインとして紹介されています。
基本的な手順は次のとおりです。
「プラグイン」→「新規追加」を開く
「Yoast SEO」と検索する
インストールして有効化する
管理画面の「Yoast SEO」設定を開く
サイトマップ機能が有効になっているか確認する
XMLサイトマップURLを開いて表示を確認する
Yoast SEOでは、一般的に次のようなサイトマップURLが使われます。
https://example.com/sitemap_index.xml
設定画面の表示はバージョンによって変わることがあるため、最新の管理画面で「XMLサイトマップ」または「サイトマップ」関連の項目を確認しましょう。
4-4. XML Sitemap Generator for Googleで作成する手順
XML Sitemap Generator for Googleは、XMLサイトマップ作成に特化したプラグインです。SEOプラグインを使わず、サイトマップ機能だけを追加したい場合に候補になります。
基本的な手順は次のとおりです。
「プラグイン」→「新規追加」を開く
「XML Sitemap Generator for Google」と検索する
インストールして有効化する
プラグインの設定画面を開く
投稿、固定ページ、カテゴリーなど含める項目を設定する
サイトマップURLにアクセスして表示を確認する
ただし、All in One SEOやYoast SEOなどのSEOプラグインをすでに使っている場合は、サイトマップ機能が重複しないよう注意してください。
4-5. XMLサイトマップに含めるページ・除外するページの考え方
XMLサイトマップには、検索結果に表示させたい重要なページを含めます。反対に、検索結果に表示させる必要がないページは除外します。
含めるページの例は次のとおりです。
主要な投稿記事
重要な固定ページ
サービスページ
商品ページ
カテゴリーページ
除外を検討するページの例は次のとおりです。
noindex設定にしているページ
下書き・非公開ページ
内容が薄いタグページ
重複しやすいアーカイブページ
サンクスページ
ログインページ
検索結果ページ
管理用ページ
Googleは、サイトマップには検索結果に表示したいURLを含めること、重複URLでは正規URLを選んで含めることを推奨しています。
4-6. 投稿・固定ページ・カテゴリー・タグの設定ポイント
投稿ページは、基本的にXMLサイトマップに含めます。ブログ記事やコラム記事は検索流入の対象になるためです。
固定ページも、会社概要、サービス紹介、お問い合わせ、料金ページなど、検索結果に表示させたいものは含めましょう。ただし、サンクスページや会員専用ページなどは除外します。
カテゴリーは、記事を整理する重要なページであり、内容が充実している場合はサイトマップに含めてもよいでしょう。カテゴリー説明文を入れ、関連性の高い記事がまとまっている場合はSEO上も役立ちます。
タグページは注意が必要です。タグを大量に作成していて、1つのタグに1〜2記事しかない場合、内容の薄いページが増えやすくなります。その場合はタグページをnoindexにするか、サイトマップから除外することを検討しましょう。
5. ワードプレスのHTMLサイトマップ作成方法
5-1. HTMLサイトマップを設置するメリット
HTMLサイトマップを設置するメリットは、ユーザーがサイト内のページを探しやすくなることです。
特に、記事数が多いブログでは、過去記事が埋もれやすくなります。カテゴリーや検索窓だけでは目的の記事にたどり着けないユーザーもいるため、一覧で見られるHTMLサイトマップがあると便利です。
また、HTMLサイトマップは内部リンクの整理にも役立ちます。サイト内の重要ページへリンクを集められるため、ユーザーの回遊性向上にもつながります。
5-2. Simple SitemapでHTMLサイトマップを作成する手順
Simple Sitemapを使うと、固定ページにHTMLサイトマップを簡単に表示できます。Simple Sitemapは、ブロックエディター上でサイトマップを追加・プレビューでき、ショートコードにも対応しています。
基本的な手順は次のとおりです。
「プラグイン」→「新規追加」を開く
「Simple Sitemap」と検索する
インストールして有効化する
「固定ページ」→「新規追加」を開く
ページタイトルを「サイトマップ」などにする
ブロック追加で「Simple Sitemap」を選ぶ
表示したい投稿タイプや並び順を設定する
プレビューで確認して公開する
クラシックエディターを使っている場合は、ショートコードを固定ページに貼り付けて表示できます。
[simple-sitemap]
5-3. All in One SEOでHTMLサイトマップを作成する手順
