ワードプレス本おすすめ10選|初心者でも失敗しない選び方と目的別の学習本
はじめに
「ワードプレス 本」と検索している人の多くは、WordPressでブログやホームページを作りたいけれど、どの本を選べばよいかわからない状態ではないでしょうか。
WordPressは、個人ブログ、会社サイト、店舗サイト、ポートフォリオ、メディアサイトなど幅広い用途で使える便利なCMSです。一方で、サーバー、ドメイン、テーマ、プラグイン、ブロックエディター、SEO、セキュリティなど、最初に覚えることが多いため、完全初心者ほど「ネット記事だけでは情報が散らばっていて迷う」と感じやすいです。
そこで役立つのが、体系的に学べるワードプレス本です。最初の1冊を正しく選べば、WordPressの基本操作からサイト公開、記事作成、デザイン調整、運用までを順番に理解できます。
この記事では、初心者でも失敗しにくいワードプレス本の選び方と、おすすめの学習本10冊を目的別に紹介します。ブログを始めたい人、会社や店舗のホームページを作りたい人、Web制作や副業に活かしたい人まで、自分に合った1冊を選べるように解説します。
1. ワードプレス本を選ぶ前に知っておきたいこと
1-1. 「ワードプレス 本」で検索する人の主な悩み
「ワードプレス 本」で検索する人の悩みは、主に次のようなものです。
「WordPressを始めたいけれど、何から学べばいいかわからない」「ブログ向けとホームページ向けの本の違いがわからない」「古い本を買って失敗したくない」「プログラミングができなくても理解できる本を選びたい」「SEOやセキュリティまで学べる本がほしい」などです。
特に初心者の場合、WordPressそのものの操作よりも、サーバー契約、ドメイン取得、初期設定、テーマ選びでつまずくことが少なくありません。そのため、単に管理画面の使い方だけを説明した本よりも、サイト公開までの流れを一通り扱っている本を選ぶことが大切です。
1-2. 本で学ぶメリット・デメリット
ワードプレス本で学ぶメリットは、情報が体系的に整理されていることです。ネット検索では、サーバー設定、テーマ設定、記事作成、SEO対策などの情報が別々のページに分かれているため、初心者は全体像をつかみにくくなります。入門書なら「準備→インストール→初期設定→ページ作成→公開→運用」の順番で学べるため、迷いにくいです。
また、画面付きの本であれば、実際の操作画面を見ながら手を動かせます。途中でわからなくなったときも、ページを戻って確認しやすい点は紙の本や電子書籍ならではのメリットです。
一方で、デメリットもあります。WordPressはアップデートが続くため、古い本では管理画面やエディターの表示が現在と異なる場合があります。また、テーマやプラグインの仕様も変わるため、発売年が古い本を選ぶと、手順通りに進められないことがあります。
そのため、ワードプレス本を選ぶときは「対応バージョン」「発売日」「ブロックエディター対応」「サーバーや初期設定の解説範囲」を必ず確認しましょう。
1-3. 初心者が最初に学ぶべき内容
初心者が最初に学ぶべき内容は、デザインやカスタマイズではなく、WordPressでサイトを公開し、基本的なページや記事を作れるようになることです。
具体的には、WordPressとは何か、WordPress.orgとWordPress.comの違い、レンタルサーバーとドメインの役割、WordPressのインストール方法、管理画面の見方、テーマの設定、投稿と固定ページの違い、メニュー作成、画像挿入、プラグインの基本、パーマリンク設定、バックアップ、セキュリティの基本などです。
最初からPHPやテーマ開発に進む必要はありません。まずは、既存テーマを使ってブログやホームページを作り、記事を公開できる状態を目指しましょう。
1-4. 本だけでWordPressサイトを作れる人・作れない人
本だけでWordPressサイトを作れる人は、説明を読みながら手順通りに作業できる人、多少画面が違っても検索で補える人、完璧なデザインよりもまず公開を優先できる人です。
一方で、本だけでは難しい人もいます。たとえば、パソコン操作そのものに不安がある人、サーバーやドメインの契約で止まってしまう人、デザインを完全にオリジナルにしたい人、エラーが出たときに調べるのが苦手な人です。
ただし、これは本が役に立たないという意味ではありません。ワードプレス本で全体像をつかみ、わからない部分は公式ドキュメントや検索、動画、講座などで補うのが現実的な学び方です。
2. 初心者でも失敗しないワードプレス本の選び方
2-1. 最新のWordPress・ブロックエディターに対応しているか
ワードプレス本を選ぶうえで最も重要なのは、できるだけ新しいWordPressに対応しているかどうかです。現在のWordPressではブロックエディターを使って記事やページを作成するのが基本です。古い本の中には、旧エディターを前提にしたものもあるため、初心者が読むと画面の違いで混乱する可能性があります。