All in One SEOには、XMLサイトマップだけでなくHTMLサイトマップ機能もあります。すでにAll in One SEOを使っている場合は、別途HTMLサイトマップ用プラグインを追加しなくても作成できる場合があります。
基本的な流れは次のとおりです。
「All in One SEO」→「サイトマップ」を開く
「HTMLサイトマップ」関連の設定を開く
HTMLサイトマップを有効化する
表示方法を選ぶ
固定ページやブロック、ショートコードなどで表示する
公開ページでレイアウトを確認する
SEOプラグインを増やしすぎると管理が複雑になるため、All in One SEOを使っているなら、まずはその中のHTMLサイトマップ機能を確認しましょう。
5-4. 固定ページにHTMLサイトマップを表示する方法
HTMLサイトマップは、固定ページとして作成するのが一般的です。
おすすめの手順は次のとおりです。
「固定ページ」→「新規追加」を開く
タイトルを「サイトマップ」にする
本文にサイトマップ用ブロックまたはショートコードを挿入する
パーマリンクを「sitemap」などに設定する
プレビューで表示を確認する
問題なければ公開する
URLは次のように分かりやすくしておくとよいでしょう。
https://example.com/sitemap/
XMLサイトマップのURLと混同しないよう、HTMLサイトマップは通常のページとして表示されることを覚えておきましょう。
5-5. グローバルメニューやフッターに設置する方法
HTMLサイトマップを作成したら、ユーザーがアクセスしやすい場所にリンクを設置します。
おすすめはフッターです。多くのサイトでは、フッターに「サイトマップ」「お問い合わせ」「プライバシーポリシー」などのリンクをまとめています。
設置手順は次のとおりです。
「外観」→「メニュー」を開く
フッター用メニューを選ぶ
作成した「サイトマップ」固定ページを追加する
メニューを保存する
公開ページのフッターに表示されているか確認する
サイトの構造上、全ページから見てもらいたい場合はグローバルメニューに入れても構いません。ただし、メニューが多くなりすぎると見にくくなるため、基本はフッターがおすすめです。
5-6. ユーザーが見やすいHTMLサイトマップの作り方
HTMLサイトマップは、ただ記事を並べるだけでは使いにくくなることがあります。ユーザーが見やすいように、次の点を意識しましょう。
カテゴリーごとに整理する
重要ページを上部に配置する
投稿と固定ページを分ける
タイトルを分かりやすくする
記事数が多い場合は階層やタブで整理する
不要なタグや薄いページを表示しない
スマートフォンでも見やすいレイアウトにする
特に記事数が多いサイトでは、すべての記事を単純に一覧表示すると長くなりすぎます。カテゴリー別に分ける、主要ページだけに絞るなど、ユーザー目線で整理しましょう。
6. 作成したXMLサイトマップをGoogleサーチコンソールに送信する方法
6-1. Googleサーチコンソールにログインする
XMLサイトマップを作成したら、Googleサーチコンソールに送信します。まず、Googleサーチコンソールにログインし、対象のプロパティを選択します。
まだサイトを登録していない場合は、先に所有権確認を済ませてください。ドメインプロパティまたはURLプレフィックスのどちらでも利用できますが、初心者にはURLプレフィックスのほうが分かりやすい場合があります。
6-2. 「サイトマップ」メニューを開く
Googleサーチコンソールにログインしたら、左側メニューから「サイトマップ」を開きます。
ここでは、新しいサイトマップの追加や、過去に送信したサイトマップのステータスを確認できます。
サイトマップを送信する前に、ブラウザでXMLサイトマップURLを開き、正常に表示されるか確認しておきましょう。
6-3. XMLサイトマップのURLを入力して送信する
「新しいサイトマップの追加」という欄に、XMLサイトマップのURLを入力します。
ドメイン部分がすでに表示されている場合は、末尾だけ入力します。
ワードプレス標準機能の場合は、次のように入力します。
wp-sitemap.xml
All in One SEOなどのプラグインを使っている場合は、次のように入力します。
sitemap.xml
Yoast SEOの場合は、次のようなURLになることがあります。
sitemap_index.xml
入力後、「送信」をクリックします。
6-4. ステータスが「成功しました」になるか確認する
送信後、ステータスが「成功しました」と表示されれば、Googleがサイトマップを取得できています。
ただし、送信直後は処理中になったり、検出されたURL数がすぐに反映されなかったりすることがあります。すぐに数字が変わらなくても、しばらく時間を置いて確認しましょう。