特にこれから初めて学ぶ人は、「WordPress 6.x対応」「ブロックエディター対応」「フルサイト編集対応」などの表記がある本を優先しましょう。たとえば『いちばんやさしいWordPressの教本 第7版』はWordPress 6.8対応として紹介されており、初心者が現在の環境に近い形で学びやすい1冊です。
2-2. 自分のレベルに合っているか
ワードプレス本には、完全初心者向け、初級者向け、中級者向け、制作者向けがあります。初心者がいきなりテーマ開発やPHPの本を買うと、専門用語が多くて挫折しやすくなります。
完全初心者なら、サーバー契約やインストールから説明している本を選びましょう。すでにWordPressを触ったことがある人なら、テーマカスタマイズやSEO、運用まで学べる本がおすすめです。Web制作の仕事に活かしたい人は、HTML/CSSの基礎があることを前提に、オリジナルテーマ作成やカスタム投稿タイプを扱う本を選ぶとよいでしょう。
2-3. ブログ・ホームページ・Web制作など目的に合っているか
WordPressを学ぶ目的によって、選ぶべき本は変わります。
ブログを始めたい人は、記事作成、カテゴリー、タグ、アイキャッチ画像、SEO、SNS活用などを扱う本が向いています。会社や店舗のホームページを作りたい人は、固定ページ、問い合わせフォーム、アクセスページ、メニュー、トップページ設計などを学べる本が便利です。
Web制作や副業に活かしたい人は、既存テーマの操作だけでなく、HTML/CSSの組み込み、テンプレートファイル、カスタム投稿タイプ、カスタムフィールド、セキュリティ、高速化などを扱う本を選びましょう。『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書』は、オリジナルテーマ作成や運用管理の知識まで扱うため、制作寄りの学習に向いています。
2-4. 画面付きで操作手順がわかりやすいか
初心者向けのワードプレス本では、画面付きの解説があるかどうかが重要です。文章だけで「管理画面から設定してください」と書かれていても、初めての人にはどこをクリックすればよいかわかりません。
おすすめは、実際の管理画面の画像、クリックする場所、入力例、完成イメージが掲載されている本です。特に、手順番号がついている本や、サンプルサイトを作りながら学べる本は、初心者でも進めやすいです。
2-5. サーバー・ドメイン・初期設定まで解説されているか
WordPress初心者がつまずきやすいのは、WordPressをインストールする前の準備です。レンタルサーバー、独自ドメイン、SSL、データベース、自動インストールなど、聞き慣れない言葉が多いためです。
本を選ぶときは、サーバー契約、ドメイン設定、WordPressインストール、SSL設定、初期設定まで扱っているかを確認しましょう。ここが丁寧な本なら、初めてでもサイト公開まで進みやすくなります。
2-6. SEO・セキュリティ・運用まで学べるか
WordPressサイトは、作って終わりではありません。公開後は、記事更新、SEO、バックアップ、セキュリティ対策、プラグイン更新、表示速度改善などの運用が必要です。
ブログや集客目的で始めるなら、SEOや記事の書き方まで扱う本が便利です。会社や店舗サイトなら、問い合わせ導線、スマホ対応、セキュリティ、バックアップの解説があると安心です。運用まで見据えて学びたい人は、操作方法だけでなく「公開後に何をすべきか」まで書かれている本を選びましょう。
2-7. 電子書籍・紙の本のどちらが学びやすいか
電子書籍は、検索しやすく、すぐに読めるのがメリットです。パソコンの横にタブレットを置いて学習する人には向いています。紙の本は、ページを開いたまま作業しやすく、付箋や書き込みがしやすい点がメリットです。
完全初心者には、画面を見ながら手を動かしやすい紙の本がおすすめです。一方、外出先で読みたい人、複数端末で確認したい人、キーワード検索を活用したい人はKindleなどの電子書籍が向いています。
3. ワードプレス本おすすめ10選の比較表
3-1. おすすめ本10冊の一覧比較
| 書名 | おすすめ度 | 向いている人 | 主な学習内容 |
|---|---|---|---|
| いちばんやさしいWordPressの教本 第7版 | ★★★★★ | 完全初心者、ホームページ作成初心者 | サーバー、初期設定、サイト作成、ブロック編集 |
| 1冊ですべて身につくWordPress入門講座 | ★★★★★ | 初心者〜初級者、Web制作も視野に入れる人 | WordPress基本、サイト制作、運用、セキュリティ、テーマ作成 |
| 本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版 | ★★★★☆ | 初心者、挫折経験がある人 | サイト作成、基本操作、デザイン調整 |
| 知識ゼロからはじめるWordPressの教科書 | ★★★★☆ | パソコンやWebに苦手意識がある人 | ホームページ作成、Gutenberg、画面付き操作 |
| 小さなお店&会社のWordPress超入門 改訂2版 | ★★★★☆ | 店舗・会社サイトを自作したい人 | 小規模サイト制作、テンプレート活用、ページ作成 |
| はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本 | ★★★★★ | 最新の初心者向け本を選びたい人 | ブログ・サイト設計、Cocoon、SEO、SNS活用 |
| WordPressステップアップブック | ★★★☆☆ | 基本操作を終えた中級者 | 仕組み、テンプレート、ループ、カスタム投稿タイプ |
| WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書 | ★★★★★ | Web制作・副業を目指す人 | オリジナルテーマ、カスタム投稿、SEO、管理、高速化 |
| WordPressデザインレシピ集 | ★★★★☆ | カスタマイズで困りごとを解決したい人 | テーマ作成、投稿・固定ページ、カスタム投稿、実用レシピ |
| WordPressユーザーのためのPHP入門 第4版 | ★★★★★ | PHPやテーマ開発を学びたい人 | PHP基礎、テンプレートタグ、ループ、フック、テーマ制作 |
3-2. 初心者向け・中級者向け・目的別の早見表
| 目的 | 選ぶべき本 |
|---|---|
| 完全初心者が最初に読む | いちばんやさしいWordPressの教本 第7版 |
| ブログを始める | はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本 |
| 会社・店舗サイトを作る | 小さなお店&会社のWordPress超入門 |
| 1冊で広く学ぶ | 1冊ですべて身につくWordPress入門講座 |
| 挫折しにくい本を選ぶ | 本当によくわかるWordPressの教科書 |
| 仕組みを理解する | WordPressステップアップブック |
| Web制作に活かす | WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書 |
| カスタマイズの引き出しを増やす | WordPressデザインレシピ集 |
| PHPを学ぶ | WordPressユーザーのためのPHP入門 |
3-3. 価格・ページ数・対応バージョンの比較
| 書名 | 定価目安 | ページ数 | 発売年・対応目安 |
|---|---|---|---|
| いちばんやさしいWordPressの教本 第7版 | 1,980円 | 312ページ | 2025年、WordPress 6.8対応 |
| 1冊ですべて身につくWordPress入門講座 | 2,200円 | 344ページ | 2022年発売 |
| 本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版 | 1,738円 | 販売ページで確認 | 2019年発売 |
| 知識ゼロからはじめるWordPressの教科書 | 1,518円 | 240ページ | 2020年、WordPress 5.x+Gutenberg対応 |
| 小さなお店&会社のWordPress超入門 改訂2版 | 2,178円 | 240ページ | 2019年発売 |
| はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本 | 2,640円 | 432ページ | 2026年発売 |
| WordPressステップアップブック | 3,080円 | 320ページ | 2013年発売 |
| WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書 改訂第3版 | 3,300円 | 400ページ | 2023年、WordPress 6.x対応 |
| WordPressデザインレシピ集 | 3,058円 | 672ページ | 2019年、WordPress 5.x対応 |
| WordPressユーザーのためのPHP入門 第4版 | 2,750円 | 272ページ | 2024年発売 |
価格や在庫、電子書籍版の有無は変動する場合があります。購入前には、出版社ページや販売ページで最新情報を確認しましょう。
3-4. 迷ったときに選ぶべき定番の1冊
迷ったときにまず選びたい定番の1冊は、『いちばんやさしいWordPressの教本 第7版』です。サーバーのレンタル方法、WordPressのインストール、初期設定など、初心者がつまずきやすい最初のステップを丁寧に扱っているため、これからワードプレス本を初めて買う人に向いています。
ただし、ブログ運営を重視するなら『はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本』、Web制作スキルまで伸ばしたいなら『1冊ですべて身につくWordPress入門講座』や『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書』も候補になります。
4. ワードプレス本おすすめ10選