Googleのドキュメントでも、サイトマップ送信はヒントであり、Googleが必ずダウンロードしたりクロールに使用したりすることを保証するものではないと説明されています。
6-5. サイトマップ送信後に確認すべき項目
サイトマップを送信したら、次の項目を確認しましょう。
ステータスが「成功しました」になっているか
検出されたページ数が極端に少なくないか
除外したいページが含まれていないか
noindexページが含まれていないか
404ページが含まれていないか
サイトマップURLが正しいか
インデックス登録状況に大きな問題がないか
サイトマップを送信して終わりではなく、定期的にGoogleサーチコンソールで状況を確認することが大切です。
6-6. Bing Webmaster Toolsにも送信すべきか
Googleだけでなく、Bingからの検索流入も狙う場合は、Bing Webmaster Toolsにもサイトマップを送信しておくとよいでしょう。
Bing Webmaster Toolsでは、サイトを登録して所有権を確認したあと、サイトマップメニューからXMLサイトマップを送信できます。Bing公式ヘルプでも、サイトマップ送信ボタンから送信できることが案内されています。
Googleほど流入が多くないサイトでも、Bing経由のアクセスを取りこぼしたくない場合は登録しておくのがおすすめです。
7. ワードプレスのサイトマップ設定で失敗しないための注意点
7-1. noindexページをサイトマップに含めない
noindexに設定しているページは、XMLサイトマップに含めないようにしましょう。
noindexとは、検索エンジンに「このページを検索結果に表示しないでください」と伝える設定です。それにもかかわらずサイトマップに含めてしまうと、「検索結果に出したくないページを、サイトマップでは送信している」という矛盾が起きます。
SEOプラグインによっては、noindexにしたページを自動的にサイトマップから除外してくれる場合があります。それでも、設定後は実際のサイトマップを開いて確認しておきましょう。
7-2. 非公開ページ・下書きページは含めない
非公開ページや下書きページは、通常XMLサイトマップに含める必要はありません。検索エンジンに見せるページではないためです。
ワードプレスでは、通常は公開済みページだけがサイトマップに含まれます。ただし、カスタム投稿タイプや特殊なプラグインを使っている場合は、意図しないページが出力されていないか確認しましょう。
会員限定コンテンツ、テストページ、確認用ページなども、検索結果に出したくない場合は除外します。
7-3. 重複コンテンツや不要なタグページを除外する
ワードプレスでは、タグページ、日付アーカイブ、著者アーカイブなどが自動生成されます。これらのページがすべて悪いわけではありませんが、内容が重複したり薄くなったりしやすい点に注意が必要です。
たとえば、1記事しか紐づいていないタグページが大量にあると、検索エンジンにとって価値の低いページが増える可能性があります。
次のようなページは、サイトマップから除外することを検討しましょう。
記事数が少ないタグページ
内容が重複するアーカイブページ
著者が1人だけの著者アーカイブ
検索結果ページ
ページネーションだけの価値が低いページ
XMLサイトマップには、検索結果に表示したいページだけを含めるのが基本です。
7-4. サイトマップURLが404になる場合の確認ポイント
サイトマップURLにアクセスして404エラーが出る場合は、次の点を確認してください。
サイトマップ機能が有効になっているか
プラグインを無効化していないか
サイトマップURLを間違えていないか
パーマリンク設定が壊れていないか
キャッシュが古い状態になっていないか
セキュリティプラグインでブロックしていないか
サーバー側の設定でアクセス制限していないか
まずは、ワードプレス管理画面で「設定」→「パーマリンク」を開き、何も変更せずに「変更を保存」をクリックしてみましょう。これだけでURL構造が再生成され、404が解消することがあります。
7-5. キャッシュ系プラグイン使用時の注意点
キャッシュ系プラグインを使っている場合、サイトマップが古い状態で表示されたり、正しく更新されなかったりすることがあります。
XMLサイトマップは検索エンジン向けの重要なファイルなので、キャッシュ対象から除外するのがおすすめです。
除外設定に追加する例は次のとおりです。
/sitemap.xml/sitemap_index.xml/wp-sitemap.xml
使用しているプラグインによって設定方法は異なるため、キャッシュ系プラグインの設定画面で「除外URL」「キャッシュしないURL」などの項目を確認しましょう。