4-1. いちばんやさしいWordPressの教本
『いちばんやさしいWordPressの教本』は、ワードプレス本の定番として選びやすい入門書です。第7版はWordPress 6.8対応として紹介されており、現在のWordPress環境に近い内容で学べるのが強みです。
この本の魅力は、初心者が最初につまずきやすいサーバー、インストール、初期設定、サイト作成の流れを順番に学べることです。HTMLやCSSの知識がなくても、画面を見ながら本格的なWebサイト作成を進められる構成になっています。
おすすめなのは、個人ブログよりも「まずは見栄えのするホームページを作りたい」という人です。会社サイト、個人事業主のサイト、サービス紹介サイトなどを作りたい初心者に向いています。
4-2. 1冊ですべて身につくWordPress入門講座
『1冊ですべて身につくWordPress入門講座』は、WordPressの基本からサイト運営、セキュリティ、オリジナルテーマ作りまで幅広く学べる本です。SBクリエイティブのページでは、Webサイト制作の最初の知識、WordPressの基本、運営に必要な知識、セキュリティ、オリジナルテーマ作りまで扱う内容として紹介されています。
単なる操作マニュアルではなく、Webサイトを作るための考え方も学びやすい点が特徴です。これからWordPressを学びたい初心者だけでなく、将来的にWeb制作や副業にも活かしたい人に向いています。
最初の1冊としても使えますが、内容の幅が広いため、完全初心者は焦らず順番に進めることが大切です。ブログ、ホームページ、制作スキルをバランスよく学びたい人におすすめです。
4-3. 本当によくわかるWordPressの教科書
『本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版』は、「はじめての人も、挫折した人も、本格サイトが作れる」というコンセプトの入門書です。SBクリエイティブの販売情報では、2019年発売の改訂2版として掲載されています。
この本は、WordPressに苦手意識がある人や、過去に一度挫折した人に向いています。専門用語をできるだけ噛み砕いて理解したい人、まずはサイト完成までの流れをつかみたい人におすすめです。
ただし、発売年は比較的新しい本と比べると古めです。購入する場合は、現在のWordPressの画面と多少違う可能性があることを理解したうえで選ぶとよいでしょう。
4-4. 知識ゼロからはじめるWordPressの教科書
『知識ゼロからはじめるWordPressの教科書』は、Webの知識がほとんどない人に向けた超入門書です。ソシムの公式ページでは、WordPress 5.x+Gutenberg対応、画面付きで操作手順をわかりやすく解説している本として紹介されています。
特徴は、ストーリー仕立てで学べる点です。専門書のような堅い説明が苦手な人でも、会話形式や具体例を通して理解しやすい構成になっています。
おすすめなのは、パソコンやWeb制作に苦手意識がある人です。逆に、最新のWordPress 6.x環境で学びたい人や、テーマ開発まで進みたい人には物足りない可能性があります。
4-5. 小さなお店&会社のWordPress超入門
『小さなお店&会社のWordPress超入門 改訂2版』は、店舗や会社のホームページを自分で作りたい人に向いたワードプレス本です。技術評論社の販売ページでは、パソコンに詳しくない人や専門知識がない人でも、本書オリジナルのテンプレートを使ってホームページを作れる内容として紹介されています。
ブログよりも、店舗案内、サービス紹介、会社概要、問い合わせページ、アクセス情報などを掲載するホームページ作成に向いています。飲食店、美容室、整体院、士業、個人事業主、小規模企業などにおすすめです。
注意点として、発売は2019年です。現在のWordPress画面と異なる部分がある可能性があるため、購入前に改訂版や類似の新しい本と比較すると安心です。
4-6. はじめてのワードプレスでブログ・サイトを作る本
『はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本』は、2026年発売の新しい初心者向け本です。秀和システム新社の公式ページでは、専門用語を最小限に抑え、サイトやブログを立ち上げるための5つのステップ、ブロックエディター、無料テーマCocoon、SEO、SNS活用まで扱う本として紹介されています。
この本は、ブログを始めたい人に特に向いています。記事の書き方、読まれるコンテンツ作り、SNSとの連携など、公開後の運用にも触れられているため、「サイトを作ったけれど見てもらえない」という悩みを避けやすいです。
WordPressの使い方だけでなく、ブログやサイトを育てる考え方まで学びたい人におすすめです。
4-7. WordPressステップアップブック
『WordPressステップアップブック』は、初心者向けというより、WordPressの仕組みをもう一段深く理解したい人向けの本です。ソシムの公式ページでは、WordPressの仕組みと動作を理解し、テンプレートを核とした構築技法を学べる本として紹介されています。
ループ、テンプレート、カスタム投稿タイプ、コンテンツ管理など、WordPress内部の考え方を学びたい人に向いています。すでに投稿や固定ページの作成はできるけれど、「なぜこのように表示されるのか」がわからない人に役立ちます。
ただし、発売年は古いため、最新のブロックテーマやフルサイト編集を学びたい場合は、別の新しい本や公式情報で補う必要があります。
4-8. WordPress仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書
『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書[WordPress 6.x対応版]』は、Web制作や副業に活かしたい人向けの実践的な本です。技術評論社の公式ページでは、HTML/CSSで作られた静的サイトをWordPressに組み込み、オリジナルテーマを作成する手順、カスタム投稿タイプ、カスタムフィールド、SEO、セキュリティ、高速化などを扱う本として紹介されています。
この本は、単にWordPressを使うだけでなく、クライアントワークで必要になる制作・運用スキルを身につけたい人に向いています。HTML/CSSの基礎を学んだあとに読むと、WordPress案件に必要な知識を体系的に理解できます。
完全初心者が最初に読むには少し難しいですが、Web制作者を目指すなら非常に有力な1冊です。
4-9. WordPressデザインレシピ集
『WordPressデザインレシピ集』は、WordPressのカスタマイズで「こういうときはどうすればいい?」を調べるための実用書です。技術評論社の公式ページでは、テーマカスタマイズ、テーマ作成、投稿ページ、固定ページ、一覧ページ、ヘッダー、フッター、カスタム投稿タイプ、カスタムフィールドなどを目的別に整理したレシピ集として紹介されています。
672ページとボリュームがあり、最初から順番に読むというより、困ったときに辞書のように使うタイプの本です。WordPressの入門レベルを卒業し、自分でカスタマイズしたい人に向いています。
WordPress 5.x対応の本なので、最新環境では画面や仕様が異なる部分があるかもしれません。それでも、テーマ制作やカスタマイズの考え方を学ぶうえでは役立ちます。
4-10. WordPressユーザーのためのPHP入門
『WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第4版]』は、WordPressのテーマカスタマイズやテーマ開発に進みたい人におすすめの本です。MdNの公式ページでは、PHPの基本文法から、テンプレートタグ、ループ、テンプレート階層、フックなどWordPress特有の仕組みまで扱う入門書として紹介されています。
WordPressを使っていると、「この表示を少し変えたい」「テーマファイルを編集したい」「functions.phpの意味を理解したい」という場面が出てきます。そのときにPHPの知識があると、できることが大きく広がります。
完全初心者の最初の1冊ではありませんが、HTML/CSSをある程度理解し、WordPressを本格的にカスタマイズしたい人には非常におすすめです。
5. 目的別に選ぶワードプレス学習本
5-1. 完全初心者が最初に読むべき本
完全初心者が最初に読むなら、『いちばんやさしいWordPressの教本 第7版』がおすすめです。サーバーの準備からサイト作成まで、初心者がつまずきやすい部分を丁寧に学べます。
パソコン操作やWeb用語に強い不安がある人は、『知識ゼロからはじめるWordPressの教科書』も候補になります。ストーリー仕立てで読みやすく、難しい専門書が苦手な人でも入りやすいです。
5-2. ブログを始めたい人におすすめの本
ブログを始めたい人には、『はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本』がおすすめです。WordPressの操作だけでなく、読まれる記事の考え方、SEO、SNS活用まで扱っているため、ブログ運営に直結しやすい内容です。
アフィリエイトや個人ブログを始めたい場合も、まずは記事作成と運用の基本を学ぶことが大切です。デザインよりも、記事を書き続けられる環境を作ることを優先しましょう。
5-3. 会社・店舗のホームページを作りたい人におすすめの本
会社や店舗のホームページを作りたい人には、『小さなお店&会社のWordPress超入門』が向いています。小規模サイト作成を前提にしているため、店舗情報、サービス紹介、問い合わせページなどを作りたい人に合っています。
より新しい環境で学びたい場合は、『いちばんやさしいWordPressの教本 第7版』や『はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本』も候補に入れるとよいでしょう。
5-4. WordPressテーマをカスタマイズしたい人におすすめの本