7-6. サイトマップを更新したときの確認方法
新しい記事を公開したり、ページを削除したり、noindex設定を変更したりした場合は、サイトマップも確認しましょう。
確認方法は簡単です。
XMLサイトマップURLをブラウザで開く
新しい記事URLが含まれているか確認する
除外したページが消えているか確認する
Googleサーチコンソールのサイトマップ画面を確認する
必要に応じて再送信する
プラグインによっては、サイトマップが自動更新されます。ただし、キャッシュや設定の影響で反映が遅れることもあるため、重要な変更を行った後は手動で確認すると安心です。
8. サイトマップが送信できない・反映されないときの対処法
8-1. 「取得できませんでした」と表示される原因
Googleサーチコンソールで「取得できませんでした」と表示される場合、GoogleがサイトマップURLにアクセスできていない可能性があります。
主な原因は次のとおりです。
サイトマップURLが間違っている
サイトマップが404になっている
robots.txtでブロックしている
サーバーが一時的にエラーを返している
Basic認証がかかっている
セキュリティプラグインがGooglebotをブロックしている
XML形式にエラーがある
リダイレクト設定に問題がある
まずは、サイトマップURLをブラウザで開き、正常に表示されるか確認しましょう。
8-2. サイトマップURLが間違っていないか確認する
サイトマップ送信エラーで多いのが、URLの入力ミスです。
ワードプレス標準機能の場合は、基本的に次のURLです。
https://example.com/wp-sitemap.xml
All in One SEOなどでは、次のURLが使われることがあります。
https://example.com/sitemap.xml
Yoast SEOでは、次のURLが使われることがあります。
https://example.com/sitemap_index.xml
httpとhttps、wwwあり・なし、末尾のファイル名などを間違えないようにしましょう。Googleサーチコンソールに登録しているプロパティと、送信するサイトマップURLの形式が一致していることも重要です。
8-3. robots.txtでブロックされていないか確認する
robots.txtでサイトマップや重要ページをブロックしていると、検索エンジンが正しくアクセスできないことがあります。
次のURLにアクセスして確認します。
https://example.com/robots.txt
robots.txt内に、サイト全体やサイトマップをブロックする記述がないか確認しましょう。
たとえば、次のような記述には注意が必要です。
Disallow: /
これは、すべてのページへのクロールを拒否する意味になるため、公開サイトでは基本的に使いません。
また、robots.txtにサイトマップURLを記載する場合は、次のように書きます。
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml
Googleも、robots.txtにサイトマップの場所を記載する方法を案内しています。
8-4. noindex設定との矛盾を確認する
サイトマップに含まれているページがnoindexになっていると、Googleサーチコンソールで警告や除外が表示されることがあります。
確認するポイントは次のとおりです。
SEOプラグインでnoindex設定にしていないか
カテゴリーやタグをnoindexにしていないか
固定ページ単位でnoindexになっていないか
テーマ側でnoindexタグを出力していないか
会員制ページやサンクスページをサイトマップに含めていないか
noindexにするならサイトマップから除外する、サイトマップに含めるならindex可能にする、というように設定を統一しましょう。
8-5. プラグインやテーマの競合を確認する
サイトマップが表示されない場合、プラグインやテーマの競合が原因のことがあります。
確認方法は次のとおりです。
キャッシュを削除する
サイトマップ関連プラグインが複数有効になっていないか確認する
不要なサイトマップ機能を停止する
一時的にキャッシュ系・セキュリティ系プラグインを停止して確認する
テーマを標準テーマに切り替えて確認する
本番サイトで作業する場合は、バックアップを取ってから行いましょう。可能であれば、ステージング環境で検証するのがおすすめです。
8-6. 送信直後にページ数が0件でも慌てなくてよいケース
Googleサーチコンソールにサイトマップを送信した直後は、検出されたページ数が0件と表示されることがあります。これは、まだ処理が完了していないだけの場合があります。