テーマをカスタマイズしたい人には、『WordPressデザインレシピ集』と『WordPressユーザーのためのPHP入門』がおすすめです。
見た目や表示を調整したい場合は、まずレシピ集で具体的な実装パターンを学ぶと便利です。コードの意味まで理解したい場合は、PHP入門でWordPress特有のテンプレートタグやループを学ぶと、応用が効くようになります。
5-5. Web制作・副業に活かしたい人におすすめの本
Web制作や副業に活かしたい人には、『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書』がおすすめです。オリジナルテーマ、カスタム投稿タイプ、カスタムフィールド、管理画面のカスタマイズ、SEO、セキュリティ、高速化など、案件で必要になりやすい内容を幅広く学べます。
ただし、HTML/CSSの基礎がないと難しく感じる可能性があります。WordPressの前に、HTML/CSSの入門書を1冊学んでおくと理解しやすくなります。
5-6. SEOや集客まで学びたい人におすすめの本
SEOや集客まで学びたい人には、『はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本』が向いています。SEOやSNS活用、読まれるコンテンツ作りまで扱っているため、単にサイトを作るだけでなく、見てもらうための運用も学べます。
制作寄りのSEOやサイト運用を学びたい場合は、『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書』も候補になります。サイト構造、表示速度、セキュリティなど、技術面からの運用改善を学びたい人に向いています。
5-7. PHPやテーマ開発まで学びたい人におすすめの本
PHPやテーマ開発まで学びたい人には、『WordPressユーザーのためのPHP入門 第4版』がおすすめです。PHPの基本からWordPressのテンプレート構造まで、テーマ制作に必要な知識を段階的に学べます。
さらに実務レベルに近づけたい場合は、『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書』と組み合わせると効果的です。PHPの基礎を理解しながら、実際のサイト制作でどう使うかを学べます。
6. ワードプレス本で効率よく学ぶ進め方
6-1. まずは1冊に絞って手を動かしながら学ぶ
ワードプレス本を買うときにやりがちな失敗は、最初から何冊も買ってしまうことです。初心者のうちは、本ごとに使っているテーマやサーバー、説明順序が違うだけで混乱します。
まずは1冊に絞り、最初から最後まで手を動かしながら進めましょう。読むだけではWordPressは身につきません。実際に管理画面を開き、投稿を作り、固定ページを作り、メニューを設定することで理解が深まります。
6-2. サーバーとドメインを準備して実際にサイトを作る
効率よく学ぶには、実際にサーバーとドメインを準備して、自分のサイトを作るのが一番です。ローカル環境やデモ環境でも学習はできますが、初心者は公開までの流れを体験したほうが理解しやすいです。
最初から完璧なサイトを目指す必要はありません。練習用のブログや自己紹介サイトでよいので、WordPressをインストールし、記事を1本公開するところまで進めましょう。
6-3. わからない箇所は公式情報や検索で補う
本の画面と自分のWordPress画面が違うことはよくあります。これは、WordPress本が間違っているというより、WordPressやテーマ、プラグインがアップデートされているためです。
わからない箇所が出たら、本だけで悩まず、WordPress公式ドキュメント、テーマの公式サイト、プラグインのサポートページ、検索記事などで補いましょう。WordPress.orgは、WordPressをオープンソースのパブリッシングプラットフォームとして提供しており、テーマやプラグイン、ドキュメントなどの情報も確認できます。
6-4. 学んだ内容をブログ記事や固定ページで実践する
学習した内容は、すぐに自分のサイトで試しましょう。たとえば、投稿と固定ページの違いを学んだら、ブログ記事とプロフィールページを作ってみます。メニューを学んだら、トップページ、プロフィール、お問い合わせをメニューに追加してみます。
SEOを学んだら、記事タイトル、見出し、メタディスクリプション、内部リンクを意識して1記事書いてみましょう。セキュリティを学んだら、不要なプラグインの削除、更新、バックアップ設定を実践します。
6-5. 2冊目は目的に合わせて選ぶ
1冊目で基本を学んだら、2冊目は目的に合わせて選びましょう。
ブログを伸ばしたいならSEOやライティング寄りの本、会社サイトを改善したいならデザインや導線設計の本、Web制作を目指すならテーマ開発やPHPの本がおすすめです。
ワードプレス本は、たくさん読むよりも「今の目的に合った本を1冊ずつ使い切る」ほうが効果的です。
7. ワードプレス本を買う前によくある疑問
7-1. WordPressは本だけで独学できる?
WordPressは本だけでも独学できます。特に、ブログや小規模なホームページを作る程度であれば、初心者向けの入門書を見ながら十分に学べます。
ただし、エラー対応、デザインの細かい調整、テーマ開発、表示速度改善、セキュリティ対策などは、本だけでは解決できない場面もあります。その場合は、公式情報や検索、動画、講座、専門家への相談を組み合わせるとよいでしょう。
7-2. 古いWordPress本を買っても大丈夫?
古いワードプレス本は、内容によっては今でも役立ちます。特に、WordPressの基本概念、投稿と固定ページ、テーマの考え方、PHPの基礎などは大きく変わらない部分もあります。
しかし、初心者が最初に買うなら、できるだけ新しい本がおすすめです。管理画面やブロックエディターの操作は変化しやすいため、古い本だと画面が違って迷う可能性があります。目安として、最初の1冊はWordPress 6.x対応やブロックエディター対応の本を選ぶと安心です。
7-3. 無料ブログ経験者でも入門書は必要?
無料ブログの経験がある人でも、WordPressの入門書は役立ちます。無料ブログでは、サーバー管理、ドメイン設定、テーマ、プラグイン、バックアップ、セキュリティなどを自分で意識する場面が少ないからです。
記事を書く経験がある人は、投稿作成には慣れやすいですが、WordPressではサイト全体の設計や管理も必要になります。そのため、無料ブログ経験者でも、WordPressの全体像を学べる入門書を1冊読んでおくとスムーズです。
7-4. プログラミング知識がなくても学べる?
プログラミング知識がなくても、WordPressは学べます。既存テーマを使えば、HTML、CSS、PHPを深く知らなくてもブログやホームページを作れます。
ただし、細かいデザイン変更やオリジナルテーマ作成をしたい場合は、HTML、CSS、PHPの知識が必要になります。まずはノーコードに近い形でWordPressを使い、必要になった段階でHTML/CSSやPHPを学ぶ流れがおすすめです。
7-5. SEO対策まで本で学べる?
SEO対策も、基本であればワードプレス本で学べます。たとえば、タイトル、見出し、パーマリンク、カテゴリー設計、内部リンク、表示速度、モバイル対応、SEOプラグインの基本設定などです。
ただし、SEOは検索エンジンの変化や競合状況によって変わるため、本だけで完結するものではありません。WordPress本で基本を学び、実際に記事を書きながら、検索結果やアクセス解析を見て改善していくことが大切です。
7-6. Kindle版と紙の本はどちらがおすすめ?
初心者には紙の本がおすすめです。パソコンでWordPressを操作しながら、横に本を開いて確認できるためです。書き込みや付箋を使いやすい点もメリットです。
一方、Kindle版は検索性が高く、持ち運びやすいのが魅力です。タブレットや大きめのモニターで読める人には便利です。コードを扱う本や辞書的に使う本は、電子書籍の検索機能が役立つこともあります。
迷った場合は、完全初心者の1冊目は紙の本、2冊目以降のリファレンス本は電子書籍という選び方もおすすめです。
まとめ
ワードプレス本を選ぶときは、まず自分の目的を明確にすることが大切です。完全初心者なら、サーバーや初期設定から丁寧に解説された本を選びましょう。ブログを始めたい人は、記事作成やSEO、SNS活用まで学べる本が向いています。会社や店舗サイトを作りたい人は、固定ページや問い合わせページ、トップページ設計に強い本がおすすめです。Web制作や副業に活かしたい人は、オリジナルテーマ作成、カスタム投稿タイプ、PHP、セキュリティ、運用まで扱う本を選びましょう。
迷ったときは、まず『いちばんやさしいWordPressの教本 第7版』のような新しい定番入門書から始めるのがおすすめです。ブログ運営まで意識するなら『はじめてのワードプレスでブログ・サイトをつくる本』、Web制作を目指すなら『WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書』や『WordPressユーザーのためのPHP入門』が候補になります。
ワードプレス本は、読むだけではなく、実際に手を動かすことで効果を発揮します。まずは1冊に絞り、サーバーとドメインを用意し、投稿や固定ページを作りながら学びましょう。自分の目的に合った本を選べば、WordPressは独学でも十分に身につけられます。