特に新しいサイトや、初めて送信したサイトマップでは、反映まで時間がかかることがあります。
次の状態であれば、しばらく様子を見ても問題ありません。
サイトマップのステータスが「成功しました」になっている
ブラウザでサイトマップが正常に表示される
robots.txtでブロックしていない
noindex設定に矛盾がない
公開ページが存在している
数日経っても変化がない場合は、URL検査ツールやインデックス登録レポートも確認しましょう。
9. ワードプレスのサイトマップにおすすめのプラグイン
9-1. All in One SEO
All in One SEOは、ワードプレスのSEO対策をまとめて管理できる人気プラグインです。XMLサイトマップ機能があり、サイトマップに含める投稿タイプやタクソノミーを設定できます。
メリットは、SEOタイトル、メタディスクリプション、noindex設定、サイトマップ設定をまとめて管理できることです。
初心者でも使いやすく、SEO設定とサイトマップを一元管理したい方に向いています。すでにAll in One SEOを導入しているなら、XMLサイトマップも同じプラグインで管理するのがおすすめです。
9-2. Yoast SEO
Yoast SEOは、世界的に利用されているSEOプラグインのひとつです。XMLサイトマップの生成に加えて、SEO分析、可読性チェック、パンくずリストなどの機能があります。
コンテンツSEOを重視したい方や、記事ごとのSEO設定を細かく見たい方に向いています。
All in One SEOと同様、SEOプラグインとして使う場合は、別のXMLサイトマッププラグインと併用しないよう注意しましょう。
9-3. XML Sitemap Generator for Google
XML Sitemap Generator for Googleは、XMLサイトマップ作成に特化したプラグインです。SEOプラグインの多機能さは不要で、サイトマップだけを作成したい場合に候補になります。
メリットは、XMLサイトマップの生成に集中できることです。一方で、SEOタイトルやnoindexなどを管理したい場合は、別途SEOプラグインが必要になることがあります。
シンプルにサイトマップだけ作りたいサイトに向いています。
9-4. Simple Sitemap
Simple Sitemapは、HTMLサイトマップを作成するためのプラグインです。固定ページにサイトマップを表示し、ユーザーが記事やページを探しやすくできます。
ブロックエディターに対応しており、投稿や固定ページの一覧を視覚的に追加しやすいのが特徴です。公式ページでも、HTMLサイトマップ用でありXMLサイトマップ生成用ではないと説明されています。
HTMLサイトマップを設置したい場合におすすめです。
9-5. 初心者におすすめの選び方
初心者の方は、次のように選ぶと分かりやすいです。
SEO対策もまとめて行いたい:All in One SEOまたはYoast SEO
XMLサイトマップだけ作りたい:XML Sitemap Generator for Google
HTMLサイトマップを作りたい:Simple Sitemap
すでにSEOプラグインを使っている:そのプラグインのサイトマップ機能を使う
最も避けたいのは、似た機能のプラグインをいくつも入れてしまうことです。ワードプレスのサイトマップは、シンプルに管理するほどトラブルが少なくなります。
9-6. SEOプラグインをすでに使っている場合の選び方
すでにAll in One SEO、Yoast SEO、Rank MathなどのSEOプラグインを使っている場合は、まずそのプラグインにXMLサイトマップ機能があるか確認しましょう。
多くのSEOプラグインにはサイトマップ機能が含まれているため、別のXMLサイトマッププラグインを追加する必要がないケースがほとんどです。
HTMLサイトマップを作りたい場合は、SEOプラグイン内のHTMLサイトマップ機能を使うか、Simple SitemapのようなHTML専用プラグインを使うとよいでしょう。
10. ワードプレスのサイトマップに関するよくある質問
10-1. サイトマップを作るだけで検索順位は上がる?
サイトマップを作るだけで検索順位が直接上がるわけではありません。
サイトマップは、検索エンジンがページを発見しやすくするための補助的な仕組みです。検索順位を上げるには、検索意図に合ったコンテンツ、分かりやすい構成、内部リンク、ページ表示速度、スマホ対応、専門性や信頼性など、総合的な改善が必要です。
ただし、サイトマップがあることで新しい記事や更新ページを見つけてもらいやすくなるため、SEOの土台としては重要です。
10-2. XMLサイトマップとHTMLサイトマップは両方必要?
必須なのはXMLサイトマップです。検索エンジンにサイト内の重要ページを伝えるために役立ちます。
HTMLサイトマップは必須ではありませんが、記事数が多いサイトやカテゴリーが複雑なサイトでは設置する価値があります。ユーザーが目的の記事を探しやすくなり、サイト内回遊の改善にもつながります。
初心者は、まずXMLサイトマップを作成し、余裕があればHTMLサイトマップも設置しましょう。
10-3. サイトマップはいつ更新すればよい?
ワードプレスの標準機能やプラグインを使っている場合、サイトマップは基本的に自動更新されます。
新しい記事を公開したとき、記事を削除したとき、カテゴリーを変更したとき、noindex設定を変更したときなどに、自動で反映されることが一般的です。
ただし、キャッシュやプラグイン設定によって反映が遅れる場合もあります。重要なページを追加・削除したときは、実際のXMLサイトマップを開いて確認しましょう。
10-4. サイトマップに画像や動画も含めるべき?
画像や動画がSEO上重要なサイトでは、画像サイトマップや動画サイトマップも検討できます。
たとえば、写真素材サイト、ECサイト、レシピサイト、動画コンテンツを多く扱うサイトでは、画像や動画の情報を検索エンジンに伝えるメリットがあります。GoogleもXMLサイトマップは画像、動画、ニュースコンテンツなどの追加情報を提供できる形式だと説明しています。
一方、一般的なブログでは、まず通常のXMLサイトマップを正しく設定することが優先です。
10-5. サイトマップを削除・変更した場合はどうすればよい?
サイトマップURLを変更した場合は、Googleサーチコンソールで古いサイトマップを削除し、新しいサイトマップを送信しましょう。
たとえば、ワードプレス標準の「wp-sitemap.xml」から、SEOプラグインの「sitemap.xml」に切り替えた場合は、新しいURLを送信します。
また、robots.txtにサイトマップURLを記載している場合は、そちらも新しいURLに変更してください。
古いサイトマップURLが404になる場合でも、Googleがすぐに問題視するとは限りませんが、管理上は新しいURLに統一しておくのがおすすめです。
10-6. WordPress標準機能とプラグインはどちらを使うべき?
小規模サイトで細かな設定が不要なら、WordPress標準のXMLサイトマップでも問題ありません。
ただし、SEOを意識して運営するなら、プラグインで管理するほうが便利です。投稿タイプ、カテゴリー、タグ、アーカイブ、noindex設定などをまとめて調整しやすいからです。
目安としては、次のように考えるとよいでしょう。
数ページの小規模サイト:WordPress標準機能でも可
ブログやメディアサイト:SEOプラグインがおすすめ
タグやカテゴリーが多いサイト:SEOプラグインがおすすめ
SEO設定も一元管理したい:All in One SEOやYoast SEOがおすすめ
HTMLサイトマップも作りたい:HTML対応プラグインを併用
まとめ
ワードプレスのサイトマップには、検索エンジン向けのXMLサイトマップと、ユーザー向けのHTMLサイトマップがあります。
XMLサイトマップは、Googleなどの検索エンジンにサイト内の重要ページを伝えるために使います。ワードプレス標準機能でも自動生成できますが、細かく管理したい場合はAll in One SEO、Yoast SEO、XML Sitemap Generator for Googleなどのプラグインを使うのがおすすめです。
HTMLサイトマップは、ユーザーがサイト内のページを探しやすくするための一覧ページです。記事数が多いブログや、カテゴリーが複雑なサイトでは、Simple Sitemapなどを使って設置するとよいでしょう。
サイトマップを作成したら、GoogleサーチコンソールにXMLサイトマップを送信します。その後は、ステータスが「成功しました」になっているか、noindexページや不要なタグページが含まれていないか、定期的に確認しましょう。
ワードプレスのサイトマップは、一度正しく設定すれば運用の手間はそれほどかかりません。まずは自分のサイトのXMLサイトマップURLを確認し、必要に応じてプラグインで整備するところから始めてみてください。

